「聖路加国際病院で一日を過ごす」

「聖路加国際病院で一日を過ごす」
本日は聖路加国際病院でほぼ一日過ごすことになる予定だ。まず「血液採取と検査」を経て、「内分泌科」を受診、「フットケア」部門で足の爪等の手入れ、「消化器内科」を受診。これが本日のメインになる。肝臓癌のその後の対策等を話し合うからだ。そして更に「整形外科」の受診後は「リハビリ」で膝の訓練をするのだ。
禁酒の効果で大半の数値は完全に普通の人の状態になっていた。医師からは少し薬を減らそうとすら言われた。が一方で肝心の消化器内科ではMRIによる再検査を申し付けられた。細かい癌細胞がどうなっているかを再度調べた上で対応策を練るというのだが、抗癌剤の使用になると言われた。がっくりだが、もっと重要だったのは、アルコールは禁止だということだった。癌の発生がアルコールのせいかどうかは分からないが、その要因の一つになっているとの医師の発言だった。がっくり来て生きる気力を失い掛けた。仕方がない。癌が治るまでは禁酒を続けざるを得ない。膝のリハビリは来月で終了ということになった。まだ右膝は完全には伸び切らない。少し曲がった状態なのでストレッチを継続するしかない。朝一番からで診察終了は、午後3時過ぎだった。疲れたなあ。精神的にも疲れた。
だが、癌を告知されたことで死ぬということをはっきりと意識するようになったことがある意味良かったかも知れない。アルコール性肝臓癌のようだから、アルコールを止めたし、健康に対する意識改革にもなったと思うからだ。
あと何年生きられるか分からないが、残りの人生を精一杯生きようと思う。
本来ならばこの数年続けていた北海道釧路での避暑も今年は断念し、利尻礼文の短期休暇のみにした。来年は出来れば釧路での涼しい夏休暇を過ごしたい。