「アヤソフィア聖堂」

「アヤソフィア聖堂」
トルコには2度行ったが、イスタンブールにある「アヤソフィア聖堂」には感動させられた。(写真:D1)
(写真:D7)
元々東ローマ帝国の首都に建てられたキリスト教の聖堂だったが、オスマントルコ帝国が台頭し征服された後はモスクとして改装された。今までは博物館としての役割もあったが、報道によると、どうもエルドアン大統領は本来のモスクに戻すという考えらしい。そうなると異教徒である我々は果たして入場出来るのか?
イスラム教のモスクになる。(写真:D2)
アヤソフィアの内部。(写真:D3)
聖母像(写真:D4)
デイシス(写真:D5)
聖母子像とユスティニアヌス一世、コンスタンティヌス一世(写真:D6)
またすぐ近くには「トプカプ宮殿」があり、ここには世界中から集めた宝石などが飾られていた。またイスラムの聖職者たちが使用したものも、そのまま展示されていた。預言者ムハンマドが使った杖もあった。
今後、信教分離が失われ宗教色がますます強くなるのか、非常に心配だ。
美しいブルーモスク(写真:D8)

「八月花形歌舞伎観劇」
3月より休止していた歌舞伎がいよいよ再開した。ソーシャル・ディスタンスをキープして一人ずつ入るが、まず検温、チケットは自分で半券を切り箱に入れる。手指消毒して漸く入場。(写真:B1)
内部は1席ずつ間隔を空けて座る。通常18,000円の席が8,000円だが、2部公演が4部公演になって席数は半分だから、興行主の松竹としては儲かるという訳には行かないだろう。(写真:B2)
緞帳は大手ゼネコンが寄贈したもの。多分住江織物のものだろう。(写真:B3)
(写真:B4)
(写真:B5)
外は酷暑だ。(写真:B6)
午後1時45分開演の第二部は「棒しばり」コミックなやり取りと踊りが中心で出演者は三人だけ。びっくりしたのは「長唄、三味線、鳴物」のお囃子連中が皆黒覆面姿だったこと。この演目は初めて観た。時間は45分。
「勘九郎」演じる次郎冠者は棒に両手を縛られ大の字になり、「巳之助」演じる太郎冠者は後ろ手に主人に縛られてしまうが、主人の留守に倉の酒を二人で協力し合いながら飲み酔っぱらうというもの。踊りが面白い。
終了は午後2時半。次の公演開始まで1時間45分あり、この間に館内の清掃、衛生消毒、換気等を行うものと思われる。退席も係員の指示による時差退席だった。

午後4時15分開演の第三部は「義経千本桜・吉野山」。「七之助」演じる静御前に「猿之助」演ずる佐藤忠信、実は源九郎狐の鼓を巡るやり取りは有名なお話しだ。「猿弥」演ずる逸見藤太が追ってだが、忠信には勝てずに逃げるというもの。約1時間もの。
(写真:B7)
(写真:B8)
(写真:B9)
気が付いたことがある。それは登場人物が少なく、また台詞が少ないことだ。恐らくコロナ禍で稽古場での接触を少なくするためと、観客へ飛沫が飛ばないようにするなどの工夫により、このような構成になったものと思われる。
それをカバーするために踊り中心の演目となったのだろう。それでも歌舞伎の魅力は充分感じることが出来ました。