「J REPORT 2013 2月第3週号」
「リタイアメント・ノート 4年8ヶ月目」、
「VOL。780 SINCE AUG.12th、1983」
「787の危機」
最新型旅客機「ボーイング787」に危機が訪れている。原因は不明だが、長期の運行停止に追い込まれており、復旧の目処は全く立っていないようだ。実は私の車「トヨタ・プリウス」の車番は「787」なのだ。プリウスを買おうと思った時に全日空の株を多少持っており、当時「787」を世界で最初に導入するというので、期待をこめて車の番号にしたのだった。早く復帰させてもらいたいものだ。
「メイド イン ジャパン」
NHKのテレビドラマに「メイド・イン・ジャパン」という番組がある。内容は大手家電メーカーの経営危機に若手社員達が会長から特命で救済策を考えるというものだが。まるで今の日本家電業界の縮図のような話しなのだ。これまで築いてきた「技術立国・日本」が中国等に追い立てられ急速に業績を悪化させ、倒産の危機に陥るというのだ。何かドラマの結論は見えてきているようだが、まあ誰もが懸念しているのが今の日本の家電業界の実態だろう。垂直か水平か、産業国「の考え方だが、私自身はやはり基本は「技術」にあると思う。技術をおろそかにして目先を追う事は長期的には間違った戦略ではないか?ドラマの結果は別として日本産業界の復活を祈りたい。
「美ら海」
地元の言葉で「美ら海」と書いて「ちゅらうみ」と読む。確かに読んで字の如く「美しい海」だとは前回も書いた。そんな沖縄だが、やはり一番問題は「水」だという。元々が「珊瑚礁」で出来た土地であり、「赤土」なのだ。従って水の保水力が弱く、降った雨は直ぐに海に流れ出してしまう。そのため各地に「ダム」や「貯水池」を作らざるを得ないという「悩み」があるのだそうだ。周囲を珊瑚に囲まれた一見して美しい南国の島として片付けてしまうには余りにも多い問題だ。人間が生きて行くためには「水」が必要だ。そんな沖縄は基地とは違う悩みがあることを知っただけでも旅した意味があったといえよう。