「安藤忠雄展 挑戦」

「安藤忠雄展 挑戦」
六本木の国立新美術館で公開中の「安藤忠雄展」を見てきた。(写真:A1)

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内外で活躍している安藤氏は、双子だったそうで、若い頃はプロボクサーだったとのこと。その後建築家に転じた。彼の特徴には、打ちっぱなしのコンクリートむき出しの建物や、外光を巧みに取り入れた光と影、そして周囲の場所や環境との調和などがあるようだが、実際の物件が再現されていた。教会だ。内部から見ると、十字架が光となって見える。(写真:A2)
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これは感動的なシーンだ。外側も極々簡素なものだった。
(写真:A3)
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世界中の代表的な建物の模型があったが、撮影禁止。瀬戸内海の直島の模型もあった。島に複数の美術館を造ったというものだ。今では年間数十万人が訪れているという。(写真A5)
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ニューヨークはマンハッタンの100年前の建物のペントハウスの建築では、建物をそのまま生かして建てねばならず苦労したとか、現在ベニスで古い建物を美術館にするプロジェクトでは、建物の内部に新しい建物を造り、外部はそのままにするとか、色々面白かった。私が一番感動したのは、北海道の大仏だ。苫小牧の丘の上に大仏があったが、それを大仏の周囲を埋めて、頭だけ出した形の構造物を作り、人は埋められた下の地下トンネルを通って大仏まで行けるというもの。冬になると周囲は雪になり、雪の中に大仏の頭半分だけ出ているなんて、最高だ。正に才能と発想の豊かな安藤忠雄氏。感心しました。(写真:A4)
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隣の部屋では「日展」をやっていたが、それよりも安藤展の人の多さに驚かされた。