「会津若松・かんのや」

「J  REPORT 2023 12月第3週号」
「リタイアメント・ノート 14年6ヶ月目」
「VOL.1345 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦第130話」「南東北の旅」
「会津若松・かんのや」
JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」での列車の旅、初日は会津若松です。
郡山から磐越西線で向かうと山越えの猪苗代辺りからは吹雪で周囲は真っ白だった。(写真:B1)
木々にも雪が積もっている。(写真:B2)
本格的な雪景色は今年初めてだ。しかし、会津若松市内には雪はなかったが冷たい風が吹き荒れていた。
駅からタクシーで向かったのは蕎麦屋「かんのや」さん(写真:B3)
メニューを見たが目的の蕎麦がない。(写真:B4)
聞くと「鶏ゴボウ蕎麦」は1月から提供するという。仕方ないので今回は「特上天ざる蕎麦」にした。
会津若松は馬肉でも有名な土地なので馬肉料理も色々あったが、本日はまずは蕎麦で楽しもう。
店内の飾り(写真:B5)
天麩羅(写真:B6)
蕎麦(写真:B7)
蕎麦はいかにも手打ちで固めの歯応えのあるものだった。こういう田舎風の蕎麦も実にありがたい。
さて寒い中を駅まで歩いた。白虎隊の像があった。(写真:B8)
駅舎は古いね。(写真:B9)
名物の「赤べこ」もあった。(写真:B10)
会津盆地は寒い。手が千切れそうになった。
ラーメンで有名な土地柄だが、昔から蕎麦も美味しい土地なのでした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「首」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年88作目)
たけし版の本能寺の変だ。男同士の愛憎や嫉妬を絡めて信長を巡る跡目争いを描く。

「ロスト・フライト」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年89作目)
フィリピン沖を飛ぶ航空機が嵐に遭遇し不時着したのは、反政府ゲリラが支配する島だった。そこからの脱出劇を描く。

「マーベルズ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年90作目)
マーベルと二人の女性を合わせてチーム・マーベルズが地球を救うというお話し。

12月1日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「ナポレオン」「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」「ベルリンプスと秘密の森」「怪物の木こり」「朝がくるとむなしくなる」「父は覚えている」「隣人X 疑惑の彼女」が紹介されていました。

また、12月1日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「ナポレオン」「メンゲレと私」「首」「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」「春の画 SHUNGA」「ロスト・フライト」「めためた」「ディス・マジック・モーメント」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州と今年4度目の釧路へ行きました。 更に11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「長篠忠義」(井原 忠政 著)小学館文庫 私的批評眼★★★(今年171作目)「北近江合戦心得」シリーズ第3弾

「金の蠢動」(上田 秀人 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年172作目)「日雇い浪人生活録」シリーズ第15弾

「本所松坂町の怪」(小杉 健治 著)集英社文庫 私的批評眼★★★(今年173作目)「九代目長兵衛口入稼業」シリーズ第5弾

「形見の剣」(佐々木 裕一 著)朝日文庫 私的批評眼★★★(今年174作目)「新・江戸の用心棒」シリーズ第3弾

「松島海岸の洗心庵」

「松島海岸の洗心庵」
久し振りに仙台を訪れた。1971年4月半ば、一人で仙台駅に降り立った私 は新入社員だった。当時の仙台駅は木造の三角屋根のみすぼらしい駅だったと記憶している。今は申すまでもなく東北の玄関口だ。
本日訪れるのは「日本三景」にも選ばれている松島だ。JR仙石線で松島海岸駅に着いたが、あっと驚く変貌だ。駅舎が全く新しくなりホームも二つ出来ていた。(写真:C12)
瑞巌寺へと向かう。辺りは今が盛りと紅葉が美しい。(写真:C1)
(写真:C2)
その店は瑞巌寺の脇にある「洗心庵」だ。(写真:C11)
メニューを観る。冬の名物は何と言っても牡蛎だ。広島と日本を二分する牡蛎の名産地松島での牡蛎だ。(写真:C3)
頼んだのは「牡蛎三昧」、まずは「牡蛎フライ」(写真:C4)
「牡蛎鍋」(写真:C5)
「焼き牡蛎」(写真:C6)
「牡蛎田楽」(写真:C7)

生牡蠣はないものの暖かい牡蛎が嬉しい。やはり美味しいね。冬の味を堪能しました。

海を観るのは今回は遠慮して東京に帰りました。(写真:C13)

追伸:三日目は山形市内の老舗蕎麦屋さん「庄司屋」を訪れる予定で東京駅に行ったのだが、新幹線に乗り遅れてしまい、中止としました。残念です。

「釧路の旅後記」

「釧路の旅後記」
落とし穴は最終日に訪れた。帰京日のその日、順調に釧路タンチョウ空港にチェックインし、搭乗間際になって予定する便のパイロットが体調不良で急遽欠航となってしまった。(写真:A1)
急ぎ便を変更する手続きを行い、札幌新千歳空港経由羽田行きになった。(写真:A2)
新千歳までは双発のプロペラ機、真冬並みの寒気の来襲で北海道の日本海側は大雪とのこと、果たしてどうなるのやら?やはり予想通り大いに揺れたし、乗り継ぎもぎりぎりだったが何とか間に合って羽田に戻った。しかし予定よりの3時間遅れだった。

「11月の神奈川会」
今回は。たった4名の参加者だった。皆さん体調不良やらあってコロナ禍以来の少数となったが、いつもの「海とはたけ」で歓談した後に、オイスターバーへと移動して二次会を行った。
生牡蛎(写真:A3)
焼き牡蛎(写真:A6)
揚げ大根(写真:A7)
4名で楽しく過ごしました。(写真:A4)
(写真:A5)

(写真:A8)
この店の牡蛎、一個100円でした。確かに安いね。

「ビーバームーン」
11月の満月はビーバームーンと言うらしい。(写真:A9)
月の左側には多分金星だろうが見える。もうあと一月で新年を迎える。あっという間の2023年だったね。

「4S会は温野菜で」
12月後半に2度の旅を計画している4S会の打ち合わせを行った。最初は常磐での「あんこう鍋」を、そして2度目は岩手三陸海岸での牡蛎を食べる旅だ。開催したのはいつも使う「温野菜銀座口新橋店」だったが、ショッキングなニュースが入って来た。この店、12月半ばで撤退するというのだ。コロナ禍次々と私の馴染みの店が閉店したが、遂にこの店まで撤退となってしまった。がっかりでした。(写真:4S会)
以上、秋はあっという間に去り正に冬本番の東京から㔟古口がお送りしました。

「4度目の釧路、丹頂の鶴見台」

「J  REPORT 2023 12月第2週号」
「リタイアメント・ノート 14年6ヶ月目」
「VOL.1344 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦第130話」
「今年4度目の釧路」
19日の日曜日の羽田空港。かなりの混雑だ。釧路行きの飛行機の搭乗場所は46番ゲートだという。観ると案内板には約1km先とある。それもそのはず、バスで行く先にある新しいターミナル「北ターミナル」だというのだ。
羽田にはANAグループが主力の第2ターミナル、JALグループの第1ターミナル、国際線専用の第3ターミナルがあるが、バスで約5分で新しい北ターミナルに到着だ。羽田もどんどん変わる。第二ターミナルの南側には国際線ターミナルも再設置されたし、大きく動き出している。
そして釧路に到着したが、流石に寒い。気温11度だ。風も強い。夕方までゆっくりホテルで過ごし夜はホテルでセットされていた食事を摂った。夕陽が落ちるのが早い。まだ3時過ぎだというのにもう日暮れだ。(写真:A1)
食事は洋食のコース。メニュー(写真:A2)
鰯と鴨(写真:A3)
アサリと野菜の茶碗蒸し(写真:A4)
魚と海老(写真:A5)
ポーク(写真:A6)
デザートとコーヒー(写真:A7)
今年4度目の釧路だが、北の味を十分に楽しみたい。
あと旅の中にセットされている食事は、港町の食事券3000円分、回転寿司のタクシー券付き食事券3000円分、ホテルでの朝食を食べない場合は地元の和商市場での勝手丼に2回円が付いている。

「丹頂の鶴見台」
二日目の朝食会場、17階のレストランから見た釧路川の河口だ。(写真:B1)
船の数が少ないのは漁場に出ているからだろう。ビュッフェ・スタイルの朝食を食べた。(写真:B2)
本日は丹頂を観に鶴見台に行くことにした。釧路駅前のバスターミナルから出発して約1時間で到着した。(写真:B3)
しかし、鶴の鳴き声はするものの姿は見えない。残念だ。もう直にやってくるはずなのだが。(写真:B4)
仕方なく、目の前のレストランでお茶を飲む。係の人が山の中にいる「オジロワシ」を望遠鏡で見つけてくれて見せてくれた。白と黒の姿に黄色い口ばし。下に川があり、鮭が遡上しており、それを狙っているとのことだった。(写真:B5)
また冬の季節に来ることにしよう。ホテルに戻り、早めの夜食に赴くことにする。回転寿司だ。タクシーで約5分で到着したのは地元の回転寿司「なごやか亭」だ。
シャリなしの刺身でまずは食べてみよう。(写真:B6)
(写真:B10)
結構値段は高い。(写真:B7)
(写真:B8)
(写真:B9)
炙りサーモン(写真:B11)
釧路風ザンギ(写真:B12)
ここから握りに入る。本ズワイガニむき身(写真:B13)
鰻(写真:B14)
〆鯖(写真:B15)
大人の納豆巻き(写真:B16)
合計で13皿、5104円でした。(写真:B17)
美味しかったが少し高い感じでしたが納得しています。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「JFK/新証言 知られざる陰謀」(HTC有楽町にて)私的評価★★★★★(今年87作目)
1963年11月22日、日米で通信衛星によるテレビ中継が始まったその日の最初のニュースは、史上最年少で大統領になったケネディ暗殺だった。中学3年生だった私にとって10代での一番ショックなニュースだった。全編ドキュメンタリーで構成された映画。2029年まで公開されないという極秘資料を議会は公開に踏み切る。そこから現れたのは真実だった。ケネディには後ろから2発、前方から1発の銃弾が当たっていた。これはオズワルド単独犯ではなしえないことだ。史上最年少で大統領になった彼は、コンゴの民主化、ベトナムからの米軍撤退、キューバへの侵攻は亡命キューバ人のみで行うこと等を矢継ぎ早に打ち出した。これがCIAと一部の軍部の反発をかったといえる。その結果、ケネディを抹殺しようとする動きになったものと考えられる。
今年ははっきり言ってよい映画が少なかったが、この映画は今年最高の映画と言えよう。
11月24日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「ナポレオン」「メンゲレと私」「首」「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」「春の画 SHUNGA」「ロスト・フライト」「シチリア・サマー」「めためた」「ディス・マジック・モーメント」が紹介されていました。

また、11月17日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「リアリティ」「1%の風景」「東京遭難」「マーベルズ」「モナ・リザ アンド ザ ブラックムーン」「スラムドッグ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」「曖昧な楽園」「メカバース・少年とロボット」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州に行きました。
11月は更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、12月は更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「成り上がり弐吉札差帖」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年168作目)「同」シリーズ第1弾

「土下座禁止令」(伊藤 尋也 著)小学館文庫 私的批評眼★★★(今年169作目)「土下座奉行」シリーズ第2弾

「夫には殺し屋なのは内緒です」(神楽坂 淳 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年170作目)「同」シリーズ第1弾

「花咲蟹」「帯広豚丼」

「花咲蟹」
夜明けの空は美しい。(写真:C1)
三日目は根室に向かう。釧路から各駅停車で約2時間半の旅だ。
太平洋が光っている。(写真:C2)
「東根室駅」は日本最東端の駅だ。(写真:C3)
今月は最南端と最東端を制覇したことになる。
花咲線を走りながら外を観ると、まずは「オジロワシ」が木の上にいるとの、列車と平行に飛ぶのと二羽観ることが出来た。黄色い口ばしが印象的だ。それに「キタキツネ」もいた。
根室からタクシーで中学同級生A君お勧めの「大八食堂」へと向かう。ところが店が閉まっていた。休日だろうか?仕方なく駅に戻る。ふと見ると蟹を売っている店があった。
駅前の「かにの庄屋」と言う店だ。(写真:C7)
そこで花咲蟹を食べさせてもらった。(写真:C5)
御主人がハサミでカットしてくれたのを食べる。完食しました。(写真:C6)
蟹が食べられただけでも幸せか?
駅の隣に蕎麦屋があった。幻の摩周そば粉を使用した蕎麦だという。「北然仁」という。(写真:C8)
狸の置物があった。(写真:C9)
摩周そば粉は希少価値のあるそば粉で中々に入手出来ないそば粉だという。摩周湖周辺で採れるという。(写真:C10)
もりそばを頼んだのだが、写真を撮る前に食べてしまった。(写真:C11)
仕方なく新聞の写真を。(写真:C12)
すっきりした二八蕎麦でした。根室で蕎麦とは予想もしなかった。
帰りの列車内には時々ピーっという警笛がなる。これは前方に動物がいるための警報音だ。すると鹿が逃げているのが分かる。白いお尻が見える。(写真:C13)
(写真:C14)
何千、何万頭もの鹿がこの地方だけでいるのだろう。その被害も大変だろうに。
こんな田舎にも外国人の観光客がいるから凄い。
さて、ホテルに戻り夕食はホテル内で済ますことにした。17階のレストランから見た釧路の繁華街だ。(写真:C15)
(写真:C16)
頼んだのは「阿寒モルト牛」のステーキだ。
スープ。(写真:C17)
サラダ。(写真:C18)
180gのステーキ、ミディアムレア。(写真:C19)
これで港町クーポン3000円分を消化しました。回転寿司の3000円も使用済。二日間のJRフリーチケットも残りは一日分のみになり、サービスチケットは完了です。あとは自腹ですね。

「帯広豚丼」
釧路との繋がりについて説明しよう。今から30年も前に釧路出身の2年年下の丸紅の仲間がいた。彼から釧路の美味しいものとして知らされたのが「竹老園東家総本家」という蕎麦屋だった。明治7年創業という老舗だった。
2017年冬にA君らと共に釧路に訪れた折に連れていかれた寿司屋「八千代本店」には今も通っている。そしてその後夏の涼しさに合わせて長期滞在型の避暑地としての釧路を利用するようになったのだった。冬は丹頂がいるし、夏場は涼しい土地柄。当然ながら北の美味しいものの宝庫でもある釧路。今年だけで2月3月8月に続いて4度目となったのも当然と言えよう。
さて4日目は帯広に向かった。特急大空号だ。(写真:D1)
帯広駅前だ。蝦夷鹿のモニュメントがあった。(写真:D2)
豚丼の老舗「飯亭(ぱんちゅう)」だ。(写真:D3)
店名の曰くは次の通りだ。(写真:D4)
(写真:D5)
私は一番少ない豚肉の枚数でご飯半量の松とえのき椀を頼んだ。(写真:D6)
豚肉を甘タレに付けた状態で焼いたものだ。噛み締めるとジワリとした感触で柔らかい肉質のようだった。2度目のこの店の豚丼だったが、前回とは違った味わいだった。
夕食は「八千代本店」で寿司を食べた。(写真:D7)
たらの白子(写真:D8)
北寄貝(写真:D9)
タンタカ(カレイの一種)(写真:D10)
シャコ(小樽産)(写真:D11)
ニシン(写真:D12)
鰯(写真:D13)
帆立(写真:D14)
たらの白子の天麩羅、抜群の美味さだ。(写真:D15)
これより握り、まずはハッカク(写真:D16)
タラバガニ(写真:D17)
焼きシシャモ(写真:D18)
きんき(写真:D19)
イクラ(写真:D20)
ししゃものコブ締め(写真:D21)
いやあ、満足、満杯です。また明後日来ますね。でも蟹の不漁は酷いようだ。美味しい蟹は当分食べられそうにないという。それでも美味しかったです。東京で食べる寿司の半値でしょうか。
釧路と帯広。かたや斜陽産業の釧路に対して、農業中心の帯広は今や十勝平野の中心として脚光を浴びている。駅前にはビルが立ち並び、鉄道も高架となり駅も立派だ。一方釧路は主力産業の漁業も振るわず、林業、紙パルプ、石炭業共に落ち目だ。人口も帯広に抜かれた。温暖化から嘗ては寒冷地帯だった北海道は今温帯地方になりつつあり、農業や酪農の躍進が目覚ましい。でも釧路には釧路の良さがある。しみじみとした何か懐かしいのが釧路の街だと思う。

「釧路玉川庵の牡蛎蕎麦」&「八千代本店」

「釧路玉川庵の牡蛎蕎麦」
5日目の朝は釧路名物の霧だった。霧に覆われた釧路の街。全く見えない。(写真:E1)
(写真:E2)
朝食会場前にあるヒグマの親子の木彫り。ちょっと怖いね。(写真:E3)
本日訪れたのは「玉川庵」(写真:E4)
(写真:E5)
有名な店で「牡蛎蕎麦」が美味しいとか。古風な民家が店だ。政治家も沢山来ていたらしい。
メニューを観よう。(写真:E6)
室内は民芸品で溢れてる。(写真:E7)
次々とお客さんが入って来る。家族連れが多いようだ。
これが牡蛎蕎麦だ。(写真:E8)
蕎麦は田舎蕎麦風の太め固めの蕎麦だ。そこに牡蛎が入っている。
もっちりした蕎麦が如何にも田舎の様を表わしているようだ。牡蛎は本場厚岸の牡蛎だという。ぷりぷりした牡蛎だ。牡蛎好きにはたまらない。(写真:E9)
行きは駅からバスだったので、帰りもバスで帰ろうとしていたが、平日ダイヤを観ていて休日には運行していないことが分かり、残念ながらタクシーを呼んでもらい帰ってきた。
夜は偶然見つけた店に行ってみた。ホテルから徒歩5分も掛からないところにその店はあった。
フランス料理の「オルディナール」(写真:E14)
メニューは少ない。(写真:E10)
(写真:E11)
店内も個室が一つに、テーブル席が2つ。カウンターもあるが使用されていない。どうやらご夫婦二人でやっているようで、私も何とか入れてもらえたが、予約以外はお断りということだった。
まず頼んだのは、「自家製オードブル」(写真:E12)
これが実に素晴らしい美味しさだった。地元産の食材を中心にして手の込んだ味付けだ。これは食べる価値ありだ。
メインは「茶路めん牧場の仔羊のロースト」(写真:E13)
言葉がないほど美味しかった。この店をよくぞ見つけたものだ。小さな隠れ家と言ったところか。この店にはこれから通うしかない。釧路行きの楽しみが一つ増えた。(写真:E15)

「釧路魚一ラーメン」
6日目、本日の予定は基本的にない。従って、午前中11時に和商市場の向かいの市場に伺った。訪れたのは「魚一ラーメン」。(写真:F4)
殆どラーメンなど食べない私が釧路では食べることにしている。名物の「牡蛎ラーメン」を頼んだら、既に牡蛎は売り切れだという。仕方なく「あさりラーメン」の魚醤スープのあっさり味、細麺を頼んだ。(写真:F1)
(写真:F2)
(写真:F3)
かなりの量のあさりが入っていたし、それなりに美味しかった。客は地元と人ばかりだったが、少し塩味が強過ぎるのが玉に瑕かな。

「八千代本店」
釧路最後の夜はやはり寿司の八千代本店に二度目の訪問。こんな蟹が食べられれば良かったのだが不漁とのことで諦める。それでは本日は握りで頂いた。
「タンタカ」(写真:F5)
「鰯」これが実に美味かった。(写真:F6)
「にしん」(写真:F7)
「帆立」(写真:F8)
「ホッキ貝」(写真:F9)
「中トロ」(写真:F10)
「鮑」(写真:F11)
「ハッカク」(写真:F12)
「メヌキ」(写真:F13)
「甘えび」(写真:F14)
「こはだ」(写真:F15)
これ以外に写真を撮り忘れたのが、「真いか」「馬糞うに」「〆鯖」でした。
最後は「玉子焼き」(写真:F16)
本当に美味しい寿司でした。釧路に来た甲斐がありました。
以上、季節外れに暖かい釧路から㔟古口がお送りしました。
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次は前週のJ REPORTに続きます。

「南九州・神話の旅」「霧島」

「J  REPORT 2023 11月第4週号」
「リタイアメント・ノート 14年5ヶ月目」
「VOL.1343 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦第129話」「南九州・神話の旅」
「霧島」
11月11日羽田発のANA機は満席で鹿児島へと向かった。途中、中部国際空港セントリアが見えた。(写真:A1)
高知県の西側の海岸線だ。(写真:A2)
直ぐに宮崎沖に到達だ。宮崎市内。(写真:A3)
最初に向かうは霧島神宮だ。高千穂の峯が微かに見える。(写真:A4)
霧島川(写真:A5)
霧島連峰だ。(写真:A6)
いよいよ神宮に。神話の世界観一杯の世界だ。日本を造ったという神々が祀られている。
招霊木(写真:A7)
鳥居があった。(写真:A8)国歌「君が代」にも詠まれている「さざれ石」、岐阜県産だという。(写真:A9)
本殿の奥の二棟は国宝だ。(写真:A10)
樹齢800年の古木が御神木で左側から神の手が出ていると言われている。(写真:A11)白煙を噴き上げている桜島が見える。左に開聞岳が見えるというが私には分からない。(写真:A12)
本日の観光はこの神宮のみだ。
ホテルは旧ダイワロイヤルホテルだが、何と和室だし、部屋には風呂がない。大浴場のみだという。行くのが面倒だなあ。風呂は烏の行水派の私には苦手です。

「薩摩半島」
二日目の朝、ホテルの部屋からはくっきりと高千穂の峯が見える。(写真と:B1)
霧島連山だ。(写真:B2)
何と鹿児島県はお茶の生産日本一だという。静岡ではないのだそうだ。暖かい土地柄がお茶の生育にはいいのだろう。(写真:C15)
最初に向かったのは「知覧特攻平和会館」だ。陸軍の訓練所が特攻基地になったという。(写真:B3)
陸海軍合わせて1000名余の若者たちが特攻攻撃で死んだ。その内の四百数十名はここ知覧から出て行った。中は写真撮影禁止なのだが多くの遺影が飾られ、遺書が残されていた。涙しかない。
残されていたのはゼロ戦たった一機のみ。(写真:B4)
復元されていたのは特攻隊員たちが生活していた「三角兵舎」だ。(写真:B5)
(写真:B6)
これではまるで縄文時代の生活ではないか。こんな劣悪な中から尊い命を捧げたなんて。
ここに来ることが今回の旅のメインなのだ。英霊たちの最期の場所を一度観たかったのだった。
昼食は鹿児島名物のカンパチのしゃぶしゃぶだ。(写真:B7)
これで1980円とは如何にも高いと言える。観光地のぶったぐり商法だ。
次に訪れたのは鹿児島の西南部の海岸だ。「釜蓋神社」だという。(写真:B8)
猛烈な風が吹いていた。海に飛び出した神社で、釜の蓋を被って参拝すると戦から無事戻れるというご利益があるという。神社から見える開聞岳が美しい。(写真:B9)
更に南下する。「番所鼻」だ。鼻とは所謂突出した半島を意味するという。(写真:B10)
そしてJRの最南端の駅に着いた。(写真:B11)先日の神奈川会で鉄道マニアのS君も行ったという話しがあった駅だろう。(写真:B12)
この「JR西大山駅」、以前は「日本最南端の駅」と称していたが、沖縄にモノレールが出来たので、JR最南端になったという。
竜宮神社前には神話の神々の系図が描かれていた。(写真:B13)
神社前には「長崎鼻」がある。(写真:B14)
どこにもあるのがお国自慢。ここには鹿児島出身の有名人が書かれていた。(写真:B15)
鹿児島の三大偉人は、明治の元勲「西郷」と「大久保」に、今は「長渕剛」だという。笑いだな。
指宿に向かう途中に日本最古の井戸があった。「玉ノ井」という。(写真:B16)
ここで竜宮城の物語の主人公が出会い、子供が出来てそれが神話に繋がったという井戸だという。今は枯れてしまったが国宝だそうだ。(写真:B18)
池田湖にいると言われている「イッシ―」の想像の模型だ。(写真:B19)
実際にはいるはずがない。ロマンだ。
指宿のホテルは指宿一番古い老舗。夕食は和定食。これまで昨晩と今朝の食事はバイキングだったので、正式な定番の和食となった。湾内や近郊で獲れた新鮮な魚をメインにしている。(写真:B20)
プラスして黒豚の角煮(写真:B21)
鰻の蒸篭蒸し(写真:B22)
茶碗蒸し(写真:B23)
本当はこれ以外に薩摩豚のすき焼きがあったが、写真を撮り忘れた。
全て中々に美味しかった。鹿児島弁の社長の挨拶も面白かった。
実は指宿は2度目なのだ。それも大昔のこと。結婚して妻と妻のご両親との旅で、未だ長男が生まれる前に九州一周をした時以来なのだ。砂風呂に入った記憶もある。サラリーマン時代には九州には何度も来たが、各県庁所在地の役所廻りであり、観光とは一線を画していた。鹿児島もそんな一つだ。10年以上前に屋久島に行った時に立ち寄って鹿児島市内観光をした位だろうか。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「スラムドッグ」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年86作目)
主人公は飼い主に捨てられた犬。路上で孤独に生きる犬たちが仲間を集い捨てた飼い主に復讐するというお話し。犬に卑猥な言葉を吐かせ演じさせる大人のコメディーだ。

11月17日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「首」「鼻腐し」「モナ・リザ アンド ザ・ブラッドムーン」「リアリティ」「スラムドッグ」「NO選挙 NO LIFE」「コーポ・ア・コーポ」が紹介されていました。

また、11月17日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「リアリティ」「1%の風景」「東京遭難」「マーベルズ」「モナ・リザ アンド ザ ブラックムーン」「スラムドッグ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」「曖昧な楽園」「メカバース・少年とロボット」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州に行きました。
11月は更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、12月は更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「乱鴉の空」(あさの あつこ 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年166作目)「弥勒」シリーズ第11弾

「刃の真相」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年167作目)「お庭番の二代目」シリーズ第18弾完結編

「成り上がり弐吉札差帖」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年168作目)「同」シリーズ第1弾