「五日目、帯広」

五日目、帯広
スーさん弟さんの友人W氏は帯広在住の方。彼の車で帯広に向かう。
道東自動車道は帯広からは阿寒町までで今後釧路を経て根室方面まで延伸する予定とか。
まず向かったのは豚丼の店「ぱんちょう」。飯亭と書く中国語読みだという。(写真:D21)
昭和初期の創業。(写真:D20)
お茶が出て来た。(写真:D2)
では豚丼登場です。(写真:D3)
甘辛く煮付けた豚肉の上のグリーンピースが乗ったのが特徴とか。初代女将の名前が梅さんだったので、梅、竹、松の順で値段が違い、梅が一番高いとか。味噌汁付きです。柔らかな肉質が好かれるのでしょうか?
午前11時過ぎなのに店は行列でした。
次に訪れたのは「馬の資料館」。(写真:D4)
ここは「ばんえい競馬場」に併設された施設だ。馬の模型。(写真:D5)
畑を耕作中だ。(写真:D6)
子馬もいる。(写真:D7)
蹄鉄を打っている。(写真:D8)
これらの所謂道産子は農耕用として身体が大きく、足腰の強い馬なのだ。フランスから輸入された母体がその源泉となっているという。私は膝が悪いので競馬場には行かなかった。
さて帯広は広大な十勝平野にあり、主力産業は農業と牧畜業とのこと。兎に角広い。牛の排せつ物を処理する施設が鹿追町にあった。「しかおい水素ファーム」だ。(写真:D18)
鹿追町の人口は5000人だが、牛の数は2万頭だという。その糞尿の量と匂い対策で造られた施設がここだ。
処理方法を簡単に説明すると、排せつ物を集めて発酵させメタンガスを集める。それを燃料にして発電と発熱を利用する。残った搾りかすは再度農耕地に撒かれ費用として再利用するという循環型施設だ。また出て来た付属で発生した水素を燃料とする燃料電池車、トヨタの「未来」20台の燃料になるという。(写真:D19)
トヨタから東京オリンピック時に使用したものを寄付してもらっているという。
町にはこの施設の倍の設備もあるのだが、それでもまだ足りないという。

さて次は皆さまには余り知られていない画家「神田日勝」の美術館。(写真:D9)
特徴的な絵が馬の半身の絵。(写真:D23)
何故なのか?日勝は作画の最中にお亡くなりになってしまったからだ。何と若干32歳だったという。馬の絵とアトリエの絵が多い画家だった。

一面の白銀の世界の向こう側に白樺の並木が見える。(写真:D10)
(写真:D11)
ここには「家畜改良センター」があるという。(写真:D12)
畑の中には雪の部分と黒く掘り起こされた土地の部分がある。(写真:S22)
理由は雑菌処理のためだという。雪が適度に降っている場合は表面に近い部分の雑菌は死ぬ。一方雪が降り過ぎると逆に雪の下の部分は保温されてしまい雑菌が処理されない。そこで土を掘り起こし、寒さで雑菌を殺すのだという。この処理をすると春になり、微生物が土地を豊かにしてくれ、もうもうと湯気を揚げるという。
列車で釧路に戻る。駅前からタクシーに乗ったが、ちょっとトラブル発生。まあでも焼き肉屋さんに無事に到着した。本日の夕食は焼き肉です。
お酒です。(写真:D13)
乾杯。(写真:D14)
肉の盛り合わせです。(写真:D15)
(写真:D16)
今日もお疲れ様でした。(写真:D17)