「ミラノ風カツレツ」

「手前勝手世界食物語、第350号」
「ミラノ風カツレツ」
ミラノでのイタリア最後の料理は「ミラノ風カツレツ」だった。ご存知と思うが、牛肉を薄く叩いて延ばしたものにパン粉を付けて揚げたものだ。味はまあまあだったが、今回のイタリアの食事で困ったことが幾つかあった。まずは味付けが濃いことだ。先日の北欧もそうだったが、味付けが濃過ぎると感じてしまうほどの味だった。次に前菜が「パスタ」だということだ。スープはミネストラーネが2回出ただけで後は全てパスタだった。スパゲッティだったり、ペンネだったりしたが、パスタである事には変わりない。実は私は「炭水化物ダイエット」をやっているのでパスタ類は食べないことにしているからだ。これが困った理由だ。それ以外はまあ中々美味しかったのだが、肉あり、魚あり、野菜ありでバラエティーでイタリア料理を堪能はしたが、若干不満の残った旅の料理でした。
以上、東京より勢古口がお送りしました。

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