「別所沼の風景」
埼玉県さいたま市浦和にある別所沼は丁度沼の掃除の最中で水を抜く作業を行っていた。周囲の樹木は殆どが葉を落としており、何か病気にでもかかっているのか?とすら思ったものだった。でもなんとなく侘びしい雰囲気のする別所沼だった。
「ルブタンを履く女性」
あの有名な「ルブタン」製の高級ハイヒールを履いている女性を見かけた。靴底が赤いから、まず見間違いはないだろう。地下鉄のホームだったが、あの特徴のあるルブタンのハイヒールは女性の足を美しく見せるためのもののはずだが、女性は白い長いパンツを履いていた。「ルブタン」が泣くぞ。
「江戸の庶民の生活は楽だったか?45」
「江戸患い」
不思議な言葉なのだが、江戸に地方からやってくる人たちが掛かると言う病気だ。何が原因か?これが恐ろしいというか面白いというか、江戸だけに起こる特徴的な病気だという。江戸時代、武士の収入、幕府の収入の基本は「米」、即ち「年貢米」だった。これらの米は各地から江戸や大坂に集められた。江戸には「蔵前」があり、そこの蔵に米は入れられた。そしてそれは武士階級のために換金された。現物の米は市場に売りに出された。従って、江戸の人たちは「白米」を通常のものとして食べていた。一方、地方の人たちは米は年貢で出し、余ったのも売って現金化したから、白米を食べるという習慣は薄かったという。(雑穀中心)ところが江戸では白米、精製した米を食べていたのだ。精製して糠がなくなると、「ビタミンb1」が抜け、ビタミン不足から「脚気」になった。これが所謂「江戸患い」と言われるものだ。ヨーロッパでは大西洋を横断する航海の途中で船員が脚気になるという現象も起こっていたという。如何にビタミンが大切かと言うことだが、地方に帰国して米以外のものを食べると治ったという。大都市ならではの病気のお話しでした。