「中津城」

「中津城」
この城を築城したのが「黒田勘兵衛」だと初めて知った。海に面した城で河口の港に隣接していた。海運の拠点であり、中津の平野を眺められる場所に設けられた城だった。秀吉より与えられた土地が中津だったという。城の中には甲冑類が沢山あったが、いずれにしても勘兵衛ブームに乗っているのだろうか?結構観光客も来ていた。風光明媚な温暖な土地柄だというのが中津の印象だった。隠居した勘兵衛が中津にいる時に、息子の長政は関が原で戦っていた。勝利した東軍の一員として長政は家康に誉められ手を握られたと父に報告したのだが、勘兵衛はどの手で握ったのか?そしてその時左手は何をしていたのか?と問うたという。なぜ、家康をその時殺さなかったのか?と問い詰めたというのだった。黒田勘兵衛最後の天下取りの夢は去った。

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