「千枚田」

「千枚田」
旅行続きだが、喜多方から戻った翌日、またまた旅に出た。早朝の東京駅からほぼ満席状態の上越新幹線で「越後湯沢」経由「金沢」に向う。「トンネルを越えると雪国だった」の言葉通り、乾燥した関東平野を抜けて、トンネルの先は一面の雪だった。富山県の日本海沿岸に沿って列車は走る。右に左に「北陸新幹線」の高架橋が見える。土木工事はもう殆ど完成しているようだ。来年3月には金沢まで完成する新幹線。これによって北陸三県はどう変わるのか?東京からだと飛行機では「富山空港」「能登空港」「小松空港」があり、1時間も掛からない。だが新幹線だと東京―金沢間は2時間半程度なのだろうか?そうなると新幹線の需要も多少は期待できるが、果たしてどれだけの人が移動するのだろうか?まあ余計な心配はしないでおこう。同行した「3S会」のS氏の希望もあり、金沢では500円バス乗り放題切符で「兼六園」「武家屋敷跡」「近江町市場」を廻る。兼六園は小雨が降っていたが、「雪吊り」で枝が荒縄によって吊るされている風情を鑑賞。武家屋敷跡では土塀に掛けられた「筵(むしろ)」に驚かされた。土塀は「土」と「藁」を混ぜて塗り込めてある。従って雨や雪で水が土の壁に滲み込み、それが凍ると土壁が破壊されてしまうという。それを防ぐために「藁でできた筵」を吊るすことで、水を筵が吸収して土塀の破壊を防ぐのだという。驚きだったが、実に大した知恵だった。金沢から列車で和倉温泉へ、更にバスに乗り換えて「輪島温泉」に着いた。「輪島温泉駅」という地名にはなっていたが、線路は既に廃線となっていて、今はバスターミナルになっていた。ここからバスに乗って「千枚田」を観に行く。「白米(しらこめ)」というところの海岸に、急な傾斜地があり、地滑り対策として「千枚田」を造ったという。一時は放棄されていたが、地元の農業高校生たちの活動もあり、田んぼとして復活したという。実際に耕作されている田は1000枚以上あるという。「千枚田」は所謂「段々畑」のような状態の小さな田んぼの連なりだ。ここが夜になると「LEDライト」が田んぼの畝に沿って点灯され美しい姿が現れるという。待つ事30分、漸く点灯されました。最初は薄い赤、次が濃い赤、そして最後は黄色に色が変化した。あるはあるは、沢山の田んぼが見事に描き出されていた。これは感動ものだ。雨と風が強かったが、観光バス2台を含めてかなりの数の観光客が来ていた。私もヅブ濡れになってこの不思議な光景を見詰めた。ここは日本で最初の「世界農業遺産」に指定されたという。帰りのバスも満席でした。観る価値ありの千枚田でした。

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