「I先輩の死」

「I先輩の死」
私のスマートフォンに見慣れない電話番号での通話があった。ハワイ帰宅直後のことだった。電話は元上司I先輩の奥様からだった。何とI先輩が4月中旬にお亡くなりになっていたというのだ。驚きの余り声もない。出て来たのは涙だけだった。それまでも殆ど寝たきり状態だったが、その日洗髪をしたいということで、奥様が行く美容院に行き、洗髪後、奥様が精算している間に外に出て歩いて行かれたという。奥様が店を出ていくと既に知り合いの方の腕の中に倒れていて救急車を呼んだが駄目だったということだった。享年86歳。
いやあ、びっくりし号泣してしまった私。親戚だけでの葬儀を済ませたとのことで、連絡のみで焼香も断られたのが残念だったが、遺族の御意向だから仕方ない。
I先輩とは1972年仙台支店でのお付き合いから始まり、今まで50年もの永い間お世話になった。仙台、東京、大阪と縁が深い付き合いだった。また「仙台会」という仙台支店でと一緒した一部の方々との会食は何と76回を数えた。
しかし、もう会えない。ご冥福をお祈りするしかない。来週偲ぶ会をすることとした。