「大学、辛うじて勝つ」

「大学、辛うじて勝つ。対立教戦」
小雨に煙る川崎は富士通スタジアム。相手は立教大。これまで1勝2敗と苦戦を強いられている母校。対する立教は3戦全敗。試合開始前のハドル。(写真:F1)

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コイントスの結果、母校は後半のチョイスを選択し、レシーブで始まる。第1Q,母校は敵陣7ヤードに迫りながらオフサイドの反則等があり、ゴールを割れず、12ヤードからのFGを失敗してしまう。ここのところ廣田のキックが不正確だ。その後、再び敵ゴール前に攻め込み、残り33秒、ゴール前6ヤードからのFGを漸く決め、3:0とする。(写真:F2)
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第2Q,ゴール前に攻め込まれ、残り4分51秒、6ヤードをオプションでオープンを廻り切られTDを許し。逆転される。TFPも決まり、3:7となる。(写真:F3)
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母校のディフェンスだが、オープンプレーに全く弱い。徹底的にオープンに走られて、これまでの3試合もゲインを許していた。コーナーバックとラインバッカーの連携が全くないのと、タックルの甘さ。観ていられない惨劇だ。残り1分14秒、ゴール前17ヤードからのパスが決まり、再逆転、10:7となる。(写真:F4)
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しかし、直後にゴール前にあっという間に攻め込まれ、10ヤードから残り0秒にFGを決められ、前半は10:10で終了。(写真:F5)
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第3Q,雨は止まない。従ってパス攻撃が主体の母校はゲーム展開が上手く行かない。無理なラインプレーも強い?立教ディフェンスに阻まれる。残り7分59秒、立教はゴール前17ヤードからのFGを成功させる。(写真:F6)
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10:13となる。その後母校も敵陣23ヤードからのFGをトライするが、外れる。どうもキック力不足が情けない。全力でボールを蹴らないでコントロールキックをしても駄目だ。情けない。その後一進一退を続ける。キックオフリターンで大きく陣地を回復して絶好のポジションでのファーストダウンでパスがインターセプトされたりと、ちぐはぐさが現在の母校の状態だ。立教は第4Q、残り1分17秒、FGを決めて、10:16となる。(写真:F7)
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第4Q,残り時間がない。時間との戦いだ。母校は最後の力を出して攻める。残り18秒。(写真:F8)
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ゴール前12ヤードから2番QB小田から81番WR柴田?へのパスプレー。スナップバック直後。
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(写真:F10)
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小田がパスを左サイドに走りこむ柴田に投げた瞬間。(写真:F11)
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柴田は一度受けたボールが宙を舞うが、上手く倒れこみながら押さえた。どうなったか?結果を見つめる母校オフェンス。決まった。決まった。同点だ。(写真:F12)
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16:16で残るは母校のポイントアフタータッチダウンのみ。TFPのキックは見事決まり、16:17とリードした。(写真:F13)
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小田から柴田へのホットラインがこの試合数度決まり、漸く逆転だ。これでもう勝ったと思った私は一足先にスタジアムを後にする。しかし、1階まで降りた時、どうも雰囲気がおかしい。観ると立教はキックオフレシーブの後、ロングパスを2回決めて、フィールドゴールエリアに入っていた。残り何と2秒。狙ったFGは右に逸れて行った。やっと勝利だ。(写真:F14)
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この試合について苦言を申し上げたい。まず、パントの時のキッキングチームだが、蹴られたボールを全く見ておらず、自らの足に当てて敵にリカバーされてしまったが、ボールを見ずしてどうしてプレーするのか?基本が全く出来ていない。次にキッカーの廣田君。もっと練習しろ。君の結果がこれまでの4試合を左右していることを自覚して、もっと練習しろ。最後にDL92番、QBサックした位で大騒ぎするな。日本には武士道というものがある。敵を敬うということが出来ないならば、フットボールをする資格がない。ハワイ出身のコーチから教えられたのかもしれないが、ここは日本だ。本質的に武士道が理解出来ないならば辞めてくれ。OBとして故高島監督の教えを知っている私たちには君の行動は理解出来ない。敵に屈辱を与えることが望みならば、本当に辞めてくれ。紳士たれが母校のモットーだ。きっと福沢先生も同じことを仰ると思うよ。
これで2勝2敗と五分に戻した母校だが、上位校の早稲田、日大は4戦全勝、法政が3勝1敗、母校が2勝2敗で続き、以下中央、明治、日体大が1勝3敗、立教は4敗となった。しかし何とも情けない勝利だ。今年のチームの実力が見えてきた。上位校に勝つのは本当に苦しいだろう。

「今週の映画と本」
「2017 私の映画鑑賞記録」
「アウトレージ 最終章」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年156作品目)映画アウトレージ
やくざの抗争。大阪の花菱と東京の韓国系のやくざとの戦いに発展したが、韓国系に恩義のある大友(北野武)が最後の始末をつけるというもの。中々面白かった。

「恋と嘘」(TC日本橋にて)私的批評眼★★(今年157作品目)映画恋と嘘
少子高齢化で人口減少が続く未来の日本。政府が高校生にパートナーを紹介する世界になっていた。そこでパートナーとなった二人の高校生の恋愛の結末を描く。まあ詰まらない映画でした。

「愛を綴る女」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年158作品目)映画愛を綴る女
時代はフランスがインドシナ戦争を戦っていた時。多情な美女を無理やりに結婚させたのだが、胆石でフランスアルプスの温泉治療所に行かせることになり、そこで戦争で傷ついた若い男性と彼女の恋愛を描く。題名は彼女が送った沢山の手紙のこと。

「アトミック・ブロンド」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年159作品目)映画アトミック
ドイツが東西に分断されていた時代のスパイ映画。イギリスはMI6の女諜報員が東ドイルに潜入して一人の男性を西側に脱出させようとするが、内部の裏切りがあり、成功しない。しかし、最後に笑うのは誰か?

「エタニティ」(シネスィッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年160作品目)映画エタニティ
フランスの富裕層の女系家族3代を描く。人生とは死者を送ること。

10月20日付け日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「女神の見えざる手」が4つ星、「婚約者の友人」が4つ星、「アトミック・ブロンド」が3つ星、「ソニータ」が3つ星、「ミックス」が3つ星、「斉木楠雄の?難」が2つ星、「我は神なり」が4つ星でした。

「私の2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「彼らが本気で編むときは」「わたしはダニエル・ブレイク」「はじまりの旅」「ブランカとギター弾き」「ボブという名の猫」「あしたは最高のはじまり」「オン・ザ・ミルキー・ウエイ」「50年後のボクたちは」「ドリーム」
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「ラビング 愛という名前のふたり」「パッセンジャー」「しゃぼん玉」「ジャッキー」「ライオン 25年目のただいま」「グレイト・ウォール」「追憶」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「怪物はささやく」「ザ・ダンサー」「怪盗グルーのミニオン大脱走」「ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走」「君の膵臓をたべたい」「ファウンダー」「夜明けの祈り」「僕のワンダフル・ライフ」

「2017 観劇シリーズ」
・6月大歌舞伎

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)、9月の宮城県(石巻、松島海岸)。9月の中国地方(広島、愛媛、山口)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。3月のタイ。5月のハワイ。そして6月に中国(西域とシルクロードの旅)。9月にバルト三国(リトアニア68、ラトビア69、エストニア70カ国目)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「寒梅」(藤原 緋沙子 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年203冊目)「隅田川御用帳」シリーズ第17弾本寒梅

「恋はかげろう」(坂岡 真 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年204冊目)「新・のうらく侍」シリーズ第2弾本恋心

「銀翼のイカロス」(池井戸 潤 著)文春文庫 私的批評眼★★★★★(今年205冊目)本銀翼のイカロス
流石、半沢直樹の物語。初めてこのシリーズを読んだが、ストーリーテラーの面目躍如といったところか。

「花咲舞が黙っていない」(池井戸 潤 著)中公文庫 私的批評眼★★★★★(今年206冊目)本花咲
これが新聞掲載小説だとは考えられない面白さ。

「冗談じゃねえや」(門田 泰明 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年207冊目)「浮世絵師宗次日月抄」シリーズ本冗談じゃ