「手前勝手世界食物語、第213話」

「天丼のまさる」
浅草、仲見世通りからちょっと脇に入った分かりにくいところにあるのが「天丼がおいしい店 まさる」と大きな幟が上がっている店「まさる」だ。数年振りに行った。実はこの店、いつもやっているかというと「ネタ」が悪いと店を開かないというこだわりと言うか偏屈な店なのだ。良いネタが入ればやるという気儘さ。以前はマスコミの取材お断りだったが最近は違うようだった。丁度11時30分に入店したが、既に満席で店の入口近くの椅子に座って待つことになった。小さな店でカウンターが4席、上がり框のテーブルで5≠U人程度しか座れない。私の後から来た二人連れの女性たちは外の椅子に座らされてしまった。ギリギリのタイミングで店の中に座れた私でした。メニューは一種類のみ「天丼@3500円」と「美味しい味噌汁@200円」しかないのだ。店の中には「落語」の寄席の案内ばかりが張られている。カウンターの向こう側で油で揚げる音がする。カウンターの人たちが食べ終えて私が席に付いたのが入店後20分か。それから10分ほどで天丼が出てきた。丼の上にネタが乗り、丼の蓋が被せられなくて縦に乗せてある。蓋を丼の横に置き、まずネタのいくつかを蓋に移す。そしてオモムロにネタとご飯を食べる。蓋に乗せないとご飯が食べられないのだ。天麩羅のネタは「車海老と頭」「キス」「穴子」「ハゼ」だ。特に有名なのはこの店の「穴子の天麩羅」なのだ。その日のは穴子がクルクルと丸くなってしまっていたが、本来は20cm以上の穴子一匹が丼から溢れ出ている姿が凄いのだ。車海老をまず最初に食べた。それからキス、ハゼ、最後に穴子を食べたが、満腹満足美味しかったです。カロリーが高いだろうな?と思いながら、その夜からのダイエットを考えながら食べた。蓋にまず天麩羅を乗せるというのは、名古屋名物の「味噌煮込みうどん」も同じで熱々のうどんを蓋に一度乗せて温度を下げながら食べるのと似ている。今度行こうと思っている「吉原大門」前の「土手の伊勢や」の天丼も同じ食べ方をする。店を出ると外には7?8名の女性たちが暑い中椅子に掛けて待っておられた。ご苦労様です。さて30分で一回転となると一日で10回転5時間営業とすると約80人、すると売り上げは28万円、1ヶ月25日営業だと月の売り上げは700万円、年間では8400万円か、まあこれの7掛けだとしても、5880万円。家族3人でやっているから恐ろしい利益率になるのではないだろうか?
以上、勢古口が東京からお送りしました。

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