「チェンストホーヴァからワルシャワ」

「チェンストホーヴァからワルシャワ」
第5日目、6月9日(月曜日)
旅も終盤になってきた。今日も快晴で暑い。道路工事中の人たちはヘルメットと黄色のズボンは履いているものの上半身裸で作業をしている。1989年で社会主義国に終止符を打ち資本主義自由主義になったにも拘らず、東西の格差は依然として縮まらない。だから明らかにヨーロッパとはいえ、道路事情の悪さはかなり酷いと思う。それと食事は美味くもなく、不味くもない。ツアー飯だとはいえ、「そこそこ」だと思う。毎食スープが付くのはありがたい。兎に角「ジャガイモ」が必ず付く。これが主食だから仕方がないのだが、いい加減に飽きてくる。物価も西側に比べれば安い。消費税23%の商品である飲料水で観てみると1.5リッターで、80円位(税込)、日本と比較すると半分か?大体そんな感じで物価の差はあるだろう。ところがこの国、国土は日本の5分の4だが、平地部分は90%、日本は3分の1が平地で残りが山地。これで比較すると有効活用できる面積は日本の3.5倍あり、人口が日本の3分の1だから、一人当たりでは10.5倍ポーランドのほうが大きくなる。だから使われていない国土が沢山あるということだいう。逆に言えばそれだけ発展の余地があるということでもある訳だ。可能性は残されている。ポーランドのこれからの未来に期待をしよう。さて、クラクフから「チェンストホーヴァ」に行く。ここの「ヤスナ・グラ修道院」には「黒いマドンナ」と呼ばれている「マリア様とイエス様」が描かれた絵があるという。黒いのは一つの説では火事が起きて、その煤が付いて顔が黒くなったという説と、マリア様は実際に薄黒い肌をしていたという説とがあるという。どちらだかは分からない。5?6歳位の子供たちがやってきた。女児は純白のワンピース、男児は白いジャケットを着ていた。集団での洗礼式だという。主祭壇に飾られたマリア様の前に集まった子供たち。修道士たちにより洗礼の儀式が行われるという。沢山の家族も見守っていた。今日も暑い。既に30度を超えている。この時期にこれだけ高い気温になるのは稀だという。夕方、ワルシャワに着く。ポーランド語だと「WARSZAWA」と書く。英語だと「WARSAW」となる。夕食はホテルでのビュッフェスタイルの食事だ。肉類は「ポーク・カツレツ」、「チキン・ソテー」、魚は「タラのソテー」、あと、野菜は豊富だった。味は良かった。昼は「キャベツロール」だったが、これも美味しかった。部屋に戻り、これを書きながら、ウォッカを飲む。地元産の「ズブルーフカ」という名前だが、「バイソン・グラス」との表記もあり、バイソンの絵が描かれていた。700ml、@39ZT、1560円。途中でトマトジュースを買い、カクテル風にしてウォッカをトマトジュースで割って飲んでいる。午後8時だが、まだ昼間と一緒の明るさだ。このウォッカ、中にハーブが入っていた。まあ、トマトジュースで割れば味は分からないが。

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