「ワカサギのフライ」

「手前勝手世界食物語、第371号」
「ワカサギのフライ」
ボスニアヘツェゴビナの首都「ザグレブ」の牛乳の自動販売機のお話しをしたが、この販売機のある青空市場に数台の移動式調理車が止まっていて屋台を出していた。その内の一台は魚介類を油で揚げて売っていた。スーさんが頼んだのが「ワカサギのフライ」、5KN(クーナ)約100円。驚くほど量が多かったが、注文を受けてから揚げる為ちょっと時間が掛かるが、それだけ揚げ立てだから実に美味しい。シンプルにレモンを絞り、マヨネーズをつけるだけ。これが美味しい。今回の旅で食べたもので一番美味しかったと言っても過言ではない。実は余りツアーの食事だから期待してはいなかったが、海辺の町でも美味しい魚介類は出なかったし、かと言って肉が美味しかったこともなかった。だが自前で買い求めた安いワカサギが一番美味しかったとは何と言う不可思議だったことか。海の向こうはイタリアだから、多少でも美味しいものがあるかと期待していたが、残念、今回の旅では美味しいものはワカサギだけだった。
以上、帰国して時差ぼけが取れない勢古口が東京からお送りしました。

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