「手前勝手世界食物語、第222話」

「ドイツの食」
やはりツアー飯だから美味くない。12日の昼は「キャベツロール」だったが、いやに硬いキャベツでフォークの歯も通らなかった。夜は「チキンャeーのトマトメ[スかけ」。とにかく「美味くない」の、の一言に尽きる。夜飲んだワインはボトル当たり21.9ユーロでした。まあまあ合格点でした。夜中に目覚めたので街で買い求めてきた赤ワインを飲んだ。安かったが、それなりにまあまあの味、6ユーロ。飲めなければ捨ててきてもいいと思って買ったものだ。旅の楽しみは食なのだが、どうも安いツアー飯ではやはり期待は出来そうにない。夕食が当初嵐閧フホテル内レストランから変更になったのだが、添乗員がその場所が分からず、雨の中を右往左往してしまい、私はびしょ濡れでした。まあ旅の「垢落とし」でしょうか。昼も晩も基本は「スープ」「メイン料理+ジャガイモ」「デザート」で成り立っている。
13日の昼は「ザワービーフ」というものだったが、どうしたらこれだけ油が抜けきったぱさぱさの牛肉を提供出来るのか不思議でならなかった。どうやって作るのだろう?ポテトの方がよほど美味しいと思った。あとで調べてみたらこの料理は「リンダーブルスト」といい、牛の胸肉をコンャ<Xープで煮たものらしい。夜は魚料理で「マスのャeー」だった。今度は薄味でまあまあ食べることが出来た。しかしドイツ料理は全体に味付けが濃いと思う。特にスープの味は塩味がきつい。これでは喉が渇いてしょうがない。仕方なくビールで流し込んだ。
14日金曜日第4日目の昼食は「アイスヴァイン」、骨付きの豚肉を柔らかく煮込んだもので、これはボリュームもあり美味しかった。満足でした。東京でもたびたび食べているので私は納得が出来たが、その他の人は豚のコラーゲン一杯の脂身が苦手なようだった。私にとってはまずは合格点でした。夜は軽く「サーモンのフィレステーキ」で量も少なめ、かつ薄味でよかった。昼が重たかったので助かった。日本人には肉よりも魚の方が身体にもいいね。今日はビールを昼夜共に飲んだ。ドイツだけあって地元のビールはやはり美味しい。
15日(土曜日)第5日目の昼食は「ザクセン風玉葱と牛胸肉のャeー」。サイコロ状の牛肉を玉葱ベースのシチューで煮込んであったが、まあまあ合格点だった。これを食べ終えたのは午後3時。そして夕食が始まったのが午後6時。運転手の勤務時間の制約上の都合とはいえ、酷い間隔だ。夕食は「チキンの胸肉のグリル」でした。地元産の白ワインをボトルで頼み飲んだ。これはまあまあでしたよ。16ユーロ。料理のほうはこの程度の味なのだろう。文句は言わないことにした。旅行会社は日本人のために「牛肉、豚肉、魚、鳥肉」と種類を変えて楽しませるという心遣いは分かるが、それならばもう美味しいものを出して欲しいものだ。贅沢か?
16日(日曜日)第6日目
昼食のメインは「ミートボール」といわれたが、まるでハンバーグのような大きなものだった。同じレストランにJTBのツアー客が来ていたが、彼らはここニュルンベルグ名物の小指ほどの大きさの焼きメ[セージがメインだったそうだ。名物が食べられず残念でした。夜は中華料理。中華と入っても飲み物はビール位しかない。紹興酒もなかった。料理がどかどかと運ばれてきて、慌てて食べさせられたのでゆっくりと味合うことは出来なかった。トマトのスープ、酢豚、鶏肉と野菜の炒め物、牛肉とにんじんの炒め物、卵と海老の炒め物、レタスの煮物、ご飯、蒸しパン、デザートの柑橘類といった具合でした。味が分かりませんでした。

17日(月曜日)第7日目
朝食は「シェラトン」でバイキング形式だが、ここで「サーモン」と「鰊の酢漬け」があった。ちょっぴり嬉しくなった。街中の軽食を出す店で見ても魚類はサーモンと鰊はあったが、他の魚はなかった。昼は「ラビオリ」、夜は地元の「フランクフルト・メ[セージ」だった。地元の白ワイン(28.5ユーロ)も合わせて飲んでみたが、まあまあだった。食事に文句を言うのは止めよう。仕方ないから我慢、我慢。

18日(火曜日)第8日目
昼食には「なまずのフライ」が出た。白身魚であっさりした味がなんともうれしい。アメリカの南部料理の代賦iのはずだったが、今回ドイツで食べられたのは幸運だったのか?本当ならば「酢醤油」をかけて食べたかったのだが。兎に角日本人には受ける味具合だったが、これも量が多過ぎて皆さんたくさん残していた。さてドイツでの最後の晩餐には「カツレツ」がでた。豚肉を薄くして衣をまぶして揚げてある。これも本来ならば醤油で食べたい。ぐっと味が引き締まると思う。

19日(水曜日)第9日目
昼は「薄い牛肉のメ[ス掛け」だったが、サイドのポテトは美味しかった。夕食は搭乗する前にラウンジで茹でメ[セージを4本とビールを飲んだのでこれ以上は食べたくない。旅の楽しみの一つは食事だが、「流石ツアー飯、されどツアー飯」、食については感動なき感動の旅でした。
以上、製古口がドイツはフランクフルトからお送りいたしました。

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