「さいたま歴史研究会(仮称)」

「さいたま歴史研究会(仮称)」
例の3S会のメンバーである会に初参加した。江戸時代を含めて歴史を語ろうという集いで、元先生の講義を聞くというものだ。講師のM氏を含めて男性5名、女性2名で初回は「江戸時代の旅文化」として「女性が巡る江戸名所」のお話しを聞いた。文化14年というから1817年、江戸時代も後期に入った文化文政の江戸の一つの華の時代だ。元は伊勢の出身の商人が山形は庄内の鶴岡に住み着き、そこで成功して大商人になり、その4代目の女性が今回の主人公の「三井 清野(きよの)」さんだ。婿を貰い悠々自適な生活をしていた清野さんは夫の勧めもあり、江戸から伊勢、奈良、大坂、京都、北陸を廻ったという、その時の日記が発見されたのだという。そこに詳細な旅の模様が記載されていたというから驚きだ。清野さん、31歳、子供二人の母親だというから如何に好奇心旺盛な女性だったのだろう。道連れは用心棒役と荷物を背負う小者の二人。旧暦の3月23日に鶴岡を出発した3人は、尾花沢、上山、福島、白河、日光、宇都宮、古河、越谷、そして千住には4月7日に着いたという。4月21日に江戸を離れるまで、まあ驚くほどの健啖家と脚力を発揮して江戸を隈なく歩き回り食べ回ったらしい。その料理もメニュー付きで驚かされたが当時の江戸の人たちの優雅な人たちの生活が垣間見られ面白かった。追々この話しもしていこう。写真は鮨が江戸で出された当時の屋台だ。その後鮨は屋台から店内へと変化するらしい。

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