「お薦めの蟹料理」

「手前勝手世界食物語、第332」
「お薦めの蟹料理」
初日の夕食はマリーナベイに面した「ノーサインボード」というレストランだったが、最近お酒を飲んでいないので、料理だけ頼む。飲み物は暖かい「中国茶」だ。頼んだのは「CRAB」、所謂「蟹」だが、小振りだと言っても甲羅の大きさは20cmx15cm、足の長さは15?20cmもある。これを豪快に手掴みで、歯で甲羅をばりばりと噛み砕いて、蟹の身を食べる。上品にするならば、器具を使って甲羅を割る。味付けは「チリソース」ベースだったが、蟹の出汁と味噌が加わって実に滑らかな味になっており、辛さは殆どなかった。蟹を堪能したが価格はシーズンプライスで@120S$、約1万円だ。次が「海老のから揚げ」とでも言おうか、大きな海老が丸のまま油で揚げられ、それにココナッツの粉がこれも揚げられて山と振り掛けられていた。この海老も美味かった。隣のテーブルの親子がこの海老を見て追加オーダーしていた。最後は簡単に「青梗菜の炒め物」を注文したが、これが失敗だった。味が濃過ぎてしつこい。唐辛子がまぶしてあったが、塩辛く油っぽく、食べられなかった。例の「3S会」の「すーさん」が以前シンガポールに住まれていたので現地の友人の方から美味しい店を紹介してもらった。明日、明後日には行ってみようと思う。本日はサービス料10%、消費税7%で約200S$、日本円約1万9千円でした。肝心の蟹料理の写真が見つからず、半分食べた後のものしかなかったので掲載しなかった。
ホテルでの朝食:2600室以上あるホテルがほぼ稼働率90%という人気ホテルだけに、朝食の客数は毎回4000人を超えるという。6時30分に行き、麺を食べた。まあ、高級ホテルだけに朝食代一人45S$(1S$=役86円)だった。
昼食はツアー飯で「チキンライス」だった。長いタイ米を鶏のスープで煮たものだった。
夜は紹介してもらった地元民が行くという「ザイオン・リバーサイド・フード・センター」に行った。確かにフードセンターだが、地元民しかいない。川に面してロの字型に店が立ち並ぶ。それぞれが特徴のある料理屋や飲み物を売っている。一軒の屋台風の店で「貝の煮込み」「マナガツオのフライ、甘酢餡かけ」「ブロッコリーと魚介の炒め物」、最後に「海鮮ヌードル」を食べた。それぞれ10,20,10,5S$だった。安くて美味しかった。昨晩は美味しかったが高かった。しかし庶民の味は安くていいね。現金払いのみ、カード駄目、その代わり、消費税、サービス料なしだった。
最後の晩の食事も地元の方のお薦めの店を探しながら行った。見つけた店は「マスター・クラブ・シーフード・レストラン」と名前は立派だが、屋台をちょっと大きくしたような地元民密着型の店だ。大半の人は料理を持ち帰っていた。飲物はセフルサービスで買ってきて勝手に飲む。「白身魚の蒸し料理」「豚肉の炒め物」「インゲンと干し海老の炒め物」に「ご飯」、ちょっと最後に「ビーフンの炒め物」で締めた。これで47S$、約8000円ほどだ。本当は蟹を食べたかったが、手掴みで食べるため、手がべとべとになり、とても耐えられないので止めたが、あれは美味しい。手さえ汚れなければもっと食べたかった。まあ、シンガポールの料理での特徴と言えば、やはり中華なので「油の使用が多い」ということと、「味が濃い」ということだろう。新鮮な魚介類は非常に美味しいので満足できる。以前来た時に食べた「フィッシュカレー」も最高に美味しかったが、今回の「蟹」も最高だった。写真は中華定番の魚の蒸し料理です。骨しかなくなるまで完全に食べ切りました。
以上、勢古口がシンガポールからお送りしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。