「芸術の秋、上野のウフィッツィ美術館展」

「J  REPORT 2014 11月第3週」
「リタイアメント・ノート 6年5ヶ月目」、
「VOL。874 SINCE AUG.12th、1983」
「芸術の秋、上野」
秋も深まり、暦の上ではもう冬だが、上野の山では今正に「芸術の秋」真っ盛りだった。「東京都美術館」では、私も9月に訪れたイタリアはフィレンツェの「ウフィッツィ美術館展」が開かれ、たくさんの人が来ていた。「ルネッサンス期」の至福の芸術品を所蔵していたのは「メジチ家」。それらの作品群が寄贈され今我々が観ることが出来る。この時期、ルネッサンスの3大巨頭である「ミケランジェロ、ラファエロ、そしてダ・ヴィンチ」が活躍した時代だが、そこにもう一人「ヴィーナスの誕生」で有名な「ボッテェツエリ」が加わるのだが、今回の美術館展は「ボッテェツエリ」の作品を中心にした展覧会だ。勿論「宗教画」が殆どでテーマも「受胎告知」や「マリア様とイエス」や天使たちの絵や、イエスの受難のシーンばかりだが、その弟子達の絵と比べると如何にボッテェツエリの絵が素晴らしいかが実感できる。その筆のタッチ、色合い、色彩の変化、全てがその時代の最高の画家だったことを示している。この時代、画家は工房を設け、そこで弟子達と共に制作したという。工房の発展が絵画や彫刻の発展に繋がったのだろう。そのパトロンの最大だったのが、フィレンツェを支配していた「メジチ家」だった。金融業で儲けた資金で多くの芸術家のパトロンとなり、集めた芸術品がこのウフィッツィ美術館に展示されているのだ。既にこの美術館には3度訪れているが、今回の東京都美術館に出展された作品もぜひ観て頂きたいものだ。

「11月22日」
1968年11月22日はケネディー大統領が暗殺された日だ。日本は一日早く23日を迎えていた。皆記憶に残る日だろう。なぜならば日米間の衛星テレビ中継が初めて行われた日だからだ。私も非常にショックだったことを覚えている。このニュースが流れて息を飲み込んだのを今も思い出す。哀しい思い出だ。

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