「ラスコー展」

「ラスコー展」(写真L1)

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クロマニオン人が残した洞窟壁画として有名なラスコー。私も2013年秋に現地で洞窟を訪れたことがある。本物は劣化が激しいので完全封印されていて、「ラスコー2」として完璧な複製が地下に出来ていた。今回は「ラスコー3」として出来上がった一部の模型が展示されていた。全長200mもある洞窟だから、それの一部しか再現されていないが仕方がない。約2万年前の旧石器時代。そこに暮らしていたのはヨーロッパ人の祖先であるクロマニオン人だった。(写真L2)
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縮小させた模型もあった。(写真L3)
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(写真L4)
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暗い洞窟内部に描かれた動物たちが淡い光に浮かび上がる。(写真L5)
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こんな家族がいたのかもしれなかった。(写真L6)
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一番多い動物は馬。それも躍動的な馬の姿が描かれている。その他、牛やバイソン、鹿もいる。それらが鮮やかな色で描かれている。まるで芸術だ。今生き残った人類は、約5万年前にアフリカから全世界に散らばっていった。それ以外にも人類はいた。例えばネアンデルタール人や北京原人などもそうだが、結局生き残ったのは我々現代人になる「ホモサピエンス」のみだった。(写真L7)
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この時代のクロマニオン人の骨を調べると、ネアンデルタール人のDNAも1%と少しだけ入っているので混血化しているが、徐々にネアンデルタール人は滅んでいったということで、DNAのごく僅かが残されたということらしい。当時の人は平均で男が176cm、女性が173cmと意外に背が高かったようだ。
(写真L8)
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(写真L9)
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(写真L10)
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(写真L11)
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南フランスで発見された「ラスコー洞窟」の壁画。勿論、人類の貴重な世界遺産だ。来年2月まで「国立科学博物館」で公開されている。外に出ると「スカイツリー」が光っていた。(写真:スカイツリー)