「健気な桜の花」

上は満開の桜なのだが、根本付近に健気に小さな芽を出し花を付けている桜があった。何か微笑ましい光景だ。皆、桜を見上げているが、下でも頑張っている花があることを忘れてはならない。

映画「ワイルド バンチ」(みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55作目)
「野生の仲間たち」という意味らしいが、20世紀に入ってのテキサスとメキシコでのお話し。鉄道の駅の金庫を襲ったワイルドバンチたちは罠だったことを知る。そこでメキシコの軍閥の依頼で合衆国陸軍の武器を運ぶ鉄道を襲うことにした。まんまと鉄道に積んであった武器を奪った彼らを米陸軍、賞金稼ぎ、そしてメキシコの軍閥らが次々と襲う。果たして最後はどうなるのか?

映画「SOMEWHERE」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年56作目)
映画スターの父親と11歳の娘のお話しなのだが、どうも母親とは離婚したか別居中なのかよく分からない。そんな父親は女性関係が非常にお盛ん。娘とミラノに仕事上の旅行をしたりと仲の良い父と娘なのだが、この映画が言いたいのが何なのか全く分からなかった。娘役はダコタ・ファニングの妹エル・ファニングだったが、スタイルの良いだけで姉のような演技は出来なかった。

映画「津軽百年食堂」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57作目)
明治42年創業の弘前にある名物津軽そばの店「大森食堂」のお話し。4代目となる息子は東京である意味フリーターのような生活。偶然知り合った女性は同じ郷里の写真館を娘で写真家の助手だった。息子の父親3代目が交通事故で骨折、祖母から頼まれて息子は帰京し食堂を再開する。果たして100年の味を守れるのか?ちょっと話しが上手過ぎるのが玉に瑕か。

日経新聞4月15日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「メアリー&マックス」が4つ星、「木漏れ日の家で」が4つ星、「ガリバー旅行記」が3つ星、「エンジェル・ウォーズ」が3つ星、「キラー・インサイド・ミー」が3つ星、「孫文の義士団」が4つ星、「ダンシング・チャップリン」が4つ星でした。

「シノプスシ120」(読書シリーズ120)
本「幻の声」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年84冊目)
本「紫紺のつばめ」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年85冊目)
本「さらば深川」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年86冊目)
本「さんだらぼっち」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年87冊目)
本「黒く塗れ」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年88冊目)
本「君を乗せる舟」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年89冊目)
本「雨を見たか」(宇江佐真理著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年90冊目)
「髪結い伊三次捕物余話」シリーズ。廻り髪結いである「伊三次」は八丁堀の同心「不破友之進」の手先も兼ねていた。廻り髪結いとは出張床屋のこと。そして深川芸者の「文吉」こと「お文」は伊三次の恋人。彼らを中心にして事件は起こる。一度は喧嘩別れした二人だったが、漸く元の鞘に戻り、結婚もし息子も授かる。読んでいて泣けてくるような人情話しばかりだ。過去にテレビ映画にもなったというが、納得の話しばかりだ。読むのが楽しい本でした。

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