「シルクロードの旅、後半、敦煌」

「J  REPORT 2017 7月第2週号」
「リタイアメント・ノート 9年 1ヶ月目」
「VOL。1009号 SINCE AUG.12th、1983」
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「旅暦73 シルクロードと西域への旅、後半」
「敦煌」
6月25日、第五日目
少し前半の整理をしておこう。ウルムチは海抜約900m、天池は約1500m、敦煌は約1300m程度だという。少数民族の中でも一番多いのがウイグル族で次が回族、共にイスラムだ。回族とはトルコから攻めてきていた人たちがその後帰国せずに残ってこの地に居ついたという民族だ。
そうそう中国では警察への電話は110番、消防署へは119番でした。
敦煌は夏暑く、冬寒い土地で、夏は40度を超えるが、冬はー15度にもなるという。4月5月は黄砂の季節。北京と実際には2時間の時差があり、夏はサマータイムを地元の人は使っているという。また夏は3時間、冬は2時間半のシエスタを取る習慣だとか。更に水が少ないから米が取れず、小麦の麺が主食。果物としては杏とブドウだという。朝食のラーメン風麺も美味しかった。勿論唐辛子を沢山いれるのだが。

まずは「西千仏洞」へ。1500年前ほどからある壁画や仏像が置かれている洞窟なのだが、破壊も激しい。内部は撮影禁止だ。(写真:A1)

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次が「陽関」、漢の時代に覇権がここまで及び、この地に関所が設けられ、西域を通るシルクロードの安全を図った。その結果、敦煌が出来た。敦煌の意味は「大いなる繁栄」ということでシルクロードでの交易で栄えた。
本物は76km離れているが、今の陽関の関所は復元されたものだ。(写真:A2)
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(写真:A3)
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昔の戦争の兵器、攻城用のものだ。(写真:A4)
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この人が有名な武将「張けん」氏で匈奴を破り、この地の支配を確立した英雄だ。(写真:A5)
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漢の武帝が「張けん」氏を派遣したと書かれている。(写真:A6)
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中国最強の馬は「血汗馬」と呼ばれ、その早さゆえ、血の汗を流して走ると言われている。(写真:A7)
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ここから北へ70kmで大昔(紀元前数世紀)の万里の長城があるという。今は行くことが出来ないので写真でお許しを。(写真:A8)
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高さ1.5mほどのもので匈奴を防ぐ目的があった。土と草を練ったものと木を交互に並べて造ってある。模型もあった。(写真:A9)
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昔の狼煙台が各地に残っている。敵の侵入を知らせるものだ。(写真:A10)
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眼下に「ゴビ砂漠」が続く。(写真:A11)
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この広い砂漠の縁を商隊が駱駝を連れて進んだのだろう。
午後から向かったのは、「鳴沙山」、砂が鳴くという山だ。(写真:A21)
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(写真:A22)
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東西40km、南北20kmの山。砂漠の中を観光客を乗せた駱駝が歩む。(写真:A12)
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何か幻想的な風景だ。(写真:A13)
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(写真:A14)
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(写真:A15)
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駱駝にて
砂山の麓に「月芽泉」と呼ばれる三日月形をした泉と建物がある。(写真:A23)
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ここには元々お寺があったが、文革時代に紅衛兵により破壊されて、今のは近年に立てられたものだという。
帰り道、立ち並ぶ小さなレストランの表看板には、「ロバ肉麺」と書かれていたから、この辺りの名物料理なのだと確信した。
夕食は「和食」だ。「サラダ」(写真:A16)
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「茶碗蒸し」(写真:A17)
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「肉じゃが」(写真:A18)
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「秋刀魚の塩焼き」(写真:A19)
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これも旅行会社の配慮か?しかし、毎食の中華料理には飽き飽きした。