「春のフットボールシーズンⅤ、駒沢大学戦」

「春のフットボール・シーズンⅤ」
「駒沢大学戦」
6月9日の「アミノ・バイタル・フィールド」。今日も快晴で気温は30度を上回っていた。春の練習試合もこの試合で終わり。後は夏合宿を経ての秋の本格的シーズン入りを待つばかりとなった。試合形式でやることは数度の練習よりも効果がある。試合経験を積むということの意義は大きい。
ハドルで気勢を上げる母校チーム。(写真:F1)F1
コイントスで母校が勝ち、後半のチョイスを得る。従ってキックオフは母校だ。試合開始だ。(写真:F2)F2
(写真:F3)F3
母校のキックはエンドゾーンを越えてタッチバック。駒沢は自陣25ヤードからの攻撃だ。キッカーは久し振りにスターターの9番廣田君。最初のプレーで駒沢ランニングバック31番が中央付近を突破12ヤード前進。しかし次のシリーズで母校ディフェンスが見事QBサックし、陣を交代させ更に次のパスを5番DL小山君(2年)がインターセプトし、攻守交替。
母校のスターターQBが1番西澤君(3年)。敵陣29ヤードからの攻撃でショートパスでダウン更新した直後、1Q8分46秒、ダブルリバース・フェイク・パスというスペシャル・プレーで見事QB西澤君がエンドゾーンでキャッチしTDを揚げる。TFPもキックを決めて、7:0となる。(写真:F4)F4
母校キックオフ後、また25ヤードからの駒大の攻撃は、RB31番のランが素晴らしく、中央付近まで進む。しかし、センターからのスナップが大きく乱れ、QBも取れず母校ディフェンスがリカバーし攻守交替。母校の次のシリーズはQB98番三輪君(2年)だが、オフェンスのホールディングの罰退10ヤードもあり上手く回らず、敵陣25ヤードからFGを蹴るが失敗。
再び自陣25ヤードからの駒大の攻撃はRB31番の活躍で母校陣内に攻め入るも、結局パント。このボールがころころ転がり、母校9ヤードまで来た。
母校はQB1番西澤君、しかしゲイン出来ずパント。
駒大は自陣46ヤードから攻撃開始し母校陣何にランプレーで攻め込む。ここで1Q終了し、2Qに。徹底してRB31番を走らせ、3回ダウン更新し、9分6秒最後は母校陣内9ヤードからのFGを成功させる。7:3となる。(写真:F5)F5
母校はQB三輪君からのショートパスがWR4番工藤君(1年)に決まったのだが、タックルされてファンブルし、駒大がリカバー。母校陣内40ヤードからの攻撃で1度ダウン更新するもパント。その後は両校共に決め手を欠き1度づつパントを蹴り、母校は自陣10ヤードからの攻撃はQB西澤君からのパスが次々と決まり、敵陣4ヤードまで迫り、残り27秒でRB29番谷田君(3年)の右スゥイングパスが決まり、TDとなる。TFPも決めて14:3となる。(写真:F6)F6
ハーフタイムには母校応援指導部のチェアガールの見事な演技が披露された。毎回ご苦労様です。(写真:F7)F7
3Q開始は、自陣31ヤードからQB三輪君が次々とパスを成功させ、敵陣21ヤードまで進むが、ここでFGを蹴るが失敗。14:3のまま。
駒大はQBが5番から1番に変更、どうやら1番のほうが本来のスターターのようだ。大柄な体格で自らも走り、また良く投げる。2度ダウン更新するもパント。
母校はQB西澤君で結局パント。駒大はQB1番が4回ダウン更新し、母校陣内0.5ヤード攻め込み、最後はRB31番のダイブでTD、TFPも決めて、14:10と追い上げる。(写真:F8)F8
ここで4Qに入る。母校QB三輪君は自陣29ヤードからパスと自らのランでゴール前1ヤードに迫り、最後は9分17秒、ランフェイクのパスでTD、TFPも決まり、21:10となる。
駒大は4ダウンでパント。母校もQB三輪君もダウン更新1回でパント。
ここから駒大の猛攻が始まる。QB1番が6回ダウン更新し、残り40秒、母校陣内33ヤードからロングパスを投げ、これが見事DBを抜ききったレシーバーに渡りTD、TFPは決まらず、21:16となり、ゲームセットとなった。(写真:F9)F9
母校はこれまでの次々と新しいメンバーを沢山投入するのではなく、ほぼ2つのチームにメンバーを固定していたようだ。QBも3年の西澤君と2年の三輪君のみ使い、4年の名倉君(怪我)、1年の大河原君は使われなかった。今一つ完勝出来ないもどかしさはあるものの、徐々にではあるが、チームとしてのまとまりが出来つつあるとは感じた。特にQB西澤君はかなり落ち着いたプレーが出来るようになってきていた。主力が欠けていることもあるが、いずれにしても秋のシーズンは大変なチーム状態での突入ということになるのだろう。