「J REPORT 2024 6月第3週号」
「リタイアメント・ノート 14年12ヶ月目」
「VOL.1372 SINCE AUG.12th、1983」
「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口
追加して「癌になるな」もね。
「人生は旅の如くNO.13-2009年編・第11話、12月の桂林にて」
中国でも有名な景勝地である桂林は生憎乾季で水量が少なかった。メインは川下りだ。大小の山々が川の両岸にあり、まるで水墨画を観るような観光地で、金額は忘れたが人民元の紙幣に毛沢東の肖像と一緒に描かれている風景だ。川には鵜が生息しており、田舎そのものの景色だった。それ以外に何もないところと言うのが印象だった。
中国は当時発展途上の真最中で驚いたのは「北京首都国際空港」の広さと便利さだった。これが中国かというのが実感できるのが共産主義の力なのだろう。土地は全て国家の物だから何でも造れる。人がいても邪魔だから強制的に退去させられる。でもとても住む気にはならないのが中国だ。その後大連と西域、それに香港には4度ほど行ったが、もう今は行く気にもならない。
桂林は中国南部にあり、香港の西北、海南島の北に位置する田舎町だ。北京経由どこの空港に降りたのかは覚えていないが、まあ景色を楽しむしかないところだった。中国で驚いたことの一つに立派な高速道路があるのに車が全く走っていない。何故?と聞くと手抜き工事でいつ壊れるか分からないから地元の人は使わないと言われた。共産主義の弊害なのだろう。権力が正常に機能しているとは言えないのが中国だった。だから習近平が汚職撲滅に動かざるを得なかったのは理解できる。13億の民を統治するのも大変だ。でも毛沢東時代への回帰はないだろうに。
またまたミスが発見された。この年の8月に訪れた西安の旅では、九寨溝と黄龍を抜かしていた。仕方ないので次週でお伝えすることとする。