「高校、決勝戦進出」

「高校、関東大会決勝戦、進出決める」
快晴の調布は「アミノバイタル・フィールド」。正面に富士山の雄姿が見える。(写真:FK1)

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丁度、その日はJリーグ「FC東京」のホームゲームがあるらしい。(写真:FK2)
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スタンドに駆けつけるサッカーファンが電車に沢山乗っていた。
母校の相手は東京地区2位の「駒場学園」。1位の佼成学園を苦しめた強敵だ。試合前、気合が入る。(写真:FK3)
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試合の前半は一進一退で互いに攻め切れず、攻撃権を放棄するパントとなりハーフタイムを迎える。
さあ、後半開始、試合前のコイントスで母校が勝ち、後半のチョイスを選んだため、後半はキックオフ・レシーブから始まった。駒場のキックは追い風にも乗り、ゴール前10ヤードまで飛び、キャッチした8番エースランニングバックの石黒君が見事なキックオフリターンで90ヤードを走り切り、TDを奪った。TFPも決まって7:0とリードした。正に開始直後のことだった。その後、駒場の猛攻があり、フィールドゴールのチャンスを駒場は掴む。ゴール前11ヤードからのFGを母校ディフェンス陣がチャージしてボールをはじき、得点を許さない。また母校ディフェンスは相手のパスをカットし、ターンオーバーなど、ディフェンスの活躍が目立った。第4Qに入り、残り11分25秒、ということは4Q開始早々に駒場は母校陣18ヤードからのパスを決めてTD、TFPも決まり、7:7の同点となる。(写真:FK4)
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更に残り2分31秒、駒場はまたまたFGのチャンスが来た。ゴール前21ヤードとちょっと長かったが、これも母校ディフェンスがチャージしてボールを叩き落として、得点させず、この試合最大のピンチを逃れることが出来た。このまま試合は終了し、タイブレークとなった。同点の場合、25ヤードからそれぞれ攻撃権を得て、得点するか、否かで勝敗を決める。コイントスで駒場が勝ち後攻を選び、母校が先攻となった。母校はランを上手く決めて1ヤードのランでTD,TFPも決めて、14:7となった。さあ駒場の反撃だ。19ヤード地点から第4ダウン、パスを投げた。これが決まれば同点になる可能性もあったが、エンドゾーンの中でのボールの取り合いは一瞬早く母校ディフェンスのボールキャッチして、ここで試合終了。14:7で勝利した。(写真:試合終了直後FK5)
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(写真:FK6)
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この日は強風の影響もあり、母校QB大河原君のパスも決まりが悪く、また彼のランも精彩を欠いていたが、たった一発のキックオフリターンTDとディフェンスの頑張りで勝利した。正に薄氷を踏む思いの勝利だったといえよう。決勝戦は予想通り、佼成学園が埼玉栄を圧倒して勝利、2年連続の関東大会決勝戦と、2年連続の全国制覇を目指し、23日に駒沢第2球技場で母校と対決することとなった。

「大学は4敗目を喫す」
同じ日、夕方から大学は日大との戦いを横浜スタジアムで行った。照明が灯され、冷え込んできた。スコアボード。(写真:F1)

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試合開始前。(写真:F2)
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母校のキックオフで試合開始だ。(写真:F3)
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母校はQBに一年生の98番三輪君を起用。主力QB2番小田君は欠場のようだ。怪我でもしたのだろうか?第1Q残り2分56秒、母校陣内ゴール前5ヤードから第3ダウンにパスで最初のTDを挙げ0:7とリードされた。(写真:F4)
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その後、残り1分31秒、母校も敵陣35ヤードからの長いFGを見事に決めて3:7となる。(写真:F5)
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だが、日大は第2Q残り9分25秒、ゴール前10ヤードからFGを決めて3:10となる。(写真:F6)
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母校は決め手不足で攻撃権放棄が続く。このまま前半は終了。
後半、母校は途中からQBを変えて、14番2年生西澤君を出す。しかし、パスが中々決まらない。試合経験の不足が露呈したか?第4Q残り5分54秒、ゴール前2ヤードから日大QBがボールをキープしてTD,TFPも決めて、3:17と大きくリードされた。(写真:F7)
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日大はランプレーとパスプレーを上手く組み合わせして確実にファーストダウンを奪っていく。試合運びの上手さが光った。またランナーもタックルされても倒れない足腰の強さを見せていた。残り時間が短くなり、母校はギャンブルプレーをせざるを得なくなるのだが、それも次々と失敗。残り2分40秒、母校陣31ヤードからの第4ダウン、日大QBのランでファーストダウンを奪われ、母校勝利の目は完全になくなった。その後残り2分1秒、ゴール前20ヤードからのランプレーでTDされ,とどめを刺された。3:24.(写真:F8)
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このまま試合終了で、日大の「TOP8」での優勝が最終週を待たずに決まった。この結果、6週終了時点で、1位日大(6勝0敗の勝点18)、2位早稲田(5勝1敗の勝点15)、3位法政(4勝2敗の勝点6)、4位は立教(2勝4敗の勝点6)、5位は母校(2勝4敗の勝点6だが、立教に敗れているため勝点は同点でも下位になる)、6位は明治と日本体育(1勝5敗の勝点3で同率)となった。しかし、最終週は明治と日体が激突し、どちらが勝っても両校共に母校に勝っているため、母校が早稲田に負けると、どちらかが得失点差での順位となり、母校は良くても7位、悪いと8位最下位となってしまう。いずれにしても下位のBIG8との入れ替え戦になってしまう。また、当日の第一試合で中央が立教に勝てば残留出来るが、自力で入れ替え戦を防ぐためには早稲田には勝つしかない。勝って勝点を9にすれば、6位か7位でまだ望みを繋げる。但し7位の場合は入れ替え戦になってしまうのだが。兎に角、26日の早稲田戦に勝つしかない。