「北欧4カ国の旅、後記」

「J  REPORT 2014 8月第5週」
「リタイアメント・ノート 6年2ヶ月目」、
「VOL。861 SINCE AUG.12th、1983」
「北欧4カ国の旅、後記」
「自転車天国」
写真はデンマークはコペンハーゲンの市内。ヨーロッパはどこも「自転車天国」だ。専用道路も歩道と車道の間に設けられていてかなりのスピードで走っている。専用道路のことを知らない旅行者には寧ろ危険でもあった。ストックホルムでは自転車の前に乳母車を付けた男性が猛スピードで突進してきてリンリンンとベルを鳴らしていた。危なかった。さて、北欧4カ国はどこも「高福祉国家」として有名だ。所謂「乳母車から墓場まで」だ。だが良く聞くと納税者、即ち国民が納得していることに驚かされる。日本では税金を払いたくない人がたくさんいるが、こちらは事情が違うようだ。まず国民はどんなサービスが欲しいのかを政府が考え、国民が納得する政策を考える。そしてその政策、即ち福祉面で充実した社会像を作るためにはこれだけのお金がいる。従ってこれだけの税金を払えますか?と問われた納税者が納得して所得税や消費税を払うというもの。この納税者の納得がなければこのシステムは立ち行かない。これはやはり国民の数が約500万人から950万人と人口が少ないこともシステムが上手く機能して行くための条件なのかもしれない。「高負担、高福祉」これらを両立させるために国民が納得しない社会ではすぐに破綻してしまうだろう。しかし、問題は国民に稼ぐ力があるから出来るのであり、仕事がなくなり失業者が増えたらばこのシステムは崩壊の危機に達してしまうだろう。また均一に近い国民生活が保たれるための税収が確保出来なければこれまた同様崩壊してしまう。国民の高収入が如何にキープ出来るか?永遠の課題なのだろうか?それとも矛盾したことなのだろうか?「高福祉」「高税制」「高収入」のプラスの連鎖か、それとも「低収入」「失業率増加」「デフレ」の負の連鎖なのか?

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