「クラーナハ大回顧展」
次に訪れたのは「国立西洋美術館」。ここでは余り日本では知られていないドイツの画家「クラーナハ」の絵画展が開かれていた。勿論日本初の公開だ。(写真:1)
ルカス・クラーナハ(父、1472-1553)はドイツ・ルネッサンスを代表する画家だという。同時期に宗教改革が始まり、マルティン・ルターの友人でもあったという。写真1に写されている絵は、「フォロフェスネスの首を持つユディト」という作品で、宗教的な意味合いを持ち、キリスト教を守るために敵と戦ったというお話しだという。次の絵が写された会場入口のものは「ヘラクレスとオンファレ」という題でヘラクレスが女性たちに誘惑されているというもの。(写真:2)
彼の絵は物語上のヒロインを描いたものが多いという。(写真:3)
これは写真1と同じものだ。また裸婦を描いたものは、「ヴィーナス」だ。(写真:4)
ヴィーナスが自らの身体に刃物を突き刺す直前の絵だと言う。1517年に開始された宗教改革から来年で500年ということで開催された展覧会でした。(写真:5)
ルネッサンスというとどうしてもイタリアを思い出すが、ドイツにも良い絵がありますね。