「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「SHE SAID その名を暴け」(UC豊洲にて)私的評価★★★★★(今年4作目)
ハリウッドの闇を暴く実話だ。1990年代から映画界の超有名プロデューサーだったワインスタインは部下の女性や女優に性的な要求を行い、断ると仕事から外すなどし、更に口封じのための示談を求めた。しかしニューヨークタイムズ紙は女性中心のチームを組み、真実を明らかにしようとする。結果当初はたった一人の証言が遂にはあのME TOO運動にも繋がり、なんと82名もの女性がワインスタインを訴えた。彼は2020年、23年の懲役刑に処せられた。感動感激、女性記者たちの素晴らしい活躍に拍手だ。

「イチケイのカラス」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年5作目)
地方都市の企業城下町で起きた事件を裁判する側から見て描いたもの。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」(TCシャンテにて)私的評価★★★★(今年6作目)
全編インタビューと実写フィルムと映画の一部分で繋ぐ。イタリアの作曲家編曲家でトランぺッターのモリコーネの半生を描き尽くす。1960年代のスパゲティー・ウエスタン(イタリアではこう表現する)の作曲を手掛けて大成功する。アカデミー賞には3度ノミネートされるが落ちる。しかし名誉賞は獲得。そして6度目で初受賞する。今も現役で活躍中だ。

1月20日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では「エンドロールのつづき」、「母の聖戦」、「ノースマン 導かれ史復讐者」、「シャドウプレイ」、「BAD CITY」、「ヒトラーのための虐殺会議」が紹介されていました。

また20日付け日経新聞夕刊の「アートレヴュー」の評価はヒトラーのための虐殺会議」が4つ星、「母の聖戦」がが4つ星、「ノースマン 導かされし復讐者」が4つ星、「シャドウプレイ(完全版)」が3つ星、「新生ロシア」が3つ星、「エンドロールのつづき」が3つ星、「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」が3つ星でした。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅、2月にオホーツク3日間の旅を予定しています。
また海外にはハワイに5月家族と行く予定です。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした.
「従者」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年8作目)「鬼役伝」シリーズ第4弾

「おくれ髪」(辻堂 魁 著)コスミック文庫 私的批評眼★★★★(今年9作目)「吟味方与力人情控」シリーズ第2弾

「あんの明日」(柴田 よしき 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年10作目)「お勝手のあん」シリーズ第7弾