「コロナ禍の旅」

「J  REPORT 2020 8月第4週号」
「リタイアメント・ノート 11年2ヶ月目」
「VOL.1173 SINCE AUG.12th、1983」
「コロナ禍の旅」
妻は特別養護老人ホームに入所している。それを旅行に連れ出すについては、色々な条件が付いた。まず帰京後は翌日に病院にて「抗体検査」を受け、陰性であることを確認すること。そして一週間後に再度抗体検査で陰性確認の上で、再びの入所を認めるというもの。更に同居者全員の抗体検査もすることという厳しいものだった。
まず最初の検査は陰性だった。その時院長先生に同居者の検査を伺ったら、必要なしとのことだった。
そして1週間後、鼻と喉から採取した検体を検査した結果、抗体検査は陰性となり、無事に施設に戻すことが出来ました。

先日の神奈川会での医師二人の話しを友人のM君がメールで送ってくれたので、それを参考に新型コロナウイルスでの対応について考えてみよう。ほぼ原文のままで記する。
「何らかの病原体に感染すると、先ず“igM”という抗体が出来、暫く(多分、10日とか2週間といった長さらしい)経つと、次に”igG”という抗体が出来てくるんだそうです。igGはモノ(抗体となる病原体等の種類?)により、体内に長く(何年・何十年といった期間)存在し続けるものと、割と短期間(数か月程度?)で消滅してしまうものが有るようです。抗体とは、抗原(各種病原体等の人体にとっての異物)うぃ完治して、①そいつにくっついて中和(人体の細胞に侵入出来ないようにする)したり、②抗原である病原体等を直接やっつける(食べてしまう?)細胞を活性化するといった複数の働きをしてくれる蛋白質の一種です。
新型コロナ(Covid-19)の場合、感染者の身体には、他の病原体等の場合と同様に、抗体が出来ます。そして、回復後は、その抗体が長く身体の中に存在してくれれば、それが次回感染時に、即座に反応して、感染を回避してくれます。“感染”という言葉の定義は、①病原体が体内に入って来る事、②病原体が体内に入り、その人に、その病原体特有の症状を呈させる事、の二通り有ると理解しています。言い換えると、広義の感染(不顕性感染を含む)と、狭義の感染(発症)という事です。ところがCivid-19感染者のデータが蓄積されるに連れて、判明したろころに依れば、このウィルスの場合は、抗体が、回復後3か月かそこらで消えてしまうらしいんです。
ところが人体の免疫系といういのは、そんな一筋縄の簡単なものではなく、遥かに複雑精緻に出来ているらしい。その一つとして、免疫系に含まれる細胞の一種に、“免疫記憶細胞”というのがいます。この“免疫記憶細胞”は、過去に感染した病原体等の事を覚えていて、そいつが再び体内に入って来ると、“お前の面には覚えが有る”と言って、抗体を作る細胞に指示?して、(消えてしまっていたその病原体への)抗体の再生産を始めさせるんだそうです。但し、免疫記憶細胞の記憶の期間が、相手とする病原体等(異物)により異なるらしい。Covid-19の場合、どれ程、記憶が持続するかに就いては、未だデータが少なくて、専門家にも分からないみたいです。

以上ですが、参考になりますでしょうか?でも一度罹ったら免疫記憶細胞が働くというのには驚くと同時に少し安心しますね。M君ありがとうございました。(写真:夕焼け)
でも、コロナに罹らないことが一番大切ですよね。
スウェーデンでは国民の間に免疫を持った人(集団免疫)を増やし、ウィルス対策にしようとしたが、第一段階では明らかに失敗してしまい、死者を増やしてしまった。だがこのことの真の効果は未だ見極められていない訳で、結果ワクチンが出来るまでには有効か対抗策なのかも知れない。

「墓参り」
旧盆入りして都内の気温は益々上がっている。35度を超える猛暑日の中、墓参りに行った。青山墓地だから近いと言えば近いのだが、お墓には日差しを遮るものがない。(写真:墓参り)
そんな中で草むしりして墓の掃除をして、お線香をあげて般若心経を唱える。もう汗が吹き出し、熱中病寸前の状態だった。それでも亡きご先祖様の霊に祈りを捧げたのだが、辛い日でした。ばてました。

「日本は亜熱帯化?」
連日ゲリラ雷雨が日本列島を襲っている。まるで亜熱帯地域のスコールのようだ。どうも日本は温帯地域から亜熱帯に移ったようだ。
そんな日の東京では雷と共に雨が降り出したが、30分ほどで通過し、空には虹が掛かっていた。(写真:虹)