「ゴマフアザラシ」

昼前のフェリーで今度は礼文島に渡る。この日も快晴で波なく日射しが強いため暑ささえ感じてしまうほどの好天だった。昨晩は別オーダーで毛蟹を一杯づつ食べたが、今日の風食は昨年訪問時に食べた漁協の経営するレストランで海鮮盛り合わせに追加で「ホッケの塩焼き」を食べた。満腹です。兎に角海岸付近には「アザラシ」が沢山いた。昨年はアザラシの姿は見なかったから最近居ついたらしい。それにしても沢山の「ゴマフアザラシ」だ。礼文島は先日の豪雨災害で南部の道路が不通となっているので、観光コースも大きく変更しての動きとなった。昨年、島で会ったアメリカ人の青年写真家は今も住み着いて英語を教えているという。島の写真の本も出版していたが、どうやら元気にしているようだ元々英語の教師として来日して礼文島で奥さんを見つけていついたらしい。さて礼文の人口は2740人といっていたが、東側には道路があるが、西側は切り立った崖が続くので道路はない。行くとすれば歩くか船かだという。一番北のスコトン岬まで約1kmの道を歩きながら高山植物を鑑賞する。花のシーズンとしては終わり気味だが、それでも小さな花々が咲いていて心和ませる。礼文島は霧が多く、これが高山植物を繁殖させる要因だとか。北緯45度の高緯度と霧が花を高地と思わせるらしい。本土ならば春に咲く花と秋に咲く花がここ礼文では夏に一気に咲き乱れる。利尻にしても礼文にしても耕作地が全くない。従って米や野菜、肉等の食料品は魚以外は全て船で運ばれる。過疎の離島の生活は大変なのだろう。夕方、日没時に利尻山は赤く「赤富士」と呼ばれる姿を見せてくれた。

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