「手前勝手世界食物語、第201話」

「レバーフライ」
月島に「レバーフライ」を売る店がある。「ひさご家阿部」という店だ。この辺りではちょっと有名な店だ。牛だか豚だか知らないがそれらの薄く延ばしたレバーをフライに揚げてメ[スをたっぷりとかけたものだ。一枚@140円だが、この間50枚買っていく人をみた。どうやら地方の知人にでも送るらしい。ユーパックの入れ物も貰っていったからそうなのだろう。メ[スにどっぷりと漬けてあるところが面白い。これをそのまま食べてもいいのだが、サンドウィッチの具にすると更に美味しく感じる。野菜を刻み、このレバーフライとチーズなどを挟み出来上がり。味付けにはメ[スを更に足しても良し、マヨネーズを加えても良し、マスタードをプラスしても良し、とにかく美味しいものが出来る。これを買ってきてサンドウィッチを作り、娘は会社に昼食の弁当で持って行ったりもしている。意外に美味しい下町の味だ。この店の近くには「焼き豚の高砂」という店もあり、ここもドイツの大会で優勝したとか言う焼き豚があり、年末には買い求めるお客の列が並ぶほどの人気店だ。月島、佃島は古い店も多く、昔の味というか下町の味と言うか、そういった懐かしい味が楽しめる地区だ。
以上、勢古口が初夏の香りが匂い始めた東京からお送りしました。

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