信濃路

「手前勝手世界食物語、第319」
「信濃路」
松本に行く。「蕎麦処 浅田」がお目当てだったが、また休みだった。がっかり。3度来て2度休みとは少し休み過ぎではなかろうか?仕方なく「みよ田」という初めての蕎麦屋に入った。「とうじそば」というのがあり、これの「シンプル」というのを食べた。まずは鍋に野菜が入っていて、これに蕎麦をしゃぶしゃぶの要領で温め、出汁、具材と共に食べる暖かい蕎麦が「とうじそば」だ。次がこの鍋に蕎麦の実を入れて「雑炊」風にして玉子を割り込んで食べる。最後は「セイロ蕎麦」で締めとなる。余り美味くなかった。やはり駄目だ。「信州に美味い蕎麦なし」かな?
松本駅で特急「あずさ」に乗らずに長野行きの「特急しなの」に乗り長野から新幹線で帰京した。途中「姥捨」という駅を通過したが、そこからの「信濃盆地」の景色は素晴らしいものだった。周囲を山々に囲まれた盆地の真ん中を信濃川が流れ、のんびりとした中に赤く色付いた「柿」の実が沢山なっているのが印象的だった。鳥たちのために残された柿。田舎の雰囲気でした。長野新幹線が関東平野に出ると広大な平野が広がっている。一際高い建物は「群馬県庁舎」だ。こんな田舎になんであんなものを建てたのだろうか?
以上、勢古口が東京からお送りしました。

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