「夕暮れ時」

「夕暮れ時」
夕日も沈み、薄暗くなってきた豊洲での一刻、「ラインボーブリッジ」も美しく観えた。昔はこの時期は日が短いので「短日」といっていた。因みに夏は「長日」という。江戸時代の時刻は夏と冬でその長さが違ったことはご存知だと思うが、夏の「明け六つ」から「暮れ六つ」までの「六刻」と冬のそれとは当然長さが違うが、一刻は一刻として鐘を鳴らしたから、実質的に夏は昼が長いから、夏の一刻は冬の一刻より長いということになっていた。「日の出から日の入り」までが昼間であり、「明け六つ」から「暮れ六つ」までのことだった。のんびりした時間感覚でした。多分夏の日の出から日の入りまでは実質13時間以上だろうし、冬は10時間強だろうから、それを六等分したら当然一刻の長さは違ってくる。でも江戸時代はお構いなしに一刻の長さが違ってもいいようなのんびりとした生活をしていたということだ。待ち合わせ時間などあってもないが如くで、まあ携帯電話もないから、せかされるような生活をしていなかったといういい時代でした。

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