「宮沢賢治の愛した鰻」

「手前勝手世界食物語、第351号」
「宮沢賢治の愛した鰻」
大人の休日倶楽部パス最終日に岩手県の花巻市を訪れた。目的は「宮沢賢治の愛した鰻」を食べること、ただそれだけだ。その店はJR花巻駅から徒歩10分くらい、市役所の傍にある「新ばし」という店だ。創業大正14年だというから89年の老舗だ。店は昼時だったので近くのサラリーマンの人たちが数名いた。私は「鰻重」を頼んだ。その際、店のおばさんから「今から捌くから30から40分くらい掛かりますよ」と言われたが、問題なしと答えて待つ。そんなに間を置かずに鰻は出てきた。香ばしい香りがする。柔らかい鰻が一匹、二つに切られていて焼き上げられていた。味はまあまあ、これが賢治が愛したのかと思えば、思わず頬も緩む。宮沢賢治はこの店の鰻丼が大好きで蕎麦が5銭の時代に鰻丼50銭を出しても食べていたという。この鰻、とろけるような食感だったが、素朴さが今でも伝わるような田舎の鰻でした。宮沢賢治に感謝、感謝。ありがたく食べさせて頂きました。最後にコーヒーが出て、@3000円でした。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「神道祭」

「神道祭」
松本市内で丁度「神道祭」というのが行われていて、町内からそれぞれの山車が引き出されていた。この山車を引いて練り歩くという。10月11日12日13日は「松本蕎麦祭」だとか。松本市内の店だけでなく長野県内からも出展があり、大手通りに屋台が出るそうだ。ふと気がつくと旅行中持参していたファイルがなくなっていた。どうしたのだろうか?考えても、考えてもどこに忘れたのか思い出せない。いつ最後にファイルを開いたのか?漸く思いついた。温泉前駅でバスを降りた際、旅館に電話をした時にバス停前の東屋に忘れたのだった。すぐさま旅館に電話して、探しに行ってもらった。ありましたとの連絡を受けた。翌日宅急便で送ってもらった。お礼の電話を旅館にすると、もう一つ忘れ物があったとのこと。石巻名物の「白兼」の「笹蒲鉾」が一枚冷蔵庫に入っていたそうだ。勿論旅館の人に食べてもらいました。温泉で忘れたものを松本で気がつき、東京で受け取った次第でした。恥ずかしい話しでした。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?61」
「砂糖と江戸庶民」
江戸の初め頃は砂糖は輸入に頼っていて「唐三盆」と呼ばれていたが、高値過ぎて庶民には手が出なかったという。それが元禄の頃から幕府が国内産の砂糖の生産を奨励し、サトウキビ栽培と製糖は、奄美大島と琉球で、更に時代が下がると紀伊や四国地方でも白砂糖が生産されるようになった。特に讃岐の砂糖は輸入品にも巻けず劣らずで「和三盆」と呼ばれた。生産が増えれば価格も下り、それが和菓子の発展にも結び付いたという。この砂糖も「和薬改会所」という役所の認可を取って「薬卸問屋」が販売していたようだ。物価のことを少し話そう。一番有名な物価といえば「蕎麦」だが、ご存知の通り「16文」だったというのが通説だ。「握り寿司」は一貫8文、「鰻」一串16文、「稲荷寿司」1個4文、「桜餅」一個4文、「卵」一個20文だったらしい。

「松本城」

「松本城」
上田からバスで着いたのは「鹿教湯(かけゆ)温泉」というところだ。素朴な温泉だ。日経新聞に載っていたので試しに訪れたが、ここの湯は「単純泉」だということで無味無色の温泉だった。硫黄の香りがしないのが逆に心地良かった。夜は勿論宴会だ。朝はバスではなしに、松本からタクシーを呼んでもらい、早目に松本市内に入った。最初に訪れたのが「松本城」、勿論「国宝」だ。1496年に造られたというから古いものだ。所謂「平城」と呼ばれる松本盆地の平らな部分に建てられていた。江戸時代には何代も城主が変わったが、城は今に至るまで残されていた。釘を全く使わない工法だが、立派な姿を我々に見せてくれている。日本の名城の一つだろう。ここから100kmほど離れた「御嶽山」ではまだ行方不明者の捜索活動が行われている。日本は本当に自然災害の宝庫だ。地震、噴火、津波、山崩れ、高波等々なんでもありだ。

「松本 浅田の蕎麦」

「松本はそば処浅田の蕎麦」
有名な蕎麦屋が松本にはたくさんあるが、その中でも一番有名なのが、ここ「そば処 浅田」だろう。その日も横浜ナンバーの車で訪れていた人がいた。午前11時半、朝一番で入店した。店の入り口には「5歳未満のお子さん、8名以上の団体はお断り」と書かれている。頼んだのは「十割そば」と「もりそば」、その名の通り「十割そば」は蕎麦粉100%で「もりそば」は繋ぎ2:蕎麦粉8の所謂「二八」蕎麦だ。共に美味しい。「打ち立て、切り立て、茹で立て」なのだろう。蕎麦の味が素晴らしい。「大根卸しは超辛いので少しづつ入れて下さい」と言われたが、この卸しがまた堪らない。蕎麦のみしかない店だが、やはり人気店だけあり、続々と客が訪れていた。満足でした。写真は普通の二八蕎麦です。十割蕎麦はやはり色が違っていました。もっと緑色でした。十割蕎麦@1100円、もり蕎麦@900円です。

「2014年の映画のお話し」
映画「ひぐらしノ記」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年163目)
正妻と側室がそれぞれ生んだ子を後継ぎとしてのお家騒動に巻き込まれた忠臣が処罰され10年後に切腹するというもの。実際には何が起きたのか?を若者が検証しようとする。

映画「ミリオンダラー・アーム」(TCみゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年164目)
実話だ。インドから若者を選抜して大リーガーにしようと試みた男がいた。インドはクリケットが盛んでボールを投げる選手もいるからだ。その選抜大会の名前が「ミリオンダラー・アーム」というのだった。

映画「悪童日記」(TCシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年165目)
ナチスドイツ占領下のポーランドで祖母の元に預けられた双子の男の子たちが如何にして戦時下を逞しく生き抜くかを描く。痛み、飢え、恐怖に耐える訓練を自らに課す。驚きの映画でした。

映画「ファーナス 訣別の時」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年166目)
イラクから帰還した弟は金を稼ぐために、殴り合いのファイトゲームに出る。しかしつい興奮してやり過ぎてしまう。最後だと覚悟して山の中で行ったファイトの後、殺害されてしまう。兄が復讐に立ち上がった。

映画「ウィークエンドはパリで」(銀座シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年167目)
イギリスからやって来た初老の夫婦がパリで週末を過ごすのだが、ホテルは最悪なので新しい老舗ホテルに行くがスウィートしか空いていない。そこでスウィートにするのだが、続々問題が起きるというもの。でも楽しい週末でした。

10月10日付けの日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「ミンヨン 倍音の法則」が5つ星、「レクイエム 最後の銃弾」が4つ星、「ふしぎな岬の物語」が3つ星、「ニンフォマニアックVOL。1」が3つ星、「荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて」が3つ星、「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」が3つ星、「ザ・テール 真実の物語」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「青天の霹靂」「超高速・参勤交代」「人生はマラソンだ」「ゴジラ」「なまいきチョベレンと水夫さん」「バルフィー」「柘榴坂の仇討ち」
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」「世界の果ての通学路」「チョコレート・ドーナッツ」「プリズナーズ」「ウッドジョブ」「マンデラ」「X?MEN」「グランド・ブタペスト・ホテル」「私の男」「パークランド」「マダム・イン・ニューヨーク」「怪しい彼女」「思い出のマーニー」「めぐり逢わせのお弁当」「フライト・ゲーム」「イン・ザ・ヒーロー」「ジャージー・ボーイ」「ひぐらしノ記」「ミリオンダラー・アーム」

「2014 旅の記憶シリーズ」
2014年の国内旅行は、第1回目は九州福岡と水俣(1月)、第2回目は能登(1月2月)。第3回目は長崎(3月)。第4回目は山形寒河江、青森白神山地、函館、第5回目は福岡、佐賀(6月)、第6回目は福岡、壱岐(7月)、第7回目は北海道(8月=3度目の利尻礼文)、第8回目は長野と花巻(10月)でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)、フィンランド、ポーランド(6月、55&56ヶ国目)、アイルランド(7月、57カ国目)、デンマーク(58)、ノールウェイ、スウェーデン(59)フィンランドの北欧4カ国(8月、58&59カ国目)、5度目のイタリア(9月)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★★「今年4回目」

「2014 本の記憶シリーズ」
「警視庁FC」(今野 敏 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年242冊目)

「無間人形」(大沢 在昌 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年243冊目)「新宿鮫」シリーズ第4弾

「炎蛹」(大沢 在昌 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年244冊目)「新宿鮫」シリーズ第5弾

「灰夜」(大沢 在昌 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年245冊目)「新宿鮫」シリーズ第7弾

「岳飛伝 天雷の章」(北方 謙三 著)集英社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年246冊目)「岳飛伝」シリーズ第10弾

「安倍晴明 あやかし鬼談」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年247冊目)

「水戸の若さま」(幡 大介 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年248冊目)「千両役者捕物帖」シリーズ第6弾

「信州の旅」

「J  REPORT 2014 10月第3週」
「リタイアメント・ノート 6年4ヶ月目」、
「VOL。868 SINCE AUG.12th、1983」
「信州の旅」
元の会社の仙台時代の仲間達5人の旅だった。今から40年も前の昭和40年代後半に仙台支店の同じ課に勤務した仲間なのだ。年に数回集まって飲んでいるが、今回は信州への旅となった。勿論利用するのはJR東日本の「大人の休日倶楽部パス」4日間乗り放題で@17000円の切符だ。まず新幹線で上田へ行き、駅近くの蕎麦屋で蕎麦を食べ、その後「上田城」を見学した。再来年の大河ドラマはここ上田を舞台にした真田家の話しらしい。戦国時代に活躍した真田家は東西に分裂したが、幕末までその子孫は残った。上田からバスで温泉に向う途中は「コスモス」がたくさん生えていた。のんびりとした旅、バスの車内から降りる人もなく、新たに乗る人もなく、バスは淡々と進む。上田では直射日光で暑かったが、山に入ると若干涼しい風が吹き込むようになってきた。

「ミラノ風カツレツ」

「手前勝手世界食物語、第350号」
「ミラノ風カツレツ」
ミラノでのイタリア最後の料理は「ミラノ風カツレツ」だった。ご存知と思うが、牛肉を薄く叩いて延ばしたものにパン粉を付けて揚げたものだ。味はまあまあだったが、今回のイタリアの食事で困ったことが幾つかあった。まずは味付けが濃いことだ。先日の北欧もそうだったが、味付けが濃過ぎると感じてしまうほどの味だった。次に前菜が「パスタ」だということだ。スープはミネストラーネが2回出ただけで後は全てパスタだった。スパゲッティだったり、ペンネだったりしたが、パスタである事には変わりない。実は私は「炭水化物ダイエット」をやっているのでパスタ類は食べないことにしているからだ。これが困った理由だ。それ以外はまあ中々美味しかったのだが、肉あり、魚あり、野菜ありでバラエティーでイタリア料理を堪能はしたが、若干不満の残った旅の料理でした。
以上、東京より勢古口がお送りしました。

「ヴェネツィアン・グラス」

「土産物、その2」
ヴェネツィアでは「ムラノ島」の「ヴェネツィアン・グラス」を買ってしまった。結構高かった。まあ、たまには無駄遣いも仕方ないか?だが、ミラノの土産店では同じものが約1割程度安く売られていた。がっかりでした。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?60」
「日本での船の発達」
縄文から中世までは木をくり抜いた「丸木船」だった。これを利用して「艀船」「漁船」「川船」としていた。弥生以降大陸との往来には「大型丸木船」に舷側板を付けた準構造船が造られるようになった。戦国時代以降になると「軍船」が発達し、大型は「安宅船(あたけぶね)」、中型は「関舟」、小型は「小早」と呼ばれた軍船が水軍を作っていた。江戸時代には幕府の政策もあり軍船の発達は止まったが、国内海運の振興により商船が発達し大型帆船である「弁財船(べざいせん)」急激に伸びていって、それまで使われていた「伊勢船」「二成船(ふたなりぶね)」「北国船」などが駆逐されてしまった。弁財船は千石分の積荷が可能だったことから「千石船」とも呼ばれた。

『修道士たち」

「修道士たち」
ローマとフィレンツェの途中に「アッシジ」という街がある。ここに「聖フランチェスコ修道院」がある。昔と同じ頭から被るだぼだぼの服を腰の当りにロープで結んでいる修道士たち」。今も禁欲を守り神に仕える隠遁生活を送っているのだ。イタリアは世界遺産の宝庫のようなものなので、どこに行っても世界遺産があるが、この修道院も2000年に世界遺産になったという。

「本能寺の変、431年目の真実」(明智憲三郎著)
もう一度この本の話しをしておこう。著者は明智光秀の子孫だそうだが、この本は実に本能寺の変を研究し尽くしてよく推理している。この事件の中心人物は、「織田信長」「徳川家康」「羽柴秀吉」「明智光秀」、そして「細川藤孝」なのだという。信長はほぼ天下統一を成し遂げようとしており、その次に大陸の「中国入り」を考えていて、部下達を将来は中国攻めに出すつもりだった。そして自らの子供たちの時代にも覇者として続けられるようにと「家康暗殺」を計画し、その実行を最も信頼の置ける股肱の臣下だった「光秀」にさせようとしたというのだ。一方、光秀は信長の四国長宗我部に反対していたらしい。そこで光秀は家康と連合して一挙に信長政権の崩壊を図ったというのだ。この時、光秀の部下の細川藤孝は信長暗殺の意図を光秀から打ち明けられ、これを秀吉に告げたというのだ。皆それぞれが思惑を持っていた。そして信長は家康を茶会と称して、少数の家来だけで本能寺に来るように命じた。信長は家康を油断させるためにこれも少数で本能寺に来ていた。ところが家康暗殺の前日に光秀は突然本能寺を襲ったというのだ。その直後、家康は三河に戻り信長の領地だった、甲州長野等を奪い取る。これが光秀家康連合の行ったことだ。一方、秀吉は既に信長を討つと言うことを知っていたから「中国大返し」の行動が出来て、山崎の勝利となった。また家康は甲州を奪ってから戻ってきたが、途中で山崎の事態を知り、進軍を止めた。だれも信長に光秀家康の謀反を知らせなかったのだ。その後秀吉政権も信長の夢を追って朝鮮に侵攻した。これは戦の勝利には土地を与えることで報いるという当時の考え方によるものだった。光秀の部下の細川藤孝はその後秀吉にも家康にも恩顧を受け、最後は熊本の領主となった。これは全て本能寺の功績なのだという。光秀の部下だった人が、である。細川藤孝は家康が光秀と連合していたことも、秀吉が信長暗殺を知っていたことも全て知る立場にありながら、信長に密告せず秘密を保ったことが評価されたのだという。また光秀の娘だった「福」と言う女性はのちに「春日局」(かすがのつぼね)になり、3代将軍「家光」誕生に貢献した。実は家光は春日局の息子だと言うのだ。そして「家光」の名は「家康」と「光秀」の両方の名前から付けられたというのだ。家康は光秀の恩を忘れていなかったのだ。

「二人目の孫娘は、凛ちゃん」

「二人目の孫娘は、凛ちゃん」
9月19日、私の旅行中に二人目の孫娘の名前が決った。「凛」(りん)という名だ。3142gだが、寝てばかりいてミルクを余り飲まなかったので10%くらい1週間で痩せたとのことだ。帰国後、二回目の面会に訪れた。元気にしていたので一安心だ。11月には最初の孫娘「栞」が「七五三」を迎える。二人合わせてお祝いだ。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「舞妓はレディ」(TC有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年154作目)
16歳の地方訛りの多い少女が京都の祇園で舞妓になろうとする物語。日本風のミュージカル映画でした。

映画「るろに剣心 伝説の最期編」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年155作目)
戦いに場面がやたらに多かった。

映画「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」(TC日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年156作目)
全ての宇宙活劇物が大集合したようなもの。確かに飽きない。

映画「ニューヨーク心霊捜査官」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年157作目)
悪魔に憑依された人間との戦いを描く。

映画「柘榴坂の仇討ち」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年158作目)
大老井伊直弼を討ち取られた近習の一人は犯人の一人でも首を討てと言われ、仇討ちを目指す暮らしを続ける。そして13年後、既に時代は明治となっていた。やっと見つけた仇討ちの相手、だが太政官布告で仇討ちを禁じられた。果たして彼はどうするのか?いい映画でした。私はこういう人間の生き方、武士道が好きです。お薦めです。

映画「ゲッタ・ウェイ スーパースネーク」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年159作目)
妻が誘拐された。そして不可思議な車を運転させられ、警察に追われる元プロのドライバー。目的は何なのか?指示に逆らえば妻を殺すという。狙われたのは発電所、次に銀行。果たして妻を救うことが出来るのか?

映画「サルの惑星 新世紀」(TC日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年160作目)
猿ウィルスにより絶滅の危機に瀕している人類と、人間並みの知恵を得た猿との戦いが遂に始まってしまった。

映画「ジャージー・ボーイ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年161目)
195年代から60年代に掛けて活躍したボーカルグループ「ザ・フォー・シーズンズ」のデビューから解散、そして1990年の「ロックの殿堂」入りまでを描く。監督はクリント・イーストウッド。代表作「シェーリー」が懐かしい。いい映画でした。お薦めです。

映画「フランキーとアリス」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年162目)
多重人格者の女性と精神科医のお話し。実際にあった話しだとか。一人目は黒人ストリッパーのフランキー、二人目は自分を白人だと思っている、そして三人目は天才的な知能指数を持つ少女だった。

9月26日付けの日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「ジャージー・ボーイズ」が4つ星、「猿の惑星・ライジング」が4つ星、「不機嫌なママにメルシィ」が4つ星、「アバウト・タイム」が3つ星。「ジェラシー」が4つ星、「アルゲリッチ 私こそ、音楽」が3つ星、「マザー」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「青天の霹靂」「超高速・参勤交代」「人生はマラソンだ」「ゴジラ」「なまいきチョベレンと水夫さん」「バルフィー」「柘榴坂の仇討ち」
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」「世界の果ての通学路」「チョコレート・ドーナッツ」「プリズナーズ」「ウッドジョブ」「マンデラ」「X?MEN」「グランド・ブタペスト・ホテル」「私の男」「パークランド」「マダム・イン・ニューヨーク」「怪しい彼女」「思い出のマーニー」「めぐり逢わせのお弁当」「フライト・ゲーム」「イン・ザ・ヒーロー」「ジャージー・ボーイ」

「2014 旅の記憶シリーズ」
2014年の国内旅行は、第1回目は九州福岡と水俣(1月)、第2回目は能登(1月2月)。第3回目は長崎(3月)。第4回目は山形寒河江、青森白神山地、函館、第5回目は福岡、佐賀(6月)、第6回目は福岡、壱岐(7月)、第7回目は北海道(8月=3度目の利尻礼文)、第8回目は長野と花巻(10月)でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)、フィンランド、ポーランド(6月、55&56ヶ国目)、アイルランド(7月、57カ国目)、デンマーク(58)、ノールウェイ、スウェーデン(59)フィンランドの北欧4カ国(8月、58&59カ国目)、5度目のイタリア(9月)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★★「今年4回目」

「2014 本の記憶シリーズ」
「賞金首」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年224冊目)「日溜り勘兵衛極意帖」シリーズ第3弾

「雷神の鉄槌」(小杉 健治 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年225冊目)「人情同心神鳴り源蔵」シリーズ第6弾

「お順(下)」(諸田 玲子 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年226冊目)
勝海舟の妹「順」の半生を描く。

「浜町堀異変」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年227冊目)「剣客船頭」シリーズ第10弾

「向島奇談」(辻堂 魁 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年228冊目)「読売屋天一郎」シリーズ第4弾

「祝い酒」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年229冊目)「柳橋の弥平次捕物噺」シリーズ第2弾

「怨み河岸」(鳥羽 亮 著)実業之日本社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年230冊目)「剣客旗本奮闘記」シリーズ第5弾

「あかり」(佐々木 裕一 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年231冊目)「商人百譚」シリーズ第1弾

「怒刀」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年232冊目)「暗殺奉行」シリーズ第2弾

「激刀」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年233冊目)「暗殺奉行」シリーズ第3弾

「夜鳴きめし屋」(宇江佐 真理 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年234冊目)

「本能寺の変 431年目の真実屋」(明智 憲三郎 著)文芸社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年235冊目)
これは凄い作品だった。本能寺の変をこれほど見事に解き明かした本はないだろう。絶賛します。

「色里攻防」(上田 秀人 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年236冊目)「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズ第7弾

「暗殺」(佐伯 泰英 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年237冊目)「交代寄合伊那衆異聞」シリーズ第21弾

「青雲ノ閃」(福原 俊彦 著)富士見文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年238冊目)「裏門切手番頭秘抄」シリーズ第1弾

「月に願いを」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年239冊目)「姫は、三十一」シリーズ第7弾最終回

「入り婿侍商い帖」(千野 隆司 著)富士見文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年240冊目)「入り婿侍商い帖」シリーズ第1弾

「見えざる貌」(堂場 瞬一 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年241冊目)「刑事の挑戦、一之瀬拓真」

「警視庁FC」(今野 敏 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年242冊目)

「イタリアの旅、後記」

「J  REPORT 2014 10月第2週」
「リタイアメント・ノート 6年4ヶ月目」、
「VOL。867 SINCE AUG.12th、1983」
「イタリアの旅、後記」
「土産物」
今回の旅ではフィレンツェで革製品を二つ買い求めた。フィレンツェは革のなめしが古くから行われていたところで、今回買ったのは「チベット産子羊」の革だった。一つは緑色の「小銭入れ」、「帆立貝」の模様が入っている。一昨年11月に訪れた北スペインの「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼の道筋に、この帆立貝の紋様が道に入れられていて道標となっていた。それでわざわざこの帆立貝の小銭入れにしたのだった。サンチャゴデコンポステーラはイスラム教徒にイベリア半島が支配された時、最後までキリスト教徒の町として生き残り、15世紀に反撃に出た「レコンキスタ」運動の最初となった歴史的な町だ。二つ目は「文庫本用のブックカバー」だ。これは実用的に使うつもりだ。