「マハラジャの家」

ジャイプールという街の観光だ。一番驚いたのが「マハラジャ」の家だ。マハラジャは基本的に1947年のインド独立でなくなったはずだった。だが現実には脈脈とその一族は続いているのだ。経済の全ての面でコントロールする力を有し、実際に支配しているという。大手ホテルチェーンは殆どが嘗てのマハラジャによって支配されているのだ。さて、インド社会は大家族制度だ。その絆が強く結婚式には1500名もの人が招かれるという、家と家の結婚式なのだそうだ。
今回の旅は3泊1機内泊5日の旅だった。ご一緒したのは台東区のOご夫妻、富山から来られたTご夫妻、現地ガイドのAさんだったが、こじんまりとしたいいツアーだった。世界遺産7つを観ることが出来、インドのカオスを経験したりした小トリップだった。行きたかったが,なかなか来られなかったインドだったが、これから面白くなる国なのだろう。食べ物は何でもカレー味というか、香辛料の効いた食べ物ばかりで飽きがきてしまう料理だった。好きになれる料理ではなかった。日本では総選挙の投票日だ。勿論期日前投票は済ませているが、世界中どこへ行ってもインターネットがあるので情報は瞬時に伝わるから、ニュースに時差はない。インドの話しに戻ろう。宗教上から牛が大切にされている。殺されないから道の端を歩いている沢山の牛がいる。ガイドに聞いたら、「野良牛」だという。牛乳が出なくなった牛はそのまま放置され野良牛になるのだという。何か惨めな気持ちのなるのは私だけだろうか?食べてあげて成仏させるのも牛の供養だと思うのだが。水牛を連れた人が道路を歩いていた。牛と水牛と扱いは違うのだろうか?T夫妻と富山の話しになり、鱒の押し寿司が今は駅売りの有名店の物が品質向上して一番美味しいのだそうだ。一度試してみよう。タージ・マハールで着た民族衣装なのだが、上着は頭から被り、前にボタンが3つあるもので膝下までの長さで横にスリットが入っている。更に白いズボンを履く。パジャマにするのが一番よさそうなものだ。ダブダブのパジャマだと思ってもらえばいいが、多分涼しいのだろう。現地ガイドのA氏は209カラットのブルーサファイアの原石を銀行から融資を受けた勝って持っているそうだ。金利は月1.75%と高利だ。それを磨いて59カラットにして売るそうだ。まあ44歳のA氏、金儲けに専念しているようでした。デリーに戻るまでに4件の交通事故を目撃した。デリーの入口の高速では乗用車の上部が全くなくなるほどの事故だった。恐らく死亡事故だろう。本当に激しい車社会に人々の意識が全くついていっていないのだ。事故はこれからも益々増えるだろう。デリーの郊外100kmほどのところに日本村と言われる工業団地があり、自動車産業を中心に日本企業が進出していると言う。インドの10年後はどんな国になっているのだろうか?もう一度10年後に行って見たい。
以上、短いインド旅行を終えた勢古口がお送りしました。

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