「香港での食事を楽しむ」

「手前勝手世界食物語、第428号」
「香港での食」
「鹿鳴春飯店」(スプリング・ディア)=九龍サイド、ツィムシャーツィ駅近くのモディーロードにある
香港に来た時には必ず寄る店だ。大半が地元民だが、たまには日本人もいる。香港には20数度来ているが、この店の北京ダックは秀逸だと思う。一回の香港旅行で二日通ったこともある。(写真:店の看板1)

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(写真:店の看板2)
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北京ダックだが、勿論目の前で皮を剥ぐ。熱々のダックは店の厨房の釜で焼いている。それを運んできてコックが客の目の前で捌く。(写真:北京ダックの姿)
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(写真:北京ダックの切り身)
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ダックの切り方だが、こちらは広東式で皮と身も厚く合わせて切る。だから美味しい。自家製の小麦のシートにダックとネギとキュウリに黒くて少し甘い味噌タレを塗ってシートにくるみ食べる。実に美味しい。遅く来ると品切れの時がある。がっかりさせられた経験も数度ある。

「霞小飛」=九龍サイド、モディーロードのK11ビルB1
ネットで調べたら、ホテルからも近くに小洒落た店として紹介されていたので初めて行ってみた。まあ女性向の店だった。コース料理を頼んだ。「焼豚」と「紹興酒漬けの鶏肉」が先附で出て来た。次が「小籠包」。(写真:小籠包)

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これはしっかりとスープが入っていて合格点だった。
次が「雲吞スープ」。(写真:雲吞)
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これも大きめな雲吞が入っていた。ちょっと薄味のスープだった。追加オーダーしたのが日本産の「ホタテ」。(写真:ホタテ)
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一個58ドルとちょっと高かったが、まずまずの味で美味しかった。
更に「豆腐料理」。これは豆腐を衣に付けて揚げたもの。(写真:豆腐)
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ボリューム満点だった。最後は「大海老のニンニク唐辛子炒め」。熱々の海老だったが、美味しかった。もうお腹が破裂しそうな位食べました。値段は昨晩の北京ダックとほぼ一緒でした。まあ、ちょっと高いか?

「鯉魚門、金輝海鮮酒店」=九龍サイド、東の端の鯉魚門
毎回ここではこの店しか行かない。店先の魚屋で仕入れたのは、生きた海老、蝦蛄(シャコ)、蛤の三品。鮑や魚、伊勢海老も勧められたが、高そうだからやめた。海老はスチームしただけで、殻をむいて醤油味のタレで食べる。広東料理の中で一番シンプルで美味しいのがこの海老の食べ方だろう。絶対に外せない食材だ。次の「蛤」も絶品だった。蝦蛄はぷりぷりしていて美味しかった。油でさっと揚げただけだが、中華風の食べ方でも美味しさは変わらなかった。(写真:シャコ)

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追加で季節の野菜と焼きそばを頼んだ。(写真:季節の野菜炒め)
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(写真:焼きそば)
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食べ過ぎました。でも満足でした。また香港に来て食を楽しもう。帰りがけ、JTBの大型バスがやってきて日本人観光客が押し寄せて来た。ここも観光地化されてしまったようでした。
以上、香港から帰国した勢古口がお送りしました。