「関西への道、甲子園への道」

「J  REPORT 2016 11月第4週」
「リタイアメント・ノート 8年5ヶ月目」
「VOL。977号 SINCE AUG.12th、1983」
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「関西への道! 甲子園への道!」
本当に感激の一日だった。朝から熱風ならぬ南風が吹き、列島は久し振りに暖かい晩秋or初冬を迎えた11月13日の日曜日。どちらから話せばいいか?はやり時系列で話すべきなのだろう。
午前10時45分の「アミンバイタル・スタジアム」。正面スタンドは青色で埋め尽くす母校応援団。勿論私もその中の一人だ。バックスタンド側は半分も埋まっていないが、早稲田大学高等学院の応援団。早慶戦恒例のエール交換が始まる。まず母校が「塾歌」を歌い、エールを交換、そして早稲田が校歌を歌い、エール交換。それはそれぞれが母校の応援を終えると相手校を応援するという早慶戦ならではの光景だ。(写真1:エール交換)

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(写真2:試合前練習)
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(写真3:試合開始直前のハドル)
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早稲田は地区大会では東京第2位、母校は神奈川第1位。今年の春のシーズンはこの組み合わせで母校が勝利した。さあ、どうなるのか?キックオフは早稲田、母校はレシーブで攻撃開始。しかしこのシリーズ、ボールを進めることが出来ず、第4ダウン、ボールオン自陣29ヤードでパントキックとなった。だが、早稲田ディフェンスが猛チャージし、キックのボールを叩いて、そのボールを持たれゴール間際まで進ませてしまった。早稲田応援団は大歓声。開始早々、大ピンチの母校。残り10分、ゴール前1ヤードから早稲田のランプレーが決まり、タッチダウン(TD)。トライ・フォー・ポイント(TFP)も決まり、0:7とリードされる。その後、母校は攻めに攻めるが、反則が相次ぎ、4つの反則で合計50ヤードを失ったため、得点出来ず、一方早稲田はオフェンス力不足でダウン更新が出来なかった。
第2Q、残り8分47秒、敵陣47ヤード、エース・ランニングバック4番佐居君のビッグランでTD、TFPも決まり、7:7の同点となった。さあ、ここからだ。しかし第2Qも3つの反則で35ヤードの罰退となり、中々攻撃が継続出来ない。残り8秒、また4番がゴール前2ヤードのランでTD、TFPも決まり、14:7と漸くリードした。前半戦を見て、早稲田は得意のパスが母校ディフェンス陣のパスカバーに翻弄され、殆ど決まらず、ファーストダウンを取ることが出来なかった。やはり昨年の優勝チームとしての戦力よりは大きくダウンしていた。昨年は関東大会決勝戦で同点でタイブレークに突入し、母校はTFPのキックを失敗して敗れただけに、今年こそとの思いが募る訳だ。(写真4:前半戦のスコアボード)
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後半戦開始、第3Q、残り4分11秒、早稲田陣に進んだが、ゴール前16ヤードから第4ダウンにフィールドゴール(FG)を蹴ったが失敗。また早稲田も第4Q,残り10分、母校陣9ヤードのFGに失敗、14:7のままだ。残り4分25秒、早稲田のパスを母校がインターセプト、残り31秒、4番のランでTD、TFPも決まり、21:7と差を開き、試合終了、見事昨年の雪辱を返した。(写真5:最終スコアボード)
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(写真6:両校挨拶)
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いよいよ決勝進出だ。相手はこの試合の後に佼成学園(東京第1位)が駒場学園(東京第4位)を43:14で破っており、母校対佼成学園の戦いとなった。これは春の関東大会と同じ組み合わせで、この時は母校が勝利している。11月23日に駒沢第2球技場で雌雄を決する。