「手前勝手世界食物語、第323」
「オレゴンのステーキ」
本当に久し振り、多分3年振り位だろう。この10年間には20回以上行った店だったが、最近は足が遠のいていた。場所は汐留の高層ビル群、汐留シティーセンタービルの42階、非常に眺めのいい場所だ。東京の街が眼下に見える。ところが余りに久し振りなのでメニューが全く違っていた。魚介類を頼もうと思ってきたが、全くなかった。牡蠣もなかった。魚もなかった。仕方なく「アンガス・ビーフ」を食べることにした。この店、正式店名は「オレゴン・バー&グリル」という。米国オレゴン州産の肉やワインが中心なのだ。「US サーロイン」は14オンスで9100円だった。1オンスは約30gだから14x30=420g。結構いい値段だ。和牛だとこれの1.5倍はする。勿論和牛もあるが、USビーフで問題ない。殆ど赤身のアンガスはアメリカ人が大好きな肉種だ。ミディアムレアで焼いてもらったが、柔らかいとはいえない歯応えが赤身肉を感じさせる。アメリカ人はこういった歯応えが好きなのだ。和牛の柔らかさはないが、牛を食べたという感触を充分に味合えるのが逆に嬉しい。サイドメニューとしては「マシュルームのニンニク和え」を食べた。これも美味しい。値段は高いが美味しいものはやはり美味しい。米国産ビーフステーキを堪能しました。
以上、寒い東京から勢古口がお送りしました。