「カナディアン・ロッキーの旅、後記」

「J  REPORT 2016 7月第4週」
「リタイアメント・ノート 8年1ヶ月目」、
「VOL。959号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com

「カナディアン・ロッキーの旅、後記」
帰国早々に中学の同級生K君の訃報を知る。驚く。
カナダ最後の夜はバンクーバー・オリンピックのアルペン競技を行った街「ウィンスラー」だった。今は夏なのですっかり「マウンテン・バイク」一色の世界になっていた。スキーのコースをマウンテン・バイクでぶっ飛ばす人達。大人も子供も楽しんでいた。そして最終日、ウィンスラーとバンクーバーの間にある山へゴンドラで登った。この日が一番天候が良かった。兎にも角にも快晴だ。森の緑、空の青さ、水の白濁した流れ、それらが交じり合い実に美しい景色を示していた。ゴンドラから降りると下の景色に圧倒される。ここは「sea to sky」と呼ばれるゴンドラだ。まずは景色を楽しんでもらおう。(写真:景色1,2,3,4)

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冬にはウィンスラー山を中心にしてスキーヤーなどで賑わう高級リゾート地だというが、素適なホテルが立ち並んでいたが、日本と違うのは長期滞在型の客が中心だということだろう。
残念なのはやはり「温暖化」の影響か、氷河がどんどん後退していっていることだ。特に「レイク・ルィーズ」の氷河は後何年持つのだろうか?と心配してしまう。
カナダの人たちは豊かな生活をエンジョイしているようで、日本とは比べ物にならない広大な大地を楽しんでいた。広大で美しい自然、そして快適な住空間。人口は日本の三分の一なのに広さは20数倍。まあ人生を楽しんでいた。さてバンクーバーに入る手前の「ライオン・ゲート・ブリッジ」を走る。(写真:橋の上)
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スタンレーパークの横を通り市内中心部に。流石に日曜日なのか渋滞している。それでも予定通りに空港到着。カナダの台地にお別れした。楽しい旅でした。19名全員がビジネスクラスの乗客なのでスムースに進むことが出来た。またまた機内ではずっと寝ていました。

昨年は8月にシアトル、KA、9月に南部アメリカを廻ったが、北米の豊かさを痛感させられた。しかしそこには貧富の差も隠されているのだろう。旅はまだまだ続く。

「道南の旅、後記」

「道南の旅、後記」
北海道の自然と食を楽しんだ旅でした。一番印象的だったのは、有珠山での火山被害の現場を案内してくださったボランティアガイドの方がおっしゃった、「人間は災害に学んでいない」ということだった。火山性微動があるのに入山規制をせず噴火被害にあったケースや、噴火の可能性があるのに、市民を避難させなかったりするケースは世界中で散見される。愚かにならずに命を大切にするために、自然史に学ばなければならないと痛切に感じた。

「北大か商大か」
小樽では大学論争が起きた。私の元の会社の先輩にも後輩にも「小樽商大」卒の方がおられた。彼らは一貫して北大より商大が優秀だという。北海道大学は元々「札幌農学校」から発したので文系は商大だというのだ。これは一理ある。今でこそ北大のネームバリューはあるが、地元では今も商大の名前は強い。(写真:小樽駅前、前方は小樽港)

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「青塚食堂にて」
祝津の民宿の朝、電話が鳴り響く。次々と予約が入ってくるのだ。特に夏休みはほぼ満室だという。昼や夜の食事だけの予約も入っていた。聞くとこの店、冷凍品は一切使っていないという。だからタラバカニなどは置いていない。但し、牡蠣は一旦火を通した焼き牡蠣にして出すという。夏場の配慮だろう。それでも小樽の海で獲れた海産物は美味しい。自家製の昆布の佃煮などは絶品だ。小樽へ行く時にはお薦めの民宿でした。

「ブラタモリ」
小樽のボランティアガイドの方が、先日「誰か知った人だなあ」と思ったら、NHKTV「ブラタモリ」の撮影中でタモリさんと女性アナウンサーがいたそうだ。そういえば小樽編で見たかも。

「駒ケ岳」
前号の写真を入れ違えてしまったので、ここで訂正。新函館北斗駅近くの高原の展望台からの眺めだ。「駒ケ岳」と「大沼」の全景が見えた。素晴らしい眺めだった。(写真:駒ケ岳と大沼)

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「北海道犬」
間違い修正でもう一件。アイヌ村にいた携帯CMの白い犬の娘の写真を入れ直します。(写真:北海道犬)
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「ジンギスカン」
札幌ではジンギスカンを食べるということになり、いつも私が行く「札幌ジンギスカン」という店に。満席で列が出来ていたので止めた。現地で合流したM氏お薦めの店も満席で行列が出来ていた。仕方なく、ビール会社がやっている店へ。ここはガラガラだった。安くて美味い店には客が殺到するということでした。

「2016 私の映画鑑賞記録」
映画「ブルックリン」(TCシャンテにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年107作品目)
1950年、職のないアイルランドから移民として、アメリカはニューヨークに渡った女性の物語。住むのはアイルランド移民が多いブルックリン。そこでホームシックに掛かるが、大学で会計士の資格を取り、恋人も出来た。しかし本国で姉が急死。故郷に戻るのだが、果たして彼女の未来は?揺れ動く女性の気持ちをきめ細かく描く秀作でした。

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映画「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」(TC日劇にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年108作品目)
中々に凝った作品だ。ジョニー・デップははまり役でした。大人が観ても楽しい。
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映画「偽りのチャンピオン」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年109作品目)
自転車競技の最高峰「ツール・ド・フランス」で7連覇を果たした米国人アームストロングのドーピング事件を描く。結果彼の勝利は剥奪された。実話です。

映画「ペレ 伝説の誕生」(TCシャンテにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年110作品目)
15歳でプロ契約し、16歳でブラジル代表に、そして1958年ワールドカップ・スゥーデン大会で優勝し、史上最年少のゴールを挙げた伝説のサッカーフレーヤー「ペレ」を描く。途中ペレ自身も出演している。

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映画「ウフィッイ美術館 フィレンツェ メディテ家の至宝 3D」(シャンテシネ銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年111作品目)
3度訪れたことがあるフィレンツェのウフィッチ美術館の作品を3D映像で観る。ルネッサンス期の最も充実した作品群には圧倒された。ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェリらの素晴らしい絵画と壁画と彫刻は感動的だ。
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映画「kingsglaive final fantasy XV(TC日本橋にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年112作品目)
王国を襲う帝国との戦いを描く。
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日経新聞7月8日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「生きうつしのプリマ」が4つ星、「ラスト・タンゴ」が4つ星、「シング・ストリート 未来へのうた」が3つ星、「ペレ 伝説の誕生」が3つ星、「フラワーショウ!」が3つ星、「森山中教習所」が3つ星、「セトウツミ」が3つ星でした。
日経新聞7月15日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ファインディング・ドリー」が4つ星、「ラサへの歩き方 祈りの2400km」が4つ星、「暗殺」が4つ星、「インディペンデンス・デイ:リサージェンス」が3つ星、「死霊館 エンフィールド事件」が4つ星、「エイミー」が3つ星、「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」が3つ星でした。

「私の去年2016年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「俳優、亀岡拓次」「サウルの息子」「最高の花婿」「スポットライト」「アイヒマンショー」「殿、利息でござる」「海よりもまだ深く」

今年の★★★★は、「はなちゃんのみそ汁」「ブリッジ・オブ・スパイ」「最愛の子」「ザ・ウォーク」「ブラック・スキャンダル」「キャロル」「オデッセイ」「マネー・ショート」「ヘイトフル8」「家族はつらいよ」「アーロと少年」「リリーのすべて」「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」「ルーム」「さざなみ」「レヴェナント」「ズートピア」「64前編」「神様メール」「素適なサプライズ」「マネー・モンスター」「裸足の季節」「レジェンド」「ブルックリン」「アリス・イン・ワンダーランド」

「2016 観劇シリーズ」
・1回目の観劇=二月喜劇名作公演(新橋演舞場)「名代 きつねずし」

「2016 旅の記憶シリーズ」
国内は1月の北東北「角館、秋田市内(秋田)」、「三内丸山遺跡(青森)」、「あつみ温泉、酒田(山形)」、「村上、新潟市内、瓢湖、燕三条、弥彦(新潟)」、6月は北海道道南(函館、松前、江差、洞爺湖、登別、白老、余市、小樽)へ旅しました。海外旅行は、2月のキューバ(65カ国目)、2月のタイ、4月のスペイン、そして7月のカナダでした。

「2016 本の記憶シリーズ」
「鯨を一太刀」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年134冊目)「女がさむらい」シリーズ第2弾

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「飛んで火に入る料理番」(小早川 涼 著)角川文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年135冊目)「包丁人侍事件帖」シリーズ第3弾
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「三匹の浪人」(藤井 邦夫 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年136冊目)
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「初しぐれ」(北原 亞以子 著)文春文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年137冊目)
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「終焉の太刀」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年138冊目)「織江緋之介見参」シリーズ第7弾
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「青紬の女」(辻堂 魁 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年139冊目)「仕舞屋侍」シリーズ第3弾
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「鳳凰の巻 強つく女」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年140冊目)「付添い屋六平太」シリーズ第7弾
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「落とし水」(井川 香四郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年141冊目)「おっとり聖四郎事件控」シリーズ第4弾
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「皇居見学会」

「皇居見学会」
週5回、皇居が一般開放されるようになった。早速3S会のメンバーで訪れた。午前と午後の2回開放されるようだが、定員は400名づつとか。「大手門」前の「パレスホテル」が真新しい建物になっていて、その雄姿に圧倒される。(写真:パレスホテル)

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「桔梗門」前で荷物チェックを受けて、「内桜田門」から入ると待合室があり、しばしそこで待たされる。(写真:内桜田門)
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大きな皇居全景の写真を見る。これが一番分かり易いだろう。(写真:皇居全景)
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陛下を乗せた馬車が二重橋を渡る模型もあった。(写真:馬車)
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外国人が全体の2割はいるだろうか。ぞろぞろと宮内庁職員の案内で動き出す。2km、約1時間強の予定の見学会がスタートだ。まずは待合室を出た直ぐの左側の石垣に面白いものがあった。それは石垣を造った大名の家紋が石に刻まれていたのだ。最初は「丸に十の字」即ち薩摩藩島津家の紋所だ。(写真:石垣の島津家の紋)
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その他、幾つかあるがよく読めなかった。(写真:石垣の大名家の紋)
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「お手伝い普請」と呼ばれるもので、徳川家からの命令には逆らえなかったのならば、「これは俺がやったんだ」と言わんばかりの家紋だった。次に大きな建物は「富士見櫓」。明暦の大火で江戸城も灰燼と帰した訳だが、この富士見櫓のみ大きな櫓として再建された。ご存知のように天守閣は立て直されなかったので、この富士見櫓が天守閣の役割を果たしていたという。その名の通り、富士山が観えるという。(写真:富士見櫓)
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ちょっと小高い丘に向う。ちょうど正月や天皇誕生日の一般参賀のコースとは逆の流れだ。そこには「宮内庁庁舎」がある。戦後直ぐの時には昭和天皇はこの庁舎の入口の屋根の上から一般参賀を受けたという。(写真:宮内庁庁舎)
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そして広い庭になる。「東庭」だ。ここに一般参賀の人たちが集まる。そこにあるのが「宮殿」だ。庭に面した建物は「長和殿」だ。(写真:長和殿)
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ここに皇族方が現われ、参賀を受けられるお馴染みの場所だ。ここから二重橋のほうに向う。正式には「正門鉄橋」、所謂「二重橋」を見ることが出来る。(写真:二重橋)
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振り返ると「伏見櫓」が見える。(写真:伏見櫓)
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何か厳かな雰囲気に包まれたような気がした。逆コースで戻る。宮内庁庁舎の裏側、この向こう側が「紅葉山」だと言われたが、全く見えない。ここから先は陛下の私的な住いだからだろう。江戸城時代の「西の丸」跡が、今の「吹上御殿」だ。天皇陛下の日常の場だ。やがて春の桜見物と秋の紅葉見物で訪れる「乾通り」に出た。乾通りと本丸、今は皇居東御苑だが、その間にあるのが「蓮池濠」だ。蓮の花が咲いていた。(写真:蓮池濠)
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あっという間の1時間強だった。色々な工事があるので、一般開放は来年の春まで行われないということだった。今年の秋の紅葉も、来年春の桜も皇居では見ることが出来ないそうでした。

「天皇と朝廷」

「天皇陛下、生前退位のご意向」
突然の報道に驚かされた。以前から天皇の問題については、3S会のスーさんと激論を交わしてきた。私は日本人は全て天皇陛下の臣であるといい、スーさんは違うといい、まあ結論的にはスーさんもほぼ私の意見に賛同して頂いた。日本人にとって天皇という存在は非常にある意味難しい問題なのだろう。でも日本には天皇は絶対必要だと私は今でも思っている。そこで江戸時代の天皇と幕府との関係はどうだったか、考えて見た。

「朝廷=天皇と幕府」
朝廷は名分であると言える。正確には朝廷ではなく天皇なのだが、義を正にするか、偽りにするかは、勅のあるなしで決った。即ち天皇を押さえた者が天下を取った。織田信長も豊臣秀吉も徳川家康も天皇を手中にして天下の主たろうとした。徳川が代々幕府を開けるのも、天皇の委託があるからであった。つまり、天皇を奪われたら幕府は崩壊してしまう。即ち「朝敵」となってしまう。幕末の事態は正にそれであった。幕府は朝廷に山城国のうちから三万石を給した。これには天皇、皇子、内親王の生活費だけでなく、祭祀の費用、朝儀の開催、御所の維持、女御などの奉公人の給与などが含まれていた。年貢の収入は四公六民で実質凡そ1万両程度だった。公家衆には朝廷への三万石とは別に禄が支給された。五摂家筆頭の近衛家の禄は摂津国伊丹村などで、2852石、九条家が山城国紀伊郡東九条村で2043石など、百家あまりの公家に合計46,600石が出されていたという。だから、朝廷も公家衆も皆貧乏していたのだ。これは幕府が朝廷から余裕を奪い、侍(禁裏侍)などを養わせないためだった。下級の公家では30-50石と御家人の最下層程度しかなかったという。
嘗ては天皇を政治的に利用して政権を取るといったことが実際に行われたことから、戦後憲法では象徴という曖昧な形になったのだと思う。それで本来の通り、天皇は政治に参画せずということが正しいことだと思う。それでも日本人で天皇制を否定する人たちは少ないと思う。これほど激務で、私がなく、自由がない天皇ほど大変な職業はないと思う。

「機内食」

「手前勝手世界食物語、第414」
「機内食」
バンクーバー発の全日空115便での食事だったが、空港のラウンジでワインを飲み、サンドイッチやお粥も食べたので、余り食欲はない。だが仕方なく野菜中心の前菜は無理やり押し込んだ。(写真:前菜)

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メインは「魚」をチョイスした。白身魚のムニエルをあっという間に食す。(写真:魚料理)
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どうも私は食べるのが早過ぎるのが問題のようだ。何か急がないと食べ物がなくなってしまうような気になってしまう。これでは拙いぞ。とは思うものの、やはり早食いのクセは直らない。
以上、梅雨明け前ですが、実に暑い東京から勢古口がお送りしました。またカナダに戻りたいです。

「カナディアン・ロッキーの旅」

「J  REPORT 2016 7月第3週」
「リタイアメント・ノート 8年1ヶ月目」、
「VOL。958号 SINCE AUG.12th、1983」
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「旅暦67」「カナディアン・ロッキーの旅」
カナディアン・ロッキーには2008年7月に続いての2度目。カナダへの旅は都合4度目となる。
初日(7月4日)
羽田から8時間でカナダのバンクーバーに到着。(写真1-2:バンクーバー上空)

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曇り空、気温20度。余り気候が良いとは言えない。まずはバスで植物園に向かう。世界中から集められた植物があるという。元々ゴルフ場だった場所に造られた植物園だという。色々な花や木々があるので詳細は省く。(写真1:噴水と蓮の花)
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(写真2:枝垂れ柳か、桜か?)
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(写真3:巨大な蕗のとう?)
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その後、ダウンタウンを通過して「スタンレー公園」に行く。8年前にも一人で来たことがあった公園だ。ダウンタウンが一望できる。水上艇が離水していった。音がうるさい。港でカナディアン・グースが群れをなして泳いでいた。のんびりとした光景だ。(写真4:カナディアン・グースとダウンタウン)
港では船がクレーンで陸揚げされていた光景を目撃。(写真5:船の陸揚げ)
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それにしてもバンクーバーは大きな街だ。高層ビルが乱立している。公園ではジョギングする人、サイクリングする人、ローラースケーターで走る人、色とりどりだ。皆運動が好きなのに太った人がいるのはなぜだろう。緑が多い街なのは確かだ。2010年の冬季オリンピックの聖火台があった。(写真7;聖火台)
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時の経つのは実に早い。ダウンタウンに「蒸気式時計」があった。(写真8:蒸気式時計)
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昨晩は機内で夕食を食べた後、日本時間の午前0時過ぎに寝たが、酔っ払ったままで寝たので朝の食事は全く食べられなかった。断って更に寝ていた。それでも約4時間も寝ていないだろう。バンクーバーには現地時間の午後2時過ぎに到着、日本との時差は16時間だ。どうも天気が良くないとの情報が入る。ホテルのWIFIもロビーでしか使えない。部屋では有料となる。そういえば今日はアメリカの独立記念日だった。「カナダ・デー」は7月1日で、建国の日だそうだ。お祭り騒ぎだったそうだ。

二日目(7月5日)
小雨だ。今日は約400kmの移動だ。バンクーバーから東北東に向かう。氷河が通過した谷を下る。オカナガン湖が観えて来た。南北180km、東西5kmの湖だ。雲がたなびく。(写真9:湖と雲)

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雨が強くなったり弱くなったり、それでも降り続く。ワイナリーで試飲。白とスパークリングとアイスワインを試す。ワインから出来たジャムもある。(写真10:売店内)
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ここも兎に角中国人が多い。大半が中国人だ。その後、「ファミリー・ファーム」に行く。8エーカーの土地で250種類の果物や野菜を栽培していて、3世代11家族で経営しているという。昔、最初にこの地に入植したのは日本人で今も子孫がここに住んでいるという。このファームは元々イギリス南部からやってきた人たちだという。一番沢山作っているのはリンゴだそうだ。25種類のリンゴを育てている。(写真11:リンゴの木)
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リンゴの木の下に沢山のリンゴが落ちていた。これは所謂間引きを行って、よいリンゴのみ製品化させて、落としたものはそのまま自然に返すという。オーガニックな農産物だ。10月の「ハロウィーン」のお祭りに合わせてカボチャも大量に作られていた。(写真12:カボチャ畑)
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鳥がやってきてリンゴをついばんでいた。(写真13:鳥)
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鹿もやってくるので周囲は高いフェンスで囲んでいるという。鹿はこちらでも困っている動物みたいだ。動物と言えば、これまでは農場の牛と馬しか見ていない。売店では果物を加工したジャム、バター、等々沢山お土産品を販売していた。(写真14:店頭)
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空をヘリコプターが飛んでいたが、これはヘリのローターで風を起こし、チェリーに付いた水滴を落とすためだという。チェリーは雨に弱いらしい。漸く晴れて来た。雨が降ると直ぐにヘリを飛ばすらしい。

「レイク・ルィーズ」

三日目(7月6日)
昨晩はバーノンという街に泊まった。バスでの長距離移動だ。オカナガン湖の向こうに雲海が観える。(写真15:湖と雲海)

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今日のメインは温泉に入ることだというが、私は入る気がないので支度はしていない。アロー湖(弓湖)という細長い湖をフェリーでバスごと渡ると湖畔に温泉がある。まあ、温水プールだと思って頂ければ結構だ。(写真16:フェリー上から)
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一部の人は温泉に行くが、私が湖畔まで歩いた。湖畔では家族連れが水遊びをしていた。黒のラブラドールレッドリバーが主人が投げた棒を泳いで取りに行っていて楽しそうだった。(写真17:湖畔にて)
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国道一号線を東に向かう。山岳地帯で周囲は2000mから3000m級の山々が連なる。峠の「ロジャーズ・パス」でトイレ休憩。ほぼ1.5-2時間置きにトイレ休憩が入るが、今回のツアーは合計19名なので非常に短いトイレ休憩で済むのがよい。駐車場にリスがいた。人懐っこく逃げようとしない。(写真18:リス)
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白と黒の鳩位の大きさの鳥もいた。(写真19:鳥)
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周囲の山も2000mの森林限界線を越えているのか、木々が観えなくなっている。(写真20:周囲のハゲ山)
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そろそろコロンビア山脈からロッキー山脈へと移り変わる。州もブリティッシュ・コロンビア州から、アルバータ州へと、時差も1時間進む。さあいよいよ氷河も観えて来た。(写真21:氷河)
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大陸横断鉄道の線路も観え、貨物列車がいた。(写真22:貨物列車)
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そしてお待ちかね、「レイク・ルィーズ」に到着。日本で嘗て流行った歌で「ブルー・シャトー」という歌があるが、作詞者はこのルィーズ湖のイメージで作詞したという。「森と泉に囲まれて、静かに眠るブルーブルー、ブルー・シャトー」というのだと。(写真23:レイク・ルィーズ)
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ジャッキー吉川とブルーコメッツだっただろうか?忘れた。期待を込めて湖畔に出た。だが残念ながら氷河はかなり後退してしまっていた。これも温暖化の影響なのだろうか?湖自体の美しさは変わらないだのが、対岸の氷河の減少は本当に悲しい気持ちにさせられてしまう。それでも湖畔はたくさんの観光客で賑わっていた。やはり中国人がここでも多かった。(写真24:湖畔の風景)
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今日のお泊りは「シャトー・ルィーズ・ホテル」だ。このホテルは確か1924年に建てられ、その翌年にカナダで最初の国立公園に指定されたので、その後公園内でのホテル建設は禁止となった。だからこのホテルのみ、存続が許されたという経緯があったはずだ。(写真25:ホテル入り口)
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(写真:26ホテル・フロント)
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本当に素晴らしい伝統あるホテルだ。夜中に突然警報が鳴り出した。誤作動によるものだったようだが、驚いた。慌てて外に飛び出すところだった。時差ボケが取れず、眠気と旅の疲れが一緒になり、且つまた風邪気味で調子が悪い。咳が酷い。困りました。今年2度目の夏風邪のようだ。

四日目:7月7日
朝の湖は太陽に照らされて美しさを増していた。空気も澄み渡り、来てよかったと思わせる朝だった。(写真27:湖畔のホテル)

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波もなく、反対側の氷河が湖に写し出されている。だが、氷河の後退は如何ともし難い。(写真28:昔の湖と氷河)
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(写真29:今の湖と氷河)
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一目瞭然だ。それでも未だにこの湖の価値は衰えない。今日、晴れてくれないと価値が半減してしまうのだが、どうやら天気は大丈夫のようだ。北上して氷河湖を巡る。まずは「ボウ湖(弓湖)」だ。8年前に来た時にはここは雪に覆われていた。丁度同じ7月だったが、一夜にして変貌していたのを思い出す。今日の湖は穏やかだ。(写真30:ボウ湖の湖面)
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次は「ペイト湖」だ。見晴らし台まで登る途中に「シマリス」がいた。身体に縦模様が入ったリスだ。人懐っこいというより人見知りしないのだが、素早く動いている。(写真31:シマリス)
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ここには他に「鳴きウサギ」がいた。生憎写真は撮れなかったから惜しかった。リスよりも小さなウサギで拳大の小ささだ。これも愛くるしい。
次が「ペイト湖」だ。湖の蒼く透き通った色が美しい。(写真32:ペイト湖)
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「モレーン湖」も美しい。(写真33:モレーン湖)
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巨大なタイアを3軸ダブル・タイアで計12本付けた6輪駆動の雪上車で氷河に向かう。ここは「コロンビア大雪原」という大きな氷河の最先端部「アサバスカ氷河」で全長6km、幅1km、毎年25m前進しているという。我々が降り立ったのは氷河の中央部、それでも厚さは260mもあるという。前回の2008年当時は厚さが300mほどだったらしいから、その後退速度が分かるというものだ。(写真34:氷河)
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氷河は本来、水色をしている。(写真35:氷河の表面の水色)
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今はほこりを被っているので汚くなっている。雪上車の12本のタイアは直径が2m、幅1mと巨大だ。我々は食事をしたターミナルから専用バスに乗り換えて氷河近くまで行き、そこで雪上車に乗り換える。(写真36:雪上車)
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フル稼働しているようだ。多分50人以上の人を乗せられるのだろう。皆はしゃいでいる。(写真37:氷河上の人たち)
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氷河は大きい。そこを冷たい風が吹きすさぶ。10月からは営業を停止するというが、未だにコロンビア大雪原では氷河が製造されているという。毎年3mほどの積雪があるのだが、気温が低く解けないためにどんどん蓄積され氷の厚さが増してきて氷河になるという。100万年前から今日まで最近の1万年前までは氷河は増えていたが、その後どんどん溶けている。それでも未だに氷河を造り続けるという地球の営みには驚くばかりだ。ジャケットだけの服装の私を観て外人が「underdressed!」と言って通り過ぎた。皆ダウンジャケットを着ているから、私の服装は異様だったのだろう。(写真38:氷河全景)
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帰り道、野生のシープ(羊たち)が車の通行を塞ぎながら道路を横断していった。(写真39:シープ)39
(写真40:シープ2)40
ここまでは野生の動物、特に大型の動物には会わなかった。黒熊、エルフ、狼に遭遇するといいのだが、果たして今回の旅ではどうだろうか?さてバンフに向かう国道。周囲は嘗て氷河が通った後だから、V字の谷を形成している。(写真41:V字谷)
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途中で「クロウフット氷河」に出会う。姿、形がクロウ、即ちカラスとその足の部分の三俣に似ていたのでそう名付けられたという。(写真42:クロウフット氷河)
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道路工事のための渋滞にぶつかる。この時期、至る所で道路の拡張工事や再舗装の工事が行われている。夏場しか工事が出来ないからだろう。カナダの車は走行中はヘッドライトが付かないと運転出来ない。広大な国土に真っ直ぐに延びる道路だから、対向車線の車なのか、隣接車線の車なのか分からないのでヘッドライトを常に付けるように法律で決めたという。これで交通事故は減ったという。日本もヘッドライトは常時点灯にすべきだと思う。(写真43:渋滞中)
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そしてバンフの街に到着。凄い数の観光客で溢れていた。まず最初に土産店の「OKギフトショップ」に行く。あの有名な「大橋巨泉」氏の経営するお店だ。カナダだけでなく、オーストラリアやニュージーランドにも手広く店舗網がある店だ。今の若い人に巨泉と言っても知らないだろうなあ。健康不安説が流れていて入院中らしい。まあ一時代を築いた芸能人だったのだろう。困ったことが一つある。デジカメのスイッチが故障してしまい、中々写真が撮れないのだ。折角の旅行中なのに本当に困っています。バンフの街は人口8000人、年間300万人の観光客が訪れるという。前回訪問時に食事をしたレストランを発見。確かキングサーモンのステーキを食べたはずだ。そして有名なバンフの高台にある「バンフ・スプリング・ホテル」に着いた。ここはレイク・ルィーズと同じ「フェアモント・ホテル」系列で正にお城の雰囲気があるホテルだ。

「エメラルド湖」

五日目;7月8日
このホテル、嘗て「マリリン・モンロー」が主演した「帰らざる河」のロケ地でもあり、マリリンが撮影時に泊まったホテルでもある。館内にマリリンの写真も飾ってあった。ゴルフの時の写真だ。(写真44:マリリン・モンロー)

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ホテルは映画「ハリー:ポッター」の魔法学校のような雰囲気と外観だ。(写真45:ホテル)
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バンフの街を流れる「ボウ川」には「ボウ滝」がある。(写真46:ボウ滝)
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この川でマリリンは映画を撮影したのだ。若干36歳で且つ全裸で亡くなったという。本当にお城のようなホテルだ。(写真47:お城のようなホテル)
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1800年代後半、カナダでも大陸横断鉄道の建設が進められていた。バンフもそんな鉄道駅の一つだった。それが偶然に「レイク・ルィーズ」が発見され、観光地としての価値が増し、その後ホテルなどの建設が始まり現在に至っている。
今日の最初の訪問地は「マーブル・キャニオン」だ。大理石の岩を氷河の解けた水が流れ落ちる小さな渓谷だ。(写真48:マーブル・キャニオン)
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13年前に落雷による火災で焼け山になったという。その跡に逞しくエゾ松が生えだしていた。(写真49:焼け山)
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小さな川が流れている。勢いある水流で渓谷を造り出している。(写真50:渓流)
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滝もあった。(写真51:滝)
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次に訪れたのが「エメラルド湖」だ。湖面がまるでエメラルドのような深い緑色をしている。(写真52:エメラルド湖)
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雪崩により木々が全てなぎ倒された斜面に出くわした。(写真53:雪崩跡)
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対岸よりみてもその雪崩の凄さが想像出来る。(写真54:対岸より)
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現在、国道一号線を初日にバンクーバーから来た道を戻っている。二日目にトイレ休憩した「ロジャース・パス」で三日遅れの同じコースを廻るグループと遭遇した。彼らはこれから「レイク・ルィーズ」に向かう。「マウント・レベルストーク国立公園」にある「ジャイアント・シダー・トレイル」を探索。樹齢500年を越える杉の巨木の間を歩く30分のコースだ。(写真55:ジャイアント・シダー)
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夏休みなので各地で「トレーラー・ハウス」と会う。本当に沢山の数のトレーラーハウスだ。レンタルや自分の保有と形態は違うが、目的は皆一緒。夏休みを家族で過ごすためだ。(写真56:トレーラー・ハウス)
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川に掛かる鉄道橋が90度移動していた。船を通すためだ。日本にあるはずだが、見掛けなくなった。(写真57:可動式鉄道橋)
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夕方、小雨が降ったり止んだりしている。光が通ると「虹」が観えた。(写真58:虹)
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泊まりは「カムプールス」という田舎町だった。

「カナディアンロッキーの動物たち」

六日目:7月9日
観光は今日一日で次の日は帰国日だ。今回は残念ながら大型の動物には会えなかった。そこでロジャース・パスのヴィジターセンターで動物の姿を追ってみた。まず最初は「カリブ」だ。だがほぼこの地域では絶滅の危機だそうだ。(写真59:カリブ)

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ここにはたくさんの動物がいる。オオカミ、シマリス、ピカ、鳴きウサギらがいた。(写真60:オオカミ他)
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次は「コヨーテ」、「黒熊」、「グリズリー」、「野生の羊」、「エルフ」らだ。(写真61、62,63,64,65:コヨーテ、黒熊、グリズリー、羊、エルフ)
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本当に大型動物に遭遇出来なかったのは残念だった。向かうはウィスラーだ。ここはバンクーバーオリンピック時にアルペン競技を行った場所だ。途中の300kmは山越えのかなりきつい道だ。小さな川が流れ、その川に沿って走る。(写真66:川の流れ)
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4時間強でウィンスラーに着く。名前の由来は、大陸横断鉄道建設時に建設された街なのだが、この近くの山に「マーモット」が住んでいた。モルモットを大きくしたような高山に住む動物だ。これの鳴き声が「ピー、ピー」とまるで笛のように聞こえたことから、笛「ホイッスル」が街の名前「ウィスラー」になったという。さて、この街は冬場はスキーやスノボーのメッカだ。夏場はというと「マウンテン・バイク」のメッカになる。(写真67:滑走するバイカー)
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リフトやゴンドラを使ってライダーとバイクを運び、上から細いコース上を飛ばしてくる競技だ。小さな子供もいたが、凄い人気のようだ。これで冬夏全てがエンジョイ出来る街になったようだ。オリンピックのメダル授与式に使われた場所に来た。(写真68:メダル受賞場所)
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その後、山道を歩くウォーキング? 或はトレッキングということで山道を歩く。川がある。(写真69:川)
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森の中にはクマの爪痕が生々しく表皮に残っている。小さな爪痕は登る時に、長い爪痕は降りる時に熊が付けたものらしい。(写真70:熊の爪痕)
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かなり大きな杉の木が切り倒されていた。昔は林業で栄えた街だったという。その切り株から新しい木が生えていた。凄い生命力だ。(写真71:切り株)
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ビーバーが木々を集めて造る「ビーバーダム」も至る所にある。(写真72:ビーバーダム)
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巣造りが目的だ。山道は高い木々に葉が茂り、地面まで余り日が差さない。だからコケ類も増える。(写真73:コケ)
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キツツキが嘗てくちばしで穴を開けて中の虫を食べた跡が沢山あったらしい。(写真74:キツツキの穴)
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花はあちこちに咲いていた。(写真75:湖と花)
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近くにはゴルフコースもあり、周囲をお花畑のように花が自生していた。(写真76:花とゴルフコース)
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街では汚れたバイカーの姿が目立つ。脛あてやニーパッド、そしてヘルメット姿の泥まみれの人たちが戻ってきていた。(写真77:バイカー)
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街中は車通行禁止だ。例外は幾つかある様だが、ゴミ収集車もその一つだろう。可愛らしい車だった。(写真78:ゴミ収集車)
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「カナダでの食」

「手前勝手世界食物語、第413」
羽田空港のラウンジでは、白ワインと焼酎を飲み、サラダを食べた。機内での夕食はステーキをチョイスした。(写真食1:機内食の前菜)

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(写真2:機内食のステーキ)
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1日目、朝は食べなかったので、次の食事はバンクーバーでの中華だった。色々と出て来たが、基本的には安い素材でした。味はまあまあだが、インパクトに欠けた中華料理でした。
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2日目の昼食はワイナリーのレストランで紅鮭を食べた。塩気が強くて不味かった。(写真食3:紅鮭料理他)
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夜はホテル近くの店でミートローフを食べた。(写真食4:ミートローフ)
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3日目の昼はハンバーガーの弁当だった。結構なボリュームだ。肉の味もしっかりしていてまあまあだった。(写真食5:ハンバーガー弁当)
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夜は、レイクルイーズのホテルのレストランで虹鱒の料理を食べた。非常に雰囲気のあるレストラン。味も上出来でした。(写真食6:虹鱒料理)
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4日目の昼食は、氷河見物に出掛ける拠点での中華風バイキングだった。(写真食7:中華バイキング)
それにしても皆さんよく食べますよ。驚きですね。
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夜はバンフのバンフ・スプリング・ホテルで「アルバート牛のステーキ」だったが、久しぶりに食べ物を食べたと感じた瞬間だった。ステーキは美味しかった。(写真食8:アルバート牛のステーキ)
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5日目の昼食はエメラルド湖湖畔のホテルで「クロワッサン・サンドイッチ」だった。腹が減っていたので完食した。(写真食9:クロワッサン・サンドイッチ)
夕食はホテルでチキンのソテーを食べた。(写真10:チキンのソテー)
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6日目の昼食は時間を節約して「ハンバーガー」だった。肉が美味しかった。(写真10:ハンバーガー)
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夜はヒルトンホテルでステーキとロブスターのコンビ料理だった。(写真11:ステーキとロブスター料理)
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以上、カナダから帰ったばかりの勢古口がお送りしました。