「繰糸場」

「繰糸場」
メインの建物が繰糸場だ。大空間にたくさんの繰糸器が並んでいる。茹でた繭玉をほぐし、細い糸にしてそれを何本かに寄り合わせ太い糸にしていくものだ。これらの動力は蒸気モーターだ。モーターも繰糸器も全てフランス製。フランス人技師に言わせるとちょっと古かったフランスの機械が安く手に入ったからコストダウン出来たそうだ。物は言いようだ。当時の日本人は皆だまされていたのだろう。古い機械を買ったというより買わされたのだ。同じようなことは新橋ー横浜間の鉄道もそうだ。イギリスでいらなくなった鉄道が「狭軌」だったから、それをそのまま持って来て日本に買わせた。結果日本の鉄道は狭軌になってしまった。国際基準の「広軌」ではなく。製糸器は1セット25台で6セット、合計150台の繰糸器が150名の「工女」と呼ばれる女性たちによって動かされた。中々働き手がなく、已む無く工場長は自分の娘を真っ先に働かせたという。昭和62年(1987年)に操業停止されるまで勿論機械は新しく更新されていったが、ここで稼動し生糸を生産していたのだ。世界文化遺産とはいえ、ちょっと規模も小さいので余り感動はしなかった。他にも富岡製糸場関連の施設も世界遺産には含まれるらしい。

「自宅前での交通事故」
私の自宅の目の前は丁度T字路の交差点になっているのだが、意外と交通事故が多いのだ。なんでこんな見通しのいいところで交通事故を起こすのだろうと思う。先日も急ブレーキの音と共にドスンという大きな衝撃音がした。あっと思ってベランダに出てみると、やはり交差点の角のフェンスに小型トラックが激突していた。運転席から出てきた人は膝から下に出血があり、救急車がやってきて運んで行った。単独事故だったが、どうしてあんなところで事故を起こすのか?理解に苦しむ。片側3車線に中央分離帯があり、Tのたての部分も片側2車線で中央分離帯があり、本当に見通しがいいし、勿論信号機もついているのだが、人間どこかで「魔がさす」ということか?あるいは「魔の交差点」なのか?

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