「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年192作品目)映画私はアンナナレーニナ
1902年日露戦争当時の満州。ヴロンスキー伯爵も参戦していたが、負傷して入院。そこで出会ったのがアンナの息子で医師の男だった。男は彼に母の自殺の理由を問う。アンナは鉄道自殺していたからだ。人妻だったアンナに恋した彼はアンナと共にアンナの夫と息子の元を去る。複雑な関係はロシアの社交界を揺るがす。

「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年193作品目)映画ジョニー・イングリッシュ
MI7という架空の英国諜報機関のスパイのお話し。常に失敗と成功が付きまとうコメディー。

「アンクル・ドリュー」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年194作品目)映画アンクルドリュー
ニューヨークのストリート・バスケのレジェンドたちを集めたチームが若手に挑むバスケットボールのお話し。ハリウッドのメークが老人に化けさせているのが凄い。

「人魚の眠る家」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年195作品目)映画人魚の眠る家
少女が脳死状態になる。両親は特殊な手術と電気信号により身体を動かすが、果たして少女は生きているのか、死んでいるのか?まあ、先が読めてしまう映画でした。

11月16日の経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「斬、」が4つ星、「ハード・コア」が5つ星、「バルバラ」が4つ星、「ボーダー・ライン ソルジャーズ・デイ」が3つ星、「ア・ゴースト・ストーリー」が4つ星、「人魚の眠る家」が2つ星、「銃」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」「未来のミライ」「ジェラシック・ワールド」「ウインド・リバー」「カメラを止めるな」「MI」「オーシャンズ8」「オーケストラ・クラス」「泣き虫しょったんの奇跡」「プーと大人になった僕」「散り椿」「運命は踊る」「クレイジー・リッチ」「バッド・ジーニアス」「バーバラと心の巨人」「華氏119」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎=昼の部「三国無双瓢箪久 出世太閤記」
9月大歌舞伎観劇=秀山祭 「金閣寺」他

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル。9月のハワイ。
12月は香港の予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「わが心のジェニファー」(浅田 次郎 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★★(今年220冊目)本わが心のジェニファー
読み始めたらやめられない。アメリカ人から見た日本が面白い。

「たぬき芸者」(風野 真知雄 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今年221冊目)「大江戸落語百景 読む落語」シリーズ第三席本たぬき芸者

「連鶴」(梶 よう子 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年222冊目)本連鶴

「家光の遺言」(麻倉 一矢 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年223冊目)本家光の遺言

「阿修羅の微笑」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年224冊目)本阿修羅の微笑

「義民が駆ける」

「さいたま歴史研究会―25」
「義民が駆ける」藤沢周平作(写真は藤沢周平記念館内部:藤1)藤1
12代将軍「家慶」の時代。大御所「家斉」が存命中の「天保年間」の事件を小説化したのが、今回ご紹介する「義民が駆ける」だ。作家は庄内出身の「藤沢周平」だ。彼の数少ない歴史小説の一つなのだ。
川越藩の財政は危機的状況で、既に40万両もの借財があった。幕府から11万両、江戸商人から7万両、京都商人から15万両、川越商人から7万両といった具合だった。ここに婿養子に入ったのが、家斉の53番目の子供である「斉省(なりやす)」だった。藩主の「忠器(ただたか)はこの養子の縁で何とか豊かな土地に転封を考えた。養子の母親「お糸」にそれを願い出て、お糸は大御所にお願いして、更に大御所は側近にその願いを伝え、側近は老中の「水野忠邦」に伝えた。この時の幕府中枢は、大老「井伊」、老中筆頭「水野」、老中「脇坂」「土井」「太田」で、その後井伊と太田の後任に「堀田」と「真田」が入ることになる。
そこで水野は、「川越⇒庄内⇒長岡⇒川越」という「三方所替え」を思い付く。当時の庄内は米所でもあり、最上川の河口にある「酒田」が北前船の寄港地としても栄えていて、豪農豪商の「本間家」もあった豊かな土地だった。老中の会議で反対の意見を述べたのは太田のみ。他の老中は賛成した。しかし何か理由を付ける必要があり、庄内藩主の「酒井忠発(ただかた)」の代理(当時藩主は国元にいた)を呼び付け、「酒田港取り締まり不届き」に付き長岡に転封を命ずるとした。また長岡藩については、新潟港で難破船からの盗みがあったとして、川越へ転封を命じた。これが天保11年11月1日(1840)のことだった。
しかし、これが庄内藩に伝わると、農民たちが猛反対をした。藩としては幕府の命令に背く訳にもいかず、農民の自主的な動きに任せるしか手はなかった。一方で賄賂を幕府の主要メンバーに送ろうという案も浮上した。
だが農民たちは結束して代表を江戸に送り、「駕籠訴」をしようということになり、川北(最上川の北側の農民組織)から12名が選抜されて江戸に向かう。11月23日に国元を出発し、江戸馬喰町の「大松屋」に宿泊するも、駕籠訴だと知られ、駕籠訴は天下の大罪として藩の江戸屋敷に通報され、藩に説得されることに。川南からは20名が雪の中、秋田経由で江戸に向かい天保12年正月15日に到着した。そして1月20日に、5班に分かれて駕籠訴をした。相手は「井伊」「水野」「太田」「脇坂」「水戸藩家老」であった。午前10時頃、大手門前に太田の駕籠が来て、駕籠訴する。取り押さえられるが、状箱は駕籠へお取り上げになられた。1月30日大御所死去。
この駕籠訴の内容が周囲に知らされると、庄内藩への同情が高まる。参勤交代で藩主が江戸へ向かおうとすると農民が集まって阻止しようとした。この時集まった群衆は10万人とも言われていた。(写真:群衆が描かれた時の絵:藤2)藤2
しかし藩主は江戸に向かう。
次の計画は「江戸大登り」と称し、川北、川南合同で3月3日に36名が江戸に向かい、水野、太田両老中に嘆願書を提出した。
更に合計420名が江戸に向かうことになる。藩も引き留め役の役人を江戸に送る。
幕府内部では井伊と太田が失脚し、堀田、真田が幕閣に加わる。ここで水野は南町奉行の「矢部」に調査を命じた。新米の矢部のほうが扱い易いと思ったのだろう。北町奉行は遠山(金四郎)だったから、彼はまじめにやり過ぎると判断したらしい。ところが矢部の調査は徹底していて、関係筋を全て調べ上げ、川越藩の裏事情から、何から何まで調べた。
地元からの大登りは中止となったが、矢部は老中皆の前で口書きを読み上げた。まずその経緯から始め、婿養子からお糸の方、大御所、側近、老中へとのルートが明らかになる。矢部は更に川越藩は大御所周辺に大金を渡したこと、所替えには何ら理由がないこと、農民の駕籠訴などは庄内藩主を思う心から出たものだとした。
天保12年7月11日、将軍の前での閣議が開かれた。月番老中の堀田は水野の登城を停止してのことだった。水野は老中を辞めた。そして将軍の前で「三方所替え」は中止となった。
地元庄内では7月16日に農民数千人が喜び町内を練り歩いた。この日から7日間宴会が続いたという。
しかし、その後水野は復活し「天保の改革」を行うことになる。水野の矢部と庄内藩への恨み辛みが強く、矢部は水野の手先であった目付の鳥居により、勘定奉行時代の罪を問われ、その役を追われ、桑名藩に永預けの末、俸禄没収、家名断絶となり、断食して自殺した。後任の南町奉行は鳥居となった。
また、庄内藩には「印旛沼干拓事業」(工費は全体で11万7千両を五つの藩で負担)のお手伝いを命じた。新潟港は長岡藩から取り上げられ幕府直轄地となった。
その後、天保の改革は失敗した。
これが小説のあらましだ。(写真:藤3)藤3
因みに駕籠訴とは、老中の登城の駕籠に向かって訴状を差し出すことで、本来は禁じられていた。供侍に斬られても仕方なかった。老中のみ登城の際に小走りで隊列が進むのを映画などでご覧になられた方もおられようが、老中のみに許された所作だった。だから農民は小走りの登城の列と先頭の槍の紋章で老中の名前を確認出来た。

「柿」
新潟の友人から柿が送られてきた。実に甘い柿だ。もうこんな季節になっていたのだと改めて思い知らされた。季節は進む。(写真:柿)柿
同時に我が家の近くの街路樹も色付き始めていた。(写真:紅葉)

「上弦の月」月
久し振りの晴れに夜空には上弦の月がくっきりと観えた。美しく光り輝いている。宇宙は今も膨張しているらしい。そして1200億年後までは膨張を続け、その後縮小を始めるのだろうか?何とも不可思議な宇宙とこの世界だが、月はおとぎ話のように夢を与えてくれる。

「高校は足立学園戦、大学は日体大戦」

「秋のフットボールシーズン、高校は関東大会準決勝」
「足立学園戦」
本日は高校と大学の両方の試合があり、半分づつ応援の掛け持ちをすることにした。まずは川崎の富士通スタジアムでの高校戦だ。相手は足立学園(東京地区第2位)。中々の強豪だ。(写真:F1)F1
まずは足立学園のレシーブで試合開始。自陣18ヤードからランプレーで、2度ファーストダウンを更新したが、パント。
母校も1度ダウンを更新したがパント。第1Qはこういった具合で互いにパントの蹴り合いになり膠着状態。
第2Q、ハーフラインからの母校の攻撃になり、パス3回中2回成功で敵陣30ヤードへ進み、またまたパスがQB近藤君から82番WR加藤君(2年)に決まりサイドライン際を走り、ゴール前1ヤードでタックルされた。29ヤードのゲインだ。次のランはエースのRB下村君が中央突破でTD(2Q9分33秒)。8:0となる。
ここからが注目だ。偶然写真を撮ったのだが、本来TFPでキックなのだが、観てほしい。(写真:F2)F2
キッカーは蹴っていない。ホールダーはボールを受け取って、右に走りながらパスを投げた。これを見事キャッチして2ポイントコンバージョンとなった。得点は8:0。直後なのでスコアは前のままだ。(写真:F3)F3
これはデザインされたプレーだったのだろうか?後日確認するとスナップミスで、偶然のパスが成功したというラッキーなものだったらしい。その後は攻守交替が続き前半終了。後に結果を聞くと、第4Qに追い上げられたが、20:12で勝利したという。いよいよ23日の決勝戦は、全国大会2年連続戦はしている東京1位の佼成学園だ。実力は五分五分だろう。チャンスありと観た。

「大学は日本体育大学戦」
ここまでの関東大学アメリカンフットボールTOP8の試合結果は、早稲田が全勝の4勝、明治が4勝1敗、法政が3勝1敗、立教が2勝2敗、母校が1勝3敗、日体が5敗、日大は全敗扱いとなっている。母校は日体に敗れるとBIG8、所謂2部リーグとの入れ替え戦になる可能性が非常に高いと言わざるを得ない。それほど大切な試合だ。
高校戦の前半を終えて、横浜スタジアムに向かう。まだ前半戦の終盤だったが、スコアボードは0:14となっているではないか。(写真:F4)F4
ハーフタイムも元気が出ない。(写真:F5)F5
後半は母校のレシーブで始まる。日体陣48ヤードからパスとランを組み合わせ3度ダウンを更新し、敵陣9ヤードまで進む。1番QB西澤(3年)から7番WR村木(4年)への右コーナーへのパスが決まりTD(3Q、9分6秒)。TFPも決めて7:14となる。(写真:F6)F6
応援団も大興奮。(写真:F7)F7
しかし、日体は3Q4分32秒、ストレートにレシーバーが走り、あっという間にディフェンス2人を抜き去り、ロングパスを取り、そのまま57ヤードTDとなる。またまたリードを21:7と広げられた。(写真:F8)F8
しかし、次のシリーズで母校は自陣25ヤードからの攻撃で87番TE鈴木(2年)へのサイドライン際のパスが決まり、そのままリードブロッカーも上手く絡み、50ヤードゲイン。敵陣25ヤードからのRB29番谷田(3年)のドローでTDを上げる(3Q、3分34秒)。14:21だ。(写真:F9)F9
日体は3度ダウン更新して攻めるが、QBサックされパント。しかしボールが進まず、母校はハーフラインからの攻撃となった。非常に良いポジションだ。敵陣25ヤードまで進み、第1ダウンの攻撃で背番号は観えなかったが、中央へのパスが決まり、ゴール前6ヤードとなる。ここでまたまた29番谷田が中央突破しTD(4Q、9分24秒)。
21:21の同点となる。(写真:F10)F10
攻守交替が続く中、日体は自陣12ヤードからの攻撃でショットガン・フォーメーションでのスナップがQBの頭上を越えるミスでゴール前1ヤードへ。第2ダウンのランプレーが出ず、次の第3ダウンもランを止められた。その直後不可思議なことが起きた。第4ダウン、自陣1ヤードからのパントフォーメーションでスナップを受けたパンターがそのままニ―ダウンしたのだ。何故か?理解に苦しむが、これでセーフティーとなり母校に2点が転がり込んだ。多分ルールを勘違いしたのではなかろうか。逆転となった。23:21(4Q、2分2秒)。
そして日体は自陣20ヤードからのキックオフ。母校の攻撃はダウン更新ならずにパント。残り時間は1分57秒。日体はパス攻撃で攻めるが、自陣34ヤードでの第4ダウンはQBサックされて、母校の攻撃になる。残り22秒。ここで母校はニーダウンして試合終了となった。23:21(写真:F11)F11
最後は本当におかしな終わり方だった。喜ぶ応援席。(写真:F12)F12
ベンチも漸くほっとした。(写真:F13)F13
日大は既に2部降格が決まっているので、もう1校は日体が入れ替え戦出場で決まりとなった。2部からは東大と桜美林が入れ替え戦出場か?
まあほっとしました。後は高校の関東大会優勝を願うばかりだ。

「明月庵田中屋」

「手前勝手世界食物語、第502号」
「明月庵田中屋」
またまた田中屋だ。まあここの蕎麦は美味いから仕方ない。
一番安いコース料理を頼む。まずは「付き出し」(写真:食1)食1
「刺身」(写真:食2)食2
「煮もの」(写真:食3)食3
「天婦羅」(写真:食4)食4
メインの「もり蕎麦」(写真:食5)食5
「デザート」(写真:食6)食6
我々年寄りにはこの位の量で丁度良い。
その日集まった5人。(写真:食7)食7
以上、秋から初冬へと移りつつある東京から勢古口がお送りしました。

「東山魁夷展」

J  REPORT2018年 11月第3週」
「リタイアメント・ノート 10年3ヶ月目」
「VOL.1081号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールをください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com  
「東山魁夷展」
「生誕110周年、生涯をたどる美しき道」
六本木の国立新美術館で公開中の「東山魁夷展」に行ってきた。やあ、やはり素晴らしい作品ばかりだ。(写真:H1)H1
この絵は「緑響く」(写真:H2)H2
「緑響く」(1982)はモーツワルトのピアノソナタが頭の中に浮かんできて、そこでこの森と湖に白い馬のイメージが出て来たとのこと。(写真:H3)H3
「晩鐘」(1971)は、ドイツ、フライブルグの風景だ。(写真:H4)H4
「残照」(1947)は、戦後の敗戦の中で熊本の阿蘇山を観て描いたという。(写真:H5)H5
「秋翳(あきかげ?)」(1958)は、紅葉の山を描くがこれは全て想像で描いたもの。実際にはこの山はない。(写真:H6)H6
「花明り」(1968)は、京都の円山公園での風景。枝垂れ桜と月。(写真:H7)H7
「唐招提寺御影堂障壁画・涛声(なみごえ)」(1975)は16枚の襖絵。(写真:H8)H8
(写真:H9)H9
(写真:H10)H10
「同 揚州薫風」(1980)は水墨画26枚の襖絵。(写真:H11)H11
(写真:H12)H12
(写真:H13)H13
(写真:H14)H14
鑑真和上の故郷を描いたもの。
そして、「行く秋」(1990)。落ち葉が絨毯のように重なる。金箔がふんだんに使われている。(写真:H15)H15
その他、素晴らしい作品群約70点に圧倒された。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ヴェノム」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年190作品目)映画ヴェノム
地球に侵入したエイリアンが人類に寄生してしまう。果たして人類とエイリアンとの戦いは?

「華氏119」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年191作品目)映画華氏911
中間選挙の前日に観た。結果は今はまだわからないが、共和、民主両党の主張はよく分かった。トランプを支持する大富豪や大企業、人種差別主義者、女性蔑視者等々に固い基盤を持つ一方、民主党は本来の姿を失い、オバマも最後はトランプを利する行動を取ったということも分かった。民主党の予備選挙ではサンダーズ候補が勝っていたにも関わらずクリントンが勝ったと嘘の報告があったのが分かり、非常にためになる映画だった。

11月9日の経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「おかえり、ブルゴーニュへ」が4つ星、「鈴木家の嘘」が4つ星、「ボヘミアン・ラプソディ」が3つ星、「マンディ 地獄のロード・ウォリア」が3つ星、「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの冒険」が3つ星、「生きてるだけで、愛」が3つ星、「津軽のカマリ」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」「未来のミライ」「ジェラシック・ワールド」「ウインド・リバー」「カメラを止めるな」「MI」「オーシャンズ8」「オーケストラ・クラス」「泣き虫しょったんの奇跡」「プーと大人になった僕」「散り椿」「運命は踊る」「クレイジー・リッチ」「バッド・ジーニアス」「バーバラと心の巨人」「華氏119」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎=昼の部「三国無双瓢箪久 出世太閤記」
9月大歌舞伎観劇=秀山祭 「金閣寺」他

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル。9月のハワイ。
12月は香港の予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「家斉の朋友」(麻倉 一矢 著)コミック時代文庫 私的批評眼★★★(今年213冊目)「剣豪殿様 堀田左京亮」シリーズ第1弾本家斉の朋友

「初霜」(藤原 緋沙子 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年214冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ第13弾本初霜

「老中の深謀」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★★(今年215冊目)「御庭番の二代目」シリーズ第5弾本老中の深謀
このシリーズ、読み始めたらやめられない。

「御落胤の槍」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★★(今年216冊目)「御庭番の二代目」シリーズ第6弾本老中の深謀

「新しき将軍」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★★(今年217冊目)「御庭番の二代目」シリーズ第7弾本新しき将軍

「十万石の新大名」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★★(今年218冊目)「御庭番の二代目」シリーズ第8弾本十万石の新大名

「恋の櫛」(藤原 緋沙子 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年219冊目)「人情江戸彩時記」本恋の櫛

「孫の運動会」

「孫の運動会」
孫の「蓮」君の運動会に出掛けた。2歳児クラスで虫たちの被り物をして、グラウンドを走り回るらしい。天気が良すぎて暑い位だった。(写真:U1)U1
まあ観てみよう。(写真:U2)U2
(写真:U3)U3
結構、一生懸命にやってますね。(写真:U4)U4
(写真:U5)U5
(写真:U6)U6
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(写真:U12)U12
3月生まれのハンディキャップがあり、まだまだ小さな孫息子ですが、それなりに日々成長しているのを感じました。蓮という名前は流行りのようで園児の中に数名同名の子供がいた。

「立教新座高校戦」

「秋のフットボールシーズン、高校は関東大会第2回戦」
「立教新座高校戦」
薄曇り、小雨が降りそうな調布の「アミノバイタルフィールド」。関東大会は2回戦になっていた。神奈川大会優勝の母校はシードされて2回戦が最初の試合だ。相手は「立教新座高校」だ。(写真:F1)F1
(写真:F2)F2
(写真:F3)F3
母校のキックオフで試合開始。立教は自陣20ヤードからの攻撃だったが、ランプレーが全く出ず、3ヤードロスでパント。レシーブした母校は立教陣47ヤードからの絶好のポジションで攻撃開始。パス、ラン共に上手く決まり6プレーでゴール前5ヤードまで来る。しかしここからの詰めが甘い。第2ダウン、左エンドゾーン、コーナーへの浮かせたパスが不成功。第3ダウン、ランフェイクのパスがこれも不成功。結果FGとなるのだが、スナップが悪く、ホールダーがもたもたしていてキック不成功。
攻守交替で立教の自陣20ヤードからの最初の攻撃は、ミドルパスだったが、これを母校ディフェンス(31番、藤田君3年)がインターセプトし、そのままゴールラインまで走り切り、最初のTDを上げる。TFPも決まり、7:8となる。(1Q,6分42秒)(写真:F4)F4
キックオフ後の立教の攻撃はまずはQBサックされて後退。ランもパスで出ずパント。母校は自陣48ヤードからの攻撃で、QB4番、近藤君(3年)のランやスクリーンパスでゲインするも結局パント。
立教はエース22番のRBが走り大きくゲインするも、やはりパスフォーメーションでQBサックされるなど奮わない。
しかし、2Qに入り漸くランにリズムが出て、10ヤードを越えるランが次々と出て最後は8番の21ヤードランでTDを上げた。7:7で同点。(2Q、10分19秒)(写真:F5)F5
母校の攻撃は、自陣28ヤードからワイルドキャット・フォーメーション、ランニングバックをQBの位置に置いてのランプレーで大きくゲインする。8プレーで敵陣9ヤードまで進む、パスは2回トライし、成功1回15ヤードで残りは全てランプレー。最後は32番RB中島君(3年)が右オフタックルを突破してTD、しかしTFPのキックはこれもスナップミスで不成功。13:7となる。(2Q、6分25秒)(写真:F6)F6
キックオフ直後の立教の攻撃は右オプションだったが、母校ディフェンスのタックルを受けファンブルし、母校がリカバー。敵陣25ヤードからQB近藤君から84番TE早瀬君(3年)への20ヤードポストパスが決まり、ゴール前5ヤードへ。続いて87番WR松下君(3年生)への左コーナーへのパスが見事決まりTD。20:7とリードを広げた。(2Q、5分51秒)(写真:F7)F7
更に次の立教の攻撃も自陣25ヤード第2ダウンにパスを投げたが、これをまたまた母校ディフェンス59番小村君(3年)がインターセプトする。そして敵陣25ヤードからの第2ダウン、ポストへのロングパスが87番松下君に投げられた。エンドゾーン内でディフェンス2人に囲まれながらも、ジャンプしてボールを奪い取るが如くにキャッチしTDを上げた。27:7.(2Q、4分15秒)(写真:F8)F8
後半は一進一退だったが、立教は無理したパスで自滅気味となり、母校も2軍投入もあり、膠着状態となり試合終了となった。(写真:F9)F9
(写真:F10)F10
(写真:F11)F11
他の2回戦は、日大千葉が3回戦進出で母校と次回対戦となり、片方の山は優勝候補の佼成学園と足立学園が3回戦進出を決めた。

「ミートロッカー」

「手前勝手世界食物語、第501号」
「ミートロッカー」
十勝牛の肉を食べさせるという店が「ミートロッカー」。久し振りに訪れた。先週は大学と会社も一緒だったG君とステーキを食べたが、今回は和牛のステーキだ。
まずは「シーザーサラダ」。別にローマ帝国のシーザーが食べたということではなく、メキシコ人のシーザーというシェフが考えたというサラダだ。(写真:食1)食1
メインのステーキ。(写真:食2)食2
軟らかい肉だった。肉の味が良かった。
そしてサイドは「マッシュ・ポテト」。(写真:食3)食3
最後は「パンケーキ」。(写真:食4)食4
これは結構ボリュームがあった。
以上、秋なのに比較意的暖かい東京から勢古口がお送りしました。

「斉白石」展

J  REPORT2018年 11月第2週」
「リタイアメント・ノート 10年3ヶ月目」
「VOL.1080号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールをください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com  
「斉白石」
日中平和友好条約締結40周年記念特別企画展として上野の東京国立博物館・東洋館で開かれている「斉白石」展に行ってきた。写真は東洋館。(写真:S1)S1
(写真:S2)S2
(写真:S3)S3
19世紀終わりから、20世紀半ばに掛けて活躍した中国人画家で、中国で最も愛されている画家とのことだ。
兎に角、絵を観ていこう。(写真:S4)S4
(写真:S5)S5
(写真:S6)S6
(写真:S7)S7
(写真:S8)S8
(写真:S9)S9
(写真:S10)S10
(写真:S12)S12
山水画とも違う味わいのある絵画だ。人物の描写が面白い。如何にも中国人らしいと感じた絵でした。
(写真:S13)S13
これは晩年のご本人の写真でした。

「江戸城の天守」
ご存知だと思うが、江戸城には天守があった。初代家康が造ったもの、二代目秀忠が造ったもの、そして三代家光が造ったものが最後の「寛永の天守」だった。即ち江戸城には3つの天守が時代は 違うがあったということだ。最後の天守は明暦の大火、所謂振袖火事で焼失し、その後再建はされていない。
その幻の天守を再現する映像が公開されていた。くしくも東京国立博物館・東洋館のミュージアム・シアターで、だった。(写真:E1)E1
江戸城の天守の石垣は、伊豆石という伊豆半島で取られて石が運ばれてきた。大きなものでは10トンにも達するものがあった。天守の高さは45m、五層の建築物だ。石垣を含めると59mにもなり、姫路城の1.3倍もある。五層と申し上げたが、実は石垣内部、地下の部分にも一層あるので、実質的には6層の建物だ。
設計図が現存し、そこに記されていたものから復元を図ったという。図面には「大棟梁 甲良なにがし」と書かれていて、江戸城や日光東照宮、寛永寺等を造ったのがこの甲良氏たちのグループだったという。屋根は銅板が使われていて、合計で8万枚あったという。天守の壁の部分も下側が銅板、上が漆喰となっていて、白と黒のコントラストが美しい。
鯱(しゃちほこ)は高さ2.4mあり、金の板で覆われていた。鯱は顔は虎で下半身が魚だ。
今、あればこんな風に観えたと思われる。(写真:E2)E2
焼け落ちてしまったが、本来の天守というのは戦の際の最後の立て籠もり場所だったが、
江戸城のこの天守は戦争の道具は何も装備されていなかった。もう家光の時代には太平の世になっていたということだろう。