「東京学芸大学戦」

「春のフットボール・シーズンⅤ」
「東京学芸大学戦」
5月19日の「アミノ・バイタル・フィールド」。6日の日大事件が社会問題化して久しいが、その事件が起こった同じグラウンドでの試合だ。相手はBIG8、所謂2部リーグの「東京学芸大学」だ。快晴だが風はかなり強い。母校がコイントスで勝ち、後半のチョイスを選択しだ。第1Q,母校キックオフ後の学芸大の攻撃はパスで12ヤードゲインしファーストダウンを奪う。その後もショートパスで4ヤード、ランで5ヤード、6ヤード走られ、またまたダウン更新。幸先が悪い。ラインが押されている。しかし9分42秒、中央付近からの学芸大のパスをLB田中(3年)が見事インターセプトし、そのまま60ヤード走り切り見事TD、TFPも決めて、7:0となった。(写真:F1)

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このところキッカー9番廣田(4年)のキックも比較的安定してきた。お詫び申し上げる。モンゴル旅行中からデジカメが不調でズーム機能が殆ど効かず、写真写りが悪いのでお許し願います。
次の学芸大の攻撃はラン3プレーを確実に止めパントに。母校の攻撃はスターターのQBは1番西澤(4年)、2度のダウン更新後、自陣31ヤードからWR4番工藤(1年)へのスクリーンパスが決まり、20ヤードゲイン、敵陣に入る。たまたま私たちの前の席が工藤君の母上とお姉さん(チアガールのOG)がいて大いに盛り上がる。彼は昨年の母校高校のエスランニングバックだった。しかしこのシリーズ、結果として敵陣30ヤードからのFGを狙うこととなったが、見事廣田が蹴りこみ、10:0となった。(写真:F2)
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次の学芸大のシリーズはパント。母校はQB12番名倉が出るが、2度パスを投げ捨て、最後もパス不成功でパント。学芸大もランが出ずパント。ここで第1Q終了。
第2Q母校QBは98番三輪(2年)、パスとスクリーンパスでゲインし、10分19秒敵陣29ヤードからWR4番工藤へのロングパスがエンドゾーンで見事に決まった。これもストレートなコースを走り、走力でディフェンスを抜ききったスピードとQBのロングスローのコントロールの良さの賜物だ。工藤君のご家族は大喝采。17:0(写真:F3)
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学芸大はまたパントで攻撃権放棄。母校は再びQB西澤の登場。ラン2プレーでダウン更新後、6分53秒敵陣20ヤードからのパスがWR14番石井(4年)へ決まりTD、TFPも決めて、24:0(写真:F4)
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学芸大はランが出ずにパント。母校QB名倉は最初のパスをインターセプトされて攻守交替。彼はまだまだパスの能力が劣る。タイミング、投力、スピード共にレベルに達していない。学芸大は次のこうげきもパスが全て決まらずパントに終わる。QB三輪の攻撃も今回は駄目で攻守交替。直後の学芸大のパスは不成功だったが、母校ディフェンスのインターフェアでファーストダウンを与えてしまう。だが学芸大はパスが2本失敗し、QBサックも受けて第4ダウンにギャンブルするがパス失敗。母校QB名倉は、94番WR桜井(2年)への13ヤードパス成功、RB20番白石のドゥローで14ヤードと攻撃が続く。しかし次のシリーズはポス不成功で、0分14秒敵陣32ヤードからのFGを廣田が狙うがブロックされたとことで前半終了。
ハーフタイムショー。本日は神宮球場で明治戦が行われており、応援指導部は二つに分かれて野球とフットボールの応援だという。(写真:F5)
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後半は母校のレシーブで試合開始。QB名倉はパスとランの組み合わせで4回ダウン更新をするが、敵陣27ヤードからのFGとなるが失敗。学芸大の攻撃は第3ダウンにパスを再び21番田中がインターセプト。母校の攻撃はQB三輪。まず自身のキープランで16ヤードゲイン、ゴール前1ヤードとなる。6分10秒確実にRB6番根岸(3年)が中央を突破しTD、TFPも決まり、31:0となる。(写真:F6)
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学芸大の攻撃は母校のイリーガルブロックもあり、4度ダウン更新を図るも、パスがことごとく決まらずパント。母校はQB名倉が3度ダウン更新するもパント。この間に第4Qに移っていた。この時点で母校のディフェンスは2年生や1年生中心に変わる。学芸大もラン。パス共に決まりだし、3度ダウン更新。しかし最後ギャンブルをするがQBサックとなり、母校の攻撃に移る。7分04秒自陣39ヤード、QB三輪から再び4番工藤へのパスが決まりそのままTD,TFPも決まり、38:0となる。(写真:F7)
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QB三輪の落ち着いたプレー振りはやはり抜きん出ている。確実なパスと自らのランもあり、最も期待出来る存在だ。一方、追い詰められた学芸大は次々とランを成功させ、3度ダウン更新するも最後はQBがファンブルし攻守交替となる。しかしそこは母校ゴールライン4ヤードだ。QBは引き続き三輪。第3ダウンに三輪がパスを投げようとしたが、その前にディフェンスに腕をはたかれ、ボールはエンドゾーンの外に、結果セイフティーとなる。38:2.(写真:F8)
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残り1分24秒、意地の学芸大は自陣37ヤードからロングバスを投げ、これが決まり、そのままゴールラインを割る。63ヤードのTDパスとランだった。TFPも決めて、38:9となる。(写真:F9)
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これは見事なパスでWRも母校ディフェンダーを完全に抜ききっていた。しかし遂にタイムアップ。第4ダウンには若手を起用した母校ディフェンスだったが、もう少しレベルアップを図る必要がある。総合的にはまだTOP8のチームと戦うのには厳しいといえよう。春の練習試合は桜美林と駒沢の2試合を残すだけとなった。勝ちに拘る戦いをして欲しい。目標は秋のリーグ戦なのだから。