「ピカソとその時代展」

「J  REPORT 2023 1月第3週号」 
「リタイアメント・ノート 13年7ヶ月目」
「VOL.1300 SINCE AUG.12th、1983」
「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。

「ピカソとその時代展」
上野の国立西洋美術館にて開催中でもう直に終了する「ピカソ展」に行こうと自宅を出たのだが、膝が猛烈に痛くてその日は諦めた。いやあ、もうどうしようもない位痛い。歩くのさえ無理だ。
翌日何とか歩けるようになったので美術館に向かった。
「ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」と銘打ったピカソやその他の作品群のほとんどが日本初公開のものばかりだという。(写真:A1)
(写真:A2)
まず絵画等の所有者だったベルクグリューン氏は、ユダヤ系ドイツ人でヒトラーの台頭から逃れ、集めたピカソ他の作品と共にスイスに亡命し、戦後ベルリンでピカソの作品等を公開した経緯があるという。当時ピカソらの絵画は退廃的ということでナチスから公開を禁止されていたという。芸術と独裁とは相容れないのだろう。(写真:A#)
それでは観ていこう。
「セザンヌ夫人の肖像」ピエール・セザンヌ(写真:A4)
「ジャウメ・サバルテスの肖像」パブロ・ピカソ(写真:A5)
「裸婦(アヴィニオンの娘たち)のための習作」パブロ・ピカソ(写真:A6)
「丘の上の集落(オルタ・デ・エプロ)」パブロ・ピカソ(A7)
「サブサントのグラス」パブロ・ピカソ(A8)
「青いギターのある静物」パブロ・ピカソ(写真:A9)
「彫刻家と彼の彫像」パブロ・ピカソ(写真:A10)
「座って足を拭く裸婦」パブロ・ピカソ(写真:A11)
「黄色のセーター」パブロ・ピカソ(写真:A12)
「緑色のマニュキュアをつけたドラ・マール」パブロ・ピカソ(写真:A13)
「黄色い家の上に咲く天の花(選ばれた家)」パウル・グレー(写真:A14)
「時間」パウル・グレー(写真:A15)
「ニースのアトリエ」アンリ・マティス(写真:A16)
「雑誌『ヴェルダ』第4巻13号の表紙図案」アンリ・マティス(写真:A17)
「縄跳びをする青い裸婦」アンリ・マティス(写真:A18)
「ヴェネツィアの女Ⅳ」アルベルト・ジャコメティ(写真:A19)
「闘牛士と裸婦」パブロ・ピカソ(写真:A20)
「中国の磁器」パウル・クレー(写真:A21)
20世紀の巨匠ピカソの作品群がこれだけの数集められている美術館も中々ないだろう。先見性に感服しました。
一体幾らの価値があるのだろう。下賤な私の考えでは芸術を語る資格がありませんね。なお、美術展は22日までです。