4月26日(火曜日)「マドリッド」
まずはスペイン広場に行く。ここにも大きな塔が立っていた。(写真104:スペイン広場)
背後に高層ビルが建っている。広場の中心に「ドン・キホーテ」と従者「サンチョ・パンサ」の像が建っている。(写真105:ドン・キホーテの像)
彼らの像の後ろが作者のセルバンチェス氏の像だ。
不思議に像に群がる中国人。人迷惑を全く考えない利己主義の人種だ。だから世界中から嫌われる。次に向かったのが「宮殿」、なんと3000もの部屋があるという。表に「フェリペ4世」の騎馬像があった。彼の時代、スペインの植民地では日が沈まなかったというほどの領土を持っていたという。(写真106:フェリペ4世の像)
(写真107:宮殿)
マドリード市内では貸し自転車が活躍していた。年間600ユーロ払えば使えるらしい。電動式だという。(写真108:電動自転車)
乞食もいた。(写真109:乞食の女性)
市内の中心部の「太陽の広場」を通過。ライオンの像があった。(写真110:太陽の広場)
「プラド美術館」
ここは素通り出来ない場所だ。残念ながら撮影禁止でした。(写真111:プラダ美術館全景)
(写真112:プラダ美術館入り口)
さあっと1時間廻って説明を受けたのは、「受胎告知」(フラ・アンジェリコ作)、「七つの大罪」(ボッス作)、「自画像」(デュラー作)、「弟子たちの足を洗うキリスト」(ティントレット作)=これなどは最後の晩餐の直前を描いているもので素晴らしい出来だ。遠近法により本当に絵の向こう側にテーブルと人々がいるかの如く錯覚するほどの出来栄えだった。「羊飼いたちの礼拝」(エル・グレコ作)、「宮廷の侍女たち」(ヴェラスケス作)、「裸のマハ」と「着衣のマハ」(ゴヤ作)=傑作中の傑作だろう。当時のタブーを破って裸婦を描いたものだ。「カルロス4世一家」(ゴヤ作)=これなど絵の前で実際には観えていない国王と王妃を絵描きが描くものを後ろの鏡を通して観させるなど実に高度で緻密なものだ。「マドリード市民の処刑」(ゴヤ作)=フランスのナポレオン支配下にあったマドリードで市民が蜂起して失敗し、処刑される場面を描いたもの。実に素晴らしい。最初の「受胎告知」は美術館ガイドの表紙に描かれている。(写真116:受胎告知)
「快楽の園」(ボッス作)は売店の壁にレプリカがあった。(写真113:快楽の園)
裸婦を描いたものは表にゴヤの像の下に彫刻として置かれている。(写真114:ゴヤ像)
(写真115:裸のマハ)
美術館の前に「ヘレニモスレアズ教会」がある。(写真115-2:教会)
もう一度「コロンブス広場」を廻る。大きなスペイン国旗がはためいていた。(写真117:コロンブス広場)
(写真121:広場と国旗)
またまた道路沿いに車に近づく物乞いを見掛けた。(写真122:物乞い)
貧富の差は大きいのだろう。