「心不全で緊急入院・闘病記」

「J  REPORT 2020 11月第4週号」
「リタイアメント・ノート 11年5ヶ月目」
「VOL.1187 SINCE AUG.12th、1983」
「心不全で緊急入院・闘病記」
水曜日朝目覚めたら、胸が息苦しい。更にかなり酷い不整脈の症状が出た。細かく早い鼓動の合間に一秒以上の空白が続く。朝の愛犬との散歩も大きく深呼吸しないと歩めない。その日はそのまま生活し、夕方外出して食事してたら、急に血圧低下し、目の前が真っ白になった。ふらふらで歩きタクシーに乗って漸く帰れた。
翌木曜日は自宅で安静にしていた。
そして13日の金曜日。9時の予約で聖路加国際病院の「脳神経外科」での頸動脈エコー検査の診断結果聞き取りがあり訪れた。検査結果は非常に良好だった。そこで医師にこの数日の不整脈を話したら「そく緊急入院」ということになり、循環器部門に移された。その時の脈拍が140。これは心房細動でこのままでは溜まった血液が脳に飛べば脳閉塞になるとのこと。だが家には犬しかいない。どうしようもない。色々な約束もあるし、だからと言って悠長にも出来ないもどかしさ。血液検査、エコー、レントゲンをしてから、一時帰宅し支度して再度病院へ。犬は息子と娘に任せるしかない。医師の話しによると、まずは点滴と血を固めない薬の投与から始めると。ベッドでは心臓の動きをトレースするモニターと、指先の酸素濃度をチェックするもの、血圧計に点滴の器具が付けられた。この時の脈拍数は150を超えていた。それでも利尿剤のおかげで度々トイレに行くことになる。
そして午後8時過ぎに漸く夕食だ。(写真:A1)
(写真:A2)
黒酢酢豚、華風和え、サラダ、ご飯200g、617kcalでした。
睡眠導入剤で眠ったが、午前2時過ぎにトイレ行きで目覚め。次に起きたのは午前5時半。早速先週のブログの配信を行った。

二日目:14日土曜日
昨晩の内に予約のキャンセルを入れる。日曜日の浅草のフグの店三角。水曜日の焼き肉のたなか畜産、更にちゃんこ鍋の黒潮。どうしようもないのが、日曜日の歌舞伎観劇と水曜日の相撲観戦。歌舞伎は折角桟敷席を確保したし、相撲も桝席の前のほうの良い席なのに残念。相撲のほうはスーさん兄弟にお願いした。
朝食は、プレーンヨーグルト、たいみそ、胡麻辛し和え、鶏肉と高野の炒め煮、ご飯200gでした。(写真:A3)
身体を拭いてもらい少しは綺麗に。そしてレントゲン撮影で、本日はあとは点滴と安静に過ごすことになりそうです。 
もう一つ問題があった。昨日受け取る予定だった「三省堂書店」からの本20冊だ。受け取る前に入院することになり、どうしようもなく、今日は朝からあちこちに電話してみた。ドライバーさんに繋がったが、保管は一週間しか無理だということで、一旦三省堂書店に返品して、後日退院後に再配達して貰うことにした。これにも結構時間が掛かった。
そんなこんなしている内に昼食となる。スープ類がない。1/2バナナ、汁1/2カラスカレイレモン蒸し、葱・若布のぬた、茄子中華風サラダ  以上、564kcalでした。(写真:A4)
これまで暴飲暴食生活をしていた私に神様が下された鉄槌みたいなものだと理解し早く元気を取り戻せるようにします。入院中は勿論禁酒ですし、じっくりゆっくり睡眠を取り、減量にも努めます。災い転じて福となす。
それとコロナの院内感染対策から来週月曜日以降の面会は原則全て禁止になりました。家族でも特別の理由がないと面会禁止です。点滴が一応終了したが、脈拍は改善されていない。心配です。
そして午後2時から同じフロアーの違う部屋に移動。そこへスーさん到着。ひともめあったが、何とか入室してもらえ、相撲のチケットを渡すことが出来た。しかし時間制限もあり、直ぐに退出でした
夕食は、フルーツ、ハッシュドビーフ、キャベツさらだ(レッドオニオン)、スチームカリフラワー、マヨハーフパック。(写真:A5)
一日の水分補給量は食事以外で1Lに制限されている。午後10時睡眠導入剤を飲んで就寝しました。
友人から天地ショーの写真が届いた。新月の月が下で、上に水星が光っていた。(写真:天体ショー)
素晴らしい写真だ。

三日目:15日日曜日
目覚めたのが午前5時半って。日の出近し。足の指にあるのが酸素濃度の検査装置。(写真:A7)
心電図の端末が胸にある。(写真:A10)
入院当時の体重は、翌日には2kg減。そして本日は3kg減。あっという間に減量だ。
点滴が入る手首の部分。(写真:A11)
点滴の管。(真:A12)
漸く日の出だ。(写真:A13)
今日は孫娘の8歳の誕生日だ。お祝いも出来ない。
朝食は、プレーンヨーグルト120g、味付けのりパック、スクラップえっぐ(芋)、トマトケチャップ、ヒジキと水菜の和風サラダでした。571kcal(写真:A14)
忘れていた月曜日の歯科医の予約をキャンセル。
昨日は身体を拭いてもらったが、今日は頭を洗ってもらった。気持ちいい。いつもの検査の後、医師が来て、現状を聞かれたが、当面不整脈以外は問題なしと答える。今後の治療方針を問うと、まずは心房細動、所謂不整脈の治療、カテーテルを入れるかも知れないとのこと。次に血液さらさらを続けて、脳への血液の転移を防ぐこと。そして肺の内部への水の溜まり具合を見て対応することの3点だった。
あっという間に昼食の時間だ。昼食は、フルーツオレンジ、鶏肉の南蛮風、柚香和え(シメジ)、ご飯200g、613kcal。(写真:A15)
今日も午後2じから5階の循環器科に移るとのこと。4階はICUの部屋で看護師も通常より多い体制で勤務しているという。5階は循環器科の集中治療室で通称「IMCU」の7号室。周りはカーテンで仕切られた大部屋タイプ。聖路加にこんな部屋があるのは初めてだった。看護師さんがやってきて「この部屋で一番元気なのは勢古口さんですよ」と言われてしまった。大人しくしていないとね。いつも通りの検査を終えたら、夕食。精進
料理のような食事g毎食出る。基本一日1800kcalで減塩だから味気ない。
フルーツ(小)、さばの龍田風レモン付け、青菜・もやしお浸し、ふろふき大根、ご飯200g、611kcal。(写真:A16)
部屋は広さ5mx5m程度で窓に壁が2面にカーテン部分の殺風景なもの。テレビがあるのはどうも私の部屋だけのようで、オキドキうなり声やうめき声が聞こえるから、かなり具合の悪い人もいるようだ。果たして本日は眠れるのでしょうか?