「J REPORT 2017 1月第4週号」
「リタイアメント・ノート 8年7ヶ月目」
「VOL。986号 SINCE AUG.12th、1983」
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「旅暦70、マルタの旅、後半」
「首都ヴァレッタ」
1月13日金曜日
島の東側に首都バレッタがある。ホテルからは車で20分程だろう。途中、有名なレストラン「バルクーダ」があった。友人からの勧められたレストランで多くのセレブが訪れる店だというが、行く時間がない。小高い丘のバスターミナルの横に「独立記念塔」が建てられていた。1964年の年号が描かれていた。(写真75:独立記念塔)
旧市街の入り口には現代的な門があった。斬新なデザインだが、設計者は関空のターミナルの設計者だそうだ。(写真76:門)
入ってすぐの右手は「国会議事堂」。これも斬新だ。(写真77:議事堂)
フランス人の有名な騎士団長の像があった。(写真78:騎士団長像)
今でいえば首相か大統領なのだろう。選挙で選ばれたという。「アッパー・バラッカ・ガーデン」に行く。ここからの眺めは最高だ。下がヴァレッタの港だ。天然の良港だ。幾つもの入り江が重なっている。(写真:79:港)
対岸に「聖マルタ騎士団」が今も住む城があった。(写真80:聖マルタ騎士団の城)
ここはバチカンと同じで一応独立国家で世界中の国と国交を結んでいるという。因みに日本とはない。今も一人の騎士団員が住んでいる。港を守る大砲が並んでいる。(写真111:大砲)
新市街地は丘の下に広がっている。(写真112:新市街地)
「聖ヨハネ大聖堂」
「聖ヨハネ大聖堂」に入ろう。(写真81:内部)
大聖堂内部の壁の金の装飾は全て純金24金だというから物凄い資産だ。(写真82:豪華な内部)
(写真83:豪華な内部)
壁の部分に人物の絵が描かれているが、その人物像の影が柱の金の部分にも掛かっている。しかしこれは「騙し絵」で、実際には影はない。ペインティングしてあるだけなのだ。(写真84:騙し絵の影の部分)
床は騎士団員のお墓となっている。(写真85:床部分)
勿論壁にはキリストの磔刑もある。(写真86:キリスト磔刑)
祭壇を観てみよう。(写真87:祭壇)
祭壇の前の部分に「最後の晩餐」の絵が刻まれているのだが、よく分かるだろうか?(写真88:最後の晩餐)
この大聖堂の一室に有名なイタリア人画家「カラバッジョ」が描いた絵が二枚ある。残念ながら、撮影禁止なのだ。そこで絵の写真をご紹介する。(写真89:聖ヨハネの首切り)
3m四方位の大きな絵で天才画家カラバッジョがローマかミラノで犯した殺人事件から逃れて、ここの司教様を頼って来て、この絵を描いた。もう一枚も素晴らしい絵があった。半年ほど前、東京でもカラバッジョ展が開かれて訪れたが、イタリアが生んだ天才で、光の魔術師とも呼ばれ、後世の画家たちに多大な影響を与えた。多分フェルメールなどもその一人だろう。