「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ロストケア」(UC豊洲にて)私的評価★★★★(今年28作目)
ロストケアとは喪失の介護ということ。自分の父親を含めて42人もの老人を殺した男。彼の主張は「自分は彼らを救った」というものだった。何故ならば、それら老人たちは自らにもまた周囲の人間にも苦難を与えているから、それらから救ったのだと。対する検事との意見の対立が見所。介護に疲れ切った人たちも救ったのか?被害者家族には確かに救われたという意見もあったのだが。

3月31日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では「生きる LIVING」、「トリとロキタ」「エスター ファースト・キル」、「屋根の上のバイオリン弾き物語」、「ケアを紡いで」「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」「GOLDFISH」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第ニ部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
4月大歌舞伎第二部を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした.
「領地の乱」(佐々木 裕一 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年33作目)「公家武者信平ことはじめ」シリーズ第12弾

「浪人奉行 十四ノ巻」(稲葉 稔 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年34作目)「浪人奉行」シリーズ第14弾

「傷痕」(北方 謙三 著)集英社文庫 私的批評眼★★★★★(今年35作目)「老犬」シリーズ第1弾

「菩薩の顔」(金子 成人 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年36作目)「ごんげん長屋つれづれ帖」シリーズ第6弾

「神奥の山」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年37作目)「大江戸定年組」シリーズ第10弾