「高校フットボール県大会・決勝」(於:日吉陸上競技場)
その日10月9日の日曜日の朝は天気予報に反して「朝焼け」が美しかった。
しかし、徐々に雲が出始め、やがて強い雨が降り出した。試合開始は午前10時、本降りになったグラウンドは人工芝であるが、水溜りが出来てしまっていた。試合は雨中ながら、相手の「法政第2高等学校」はパスを連発、これが決まるが肝心なところでファーストダウンを奪えず攻守交替。しかし母校もランプレーに徹して攻めるが中々ゲイン出来ず、第1Qは一進一退で終了。(写真:雨中の戦い)
第2Q開始早々、ランニングバックNO.10の黒川君の3ヤードランでタッチダウン、TFPも決まり、母校が7:0とする。その後法政2は母校陣内深く入るが、TD出来ずフィールドゴールを狙い決まる。これで7:3。その直後のキックオフリターンでエースランニングバックNO.4佐居君がロングリターンし、敵陣20ヤード付近まで進む。そこでまたNO.10が1ヤードのランでTD,TFPも決まり、14:3。しかし法政も反撃し、ハーフタイム直前QBの3ヤードランでTD,TFPも決まり、14:10と僅差のリードで前半終了となった。雨のほうはほぼ止んできた。第3Qは終始法政の圧力が強まり、主導権は法政が握っていた。そして第3Q半ばにフィールドゴールで14:13と1点差まで迫られた。完全にペースは法政側に。第4Q残り3分19秒、母校もフィールドゴールを決めて、17:13となるが、以前1TDで逆転されてしまうピンチが続く。写真は母校の蓮プレーの連続だ。右オープンを走る。(写真:ランプレー1)
(写真:ランプレー2)
(写真:ランプレー3)
(写真:ランプレー4)
(写真:ランプレー5)
(写真:ランプレー6)
そして残り2分51秒、敵陣ゴール前のディフェンス。敵は第4ダウンとなり、パントを蹴ったが、ディフェンスの早いチャージでボールを蹴った瞬間に叩かれ、ボールはそのまま敵陣のエンドゾーンを越えてしまった。これで母校のセイフティーとなり、2点追加、19:13と6点差、即ちTDで同点、TFPで逆転となる状態となった。しかし残り時間が少ない。結局そのまま試合終了となった。(写真:試合終了)
部員全員が応援に訪れた人たちに挨拶する。(写真:列)
全体の印象としては、兎に角法政のパスが良く決まっていたことだ。これは母校のパスディフェンスの悪さだ。特にサイドライン際のパスは殆ど抜かれてしまっていた。また前半は押していたオフェンスラインも後半は押され気味でオープンを抜かれていた。また反則の多さ、スナップの悪さが決定的な場面で起き、練習不足の感は否めなかった。もっと確実なプレーをするよう練習することを望む。さて、神奈川県で優勝したので関東大会はシードされて2回戦からの出場となる。