9月21日(水)第二日目

6時40分にホテルを出発、朝食後世界遺産「海印寺」に向かう。約3時間半。色々と考える時間があるが、「高麗」がKOREAの語源とか、「ハングル文字」は子音14文字、母音10文字で出来ているという。複雑な組み合わせで世界の言語の80%をカバーできる音があるという。だから韓国人は英語も上手いのだとのこと。言い過ぎじゃない。自動車は国産車「ヒュンダイ」「キア」が殆ど、日本車はホンダのアコードが一台、ドイツのベンツが一台走っているのを観ただけだった。
「海印寺」は紀元802年創立のお寺だという。やたらと修学旅行の小学生中学生が多い。シーズンだという。石段が多く、膝の悪い私には困った場所だ。一つ驚いたことがある、流石「儒教」の国、石段を降りるのに苦難していたお婆さんに小学生が駆け寄り、肩を出して助けていたのには感動。「あんにょはせよ」と挨拶する子供たち、ここは日本とは違うと痛感させられた。ここでは国宝の「仏典を刻んだ木版」から刷った「般若心経」を買い求めた。これは家宝だ。午後から「新羅」1000年の都「慶州」に行く。途中、これも世界遺産の「良洞村」で古い民家を観て、「仏国寺」を訪れる。年間500万人が来るという寺だ。国宝がたくさんある場所だ。勿論世界遺産だ。夕方慶州に入る。別名「古墳の町」といわれている慶州は古墳群がある。恐らくここら辺りからもたくさんの渡来人が日本にやってきたのだろう。ある意味、日本の原点でもある。さて、「ウォン安」で両替したら1万円で14万ウォンだった。レートは0.071だ。焼酎の「チャミスル」が5000ウォン、350円と安い。韓国も日本と同様で資源のない国だ。従って貿易立国だから輸出にはウォン安は助かるのだが、原材料は結局輸入に頼らざるを得ない。こういった状況が果たしていつまで続くのか。資源高になった時に韓国が生き残れるのはありうるのだろうか?造船、鉄鋼、自動車、携帯電話、液晶テレビ、等々世界的に強いものはあるものの、その下敷きには日本の産業があるわけで縁の下の力持ちは日本なのだから、どうなのだろう。ところで日本は台風の影響で風雨がきつく大変だとの情報を得た。家の愛犬は大丈夫なのか?心配しています。東京からのメールがたびたび入るので日中は情報もあり、夜はホテルでNHKを観れば分かるのだが、こちら韓国は実に涼しく晴れ渡っており、日本の人たちに垂オ訳ないと思うのだった。

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