「ブルーモスク」

第7日目(1月27日、月曜日)
「ブルーモスク」
朝からイスタンブールは凍えていた。風も強く、気温零度。頭が痛くなる位の気候だ。それでも最終日の観光に向かう。「ブルーモスク」とはヨーロッパ人が言っている名前で、内部の美しいブルーのタイルから名付けられているらしい。1617年に10年の歳月掛けて造れた世界で4番目に大きい、ドーム状のモスクだ。非常に大きな建物だ。当時のトルコ帝国の力が如何にあったかが分かるというものだし、アラブ世界の数学が如何に高かったかということでもある。そこでイスラム教のお話しをしよう。まず5つの戒めがあるという。一つ目、一日5回の礼拝。二つ目、年に一度のラマダン。三つ目、収入の2.5%を喜捨する。四つ目、豚肉を食わないのとお酒を飲まない。五つ目、一生の間に一度メッカを巡礼すること。といった具合だという。トルコは違うが他のイスラムの国では一夫多妻(妻は4人まで)だが、新しい妻を得るためには前妻たちの了解が必要だという。また離婚も簡単に出来るらしい。人には3つの平等があるという。神の元では全ての人が平等であり、モスクの中では全ての人が平等であり、死して墓に入れば全ての人が平等であるというのだ。これがイスラムの教えだ。ガイドのフセインさんは盛んにコーランを読めといっていた。まあ、私の乏しい知識によれば、旧約聖書はユダヤ教、新約聖書はキリスト教、そして最後がコーランのイスラム教だが、それぞれ沢山の預言者がいたが、最後の最高の預言者が「モハメッド」だという考えがイスラムの基本だ。モーゼもキリストもモハメッドの前には足下にも及ばないという。そんなイスラムの国だが、トルコは比較的緩やかな宗教生活をおくっている。2011年の東日本大震災の時にはトルコ全国で8万か所の募金箱が設定され、支援を募ったという。親日的な国、トルコを我々も応援しよう。朝、革製品屋に行き、「シルクレザー」という実に軽くて光沢がある「子羊の皮」でできたブルゾンを買ってしまった。今夏の旅では大枚を使った。さて、今回で二度目のトルコの旅だが、旅行会社は前回はH社だった。今回はいつも使っているCT社だったが、サービス度合いが違って、断然今回のほうがよかった。ホテルも殆どが5つ星だし、バスも34座席しかないゆったり豪華バスだった。観光地での案内もまた買い物も親切丁寧に案内してくれ満足だった。最後空港で免税措置があるのだが、ここの役人の態度に腹を立てた私でした。それでも無事にトルコ航空機に搭乗しました。今、機内でこれを作成しています。無事に成田に着いたなら、早々にアップデートします。いつもご愛読ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。